今朝は自宅でブログを書いた後にササッと荷物をまとめて出発。まもなく地下鉄の中で重要な忘れ物に気付いた。
楽天モバイルのSIMカードだ。
思わず地下鉄の中で「アーッ!」と叫びそうになった。
いつもサブ回線として使っているスマホに入れていて、今回はこれを持って行かなければ現地での通信ができない。
軽量化のため、直前になってサブ回線のスマホを持っていくことをやめたのが仇となった。
メインのスマホはY!mobileなので、海外利用をすれば高額になる。即却下だ。
そこで現地で購入することを考えたが、今回は台湾と韓国の2カ国へ行く。それぞれSIMカードを購入していたら、3千円くらいの支出になってしまう。これは痛い。
出発早々憂鬱になってしまった。たかだか3千円の話なんだけど、本来支出しないはずの3千円だと考えると痛い。
そこでせめて現地到着後速やかにアクティベートできるように、よくお世話になっているKKdayアプリでSIMカードの手配をしておこうと考えた。
そうしたら、eSIMがあることに気付いた。そう、私のスマホはeSIM対応だ。でも使ったことがない。これはいい機会だと考えた。
中華電信のプランは翌日からスタートのプランなので除外したところ、CMlink(チャイナモバイル)だと即日から使えることが分かり、即決した。こちらも回線は中華電信だ。
プランはいろいろ選べるが、4日間3GBにして732円だった。ホテルではWiFiを使うので、実際は4日間で500MBくらいしか使わないだろう。それだと僅か253円で済む。これが1GBになると507円と価格が2倍になるので、それなら3GBにしておこうということにした。
で、新千歳空港へ移動中のバスの車内で設定を済ませておいた。これで問題ないだろう。
ちなみにその後の機中で眠っているとき、シェーバーを忘れてきたことに気付き、ハッと目が覚めた。さすがに6日間ひげを剃らないとやばい。これで2つ目の忘れ物。
さて夕方桃園空港に着いてみると、電波を拾っているがうまく通信ができない。
入境してアライバルホールに出る頃には通信ができるようになった。御の字だ。
すぐに國光客運のバスに飛び乗って台中へ移動する最中、再び通信できなくなっていることに気付く。
メールに添付されていたPDFドキュメントをよくよく調べてみると、11月から実名登録を済ませないと使用することができなくなったらしい。台湾政府による規制のようだ。これは盲点。
登録手続きをしようとしてもそもそも通信ができない。だからどうしようもない。
通信ができないとGmailもアゴダのアプリも開けないから、予約したホテルの名前も場所もわからない。万事休す。
台中駅に着いたらどこかWiFiの使える場所があれば、そこでホテルの場所だけは把握できる。私の記憶では宿泊先は台中駅から至近だったはず。ホテルにチェックインできればホテルのWiFiでSIMの登録もできるだろう。
そんなこんなで終日にわたって憂鬱な出だしとなったが、國光客運の車内でもフリーWiFiにつながることが分かり、ここでパスポートの写真を撮って実名登録。そうすると瞬時にメールが届き、eSIMが使えるようになった。
初日からいきなりトラブルなんだけど、それよりも現代の旅にスマホが欠かせないということが重要なのだ。特に一人旅ではすぐに頼れる人がいない。
つい5年くらい前まではすべてのドキュメントをプリントして持ち歩いていたが、今はペーパーレス。でもそれがリスクであって、ペーパーレスの弊害かもしれない。
この教訓を活かさない手はない。
そして旅は明日も続くのであった(台中のホテルから)。