Kindle Unlimitedで年間150冊の読書 耳で聴く読書を隙間時間で積み重ねる

 

Kindle Unlimitedを契約して、かれこれ5年くらい経つだろうか。

 

数年前には年契約があったが、最近は毎月更新だけになってしまったようだ。それでも「持ち運べる図書館が」月額980円、年額12,000円もかからないのだから、タダみたいなものだ。私が10~20代の頃にこんなサービスがあれば、今頃はもっと違った人生を歩んでいただろう。そのくらい読書は大切だと思っている。

 

ちなみに多読や速読、精読など読書の方法には様々な意見があって、特に読書家の人には多読や速読、大事な部分だけ読むつまみ食い的な読書を推奨する傾向があるように思う。

 

ただ、私のような凡人はまずは本を手に取って読み始めることが大切だ。とにかく読むことに意味があると思う。

 

最初はKindle端末で読書をしていたが、途中からFire 8 HDタブレットの音声読み上げ機能で「ながら読書」をするようになった。ちなみに音声で聴くのだからオーディブルなど他のオーディオブックでも構わないと思う。私がKindle Unlimitedに慣れてしまっただけの話。

 

よほどボリュームが多い本でもなければ、1冊読む(聞く)ための所要時間は1~2時間程度になる。いつも3倍速で再生しているので、このくらいの時間になる。「ながら読書」で「耳で聴く読書」だからそもそもつまみ食い的な読書方法が困難だし、する必要もあまりないだろう。読書は大切だと思うけれど、本を読む時間がないという人には最適だと思う。

 

私の場合、家事、通勤等の移動中、ウォーキングなどの間ずっと聞いている。

 

音楽を聴いたり英語を聴いたりするのもいいが、音楽はビールを飲みながら映像と併せて聴くのが楽しいし、英語は集中力を要するので「ながら」で聴くのは身になりずらい。

 

最近は、平日も休日も1時間程度のウォーキングが日課になっていて、その時に耳で聴く読書をしている。この1カ月で15冊くらい読んだ(聴いた)。年間にすれば150冊~200冊になっていて、矛盾するかもしれないが結局多読なのだと思う。

 

在宅時はブログを書いたり動画編集をしたりするような場面や英語の勉強をしているとき、新聞や映画、YouTube、アニメを見ている時などを除いて、それ以外の時間は耳で聴く読書を併用している。そうすると在宅時は意外と時間がないようにも思える。しかしそうでもない。

 

例えば平日における私の場合、起床後すぐから朝食を作って食べ終わって洗い物をし、歯磨きをして着替えて自宅を出るまで約40分、そこから通勤ランニングをしながら出社するまで約10分、合計50分間ずっと聞いているから、1冊の半分くらい読める(聴ける)。そして帰宅時は1時間程度のウォーキングやジョギングでさらに積み増しする。

 

要するに食事をしたり、歯を磨いたり、ストレッチや筋トレ、ジョギングをしているときなど、口や手足しか動かしていないような隙間時間をどれだけ活用できるかが、耳で聴く読書を進めるポイントなのだと思う。

 

逆に言えば、 もともと耳が遊んでいる時間だったわけなんだから、どんなに中身がないような本を読んだとしても、損はしないのである。

 

さらに何かをしながら別のタスクを並行して行うクセが身に付く。マルチタスクの是非についてはここでは話題にしないとして、効果的な時間の使い方について関心が増すように思う。

 

仕事中にどうすれば生産性が上がるか、何かムダ取りできないかなど、考える習慣が身に付くようになる。そして読書によって何かヒントを得て改善する、いいことづくめなのである。