私は2017年から国外で開催されるマラソン大会に参加してきた。これを書いている2024年3月現在でのべ26レースになる。私も気付けば51歳。次は60歳をめどに100レース参加を目標にしたい。
そこで、これから10年のうちに参加したいマラソン大会をリストアップしてみた。
記事の前半は私が参加してみたい大会を、後半はこれまでに参加した大会の振り返りをしてみた。
参加したい大会リスト
欧米ではたくさんの大会が開催されるが、あえて北米と欧州、それと豪州は割愛してリストアップした。
ページのリンクを貼っておきたいところだが、その大会が終了するとページが更新される場合と閉鎖される場合があるのでやめた。
日本から近い国や地域で開催されるレースから書いて行こう。
①大邱国際マラソン
先日のブログで書いた通り、大邱国際マラソンには直前まで参加を決めていたのだが、今回は見送ることになった。同じく慶州桜マラソンも見送り。
韓国で開催されるマラソン大会は、これまでソウル国際マラソンに2017年、18年、19年の3度、19年には釜山海マラソンにも参加している。
あとは、韓国第3の都市である大邱市内を走れれば今のところ満足だ。
開催日は例年4月上旬と決まっているそうで、今年は4月7日の開催となる。
②上海マラソン
上海ではフルマラソンとハーフマラソン、それと10kmのレースがそれぞれ別の日程で行われているようだ。
近日中に開催されるのは4月のハーフマラソン。
私のこれまでの経験では、たいていのマラソン大会では、フルマラソンよりもハーフマラソンのほうが参加人数が多い。
私も50歳を過ぎて、参加カテゴリーは「ベテラン」とか「シニア」という登録になってきた。今から頑張ってタイムを追うことに人生をかけたって仕方がない。さっさと成仏して完走と楽しむことを目的にしてしまおう。まあ、ただの負け惜しみだという話もあるのだが。
楽しくハーフマラソンを走って、疲れを残さずに旅を継続するのが私にとっては最も良い選択肢なのは確かだ。
③中国本土で開催されるマラソン大会
その他にも中国本土で開催されるマラソン大会がたくさんある。
そもそも中国には大都市がたくさんあるので、都市型マラソンに魅了される私にとっては嬉しい限りだ。それをリストアップしておこう。
- 成都パンダマラソン
- 重慶マラソン
- 厦門マラソン
- 北京マラソン
- 広州マラソン
- 武漢マラソン
- 杭州マラソン
書き始めるとキリがない。
その他にも大連、天津、雲南昆明など出てみたい大会は山ほどある。
ビザ免除が復活し、札幌から直行で行けるようになれば随時検討していこう。
④東南アジアで開催されるマラソン大会
まず、ベトナムで開催れるマラソン大会から。
行ってみたい都市×マラソン大会は次の3つ。
- ダナン国際マラソン
- ニャチャンマラソン
- フエマラソン
ベトナムで開催されるマラソンにはこれまでハノイに2回、ホーチミンで1回参加しており、ハノイは今年も走ろうと思う。好きな大会だ。
ベトナムではマラソン大会が多く開催されていて、同じ都市でも別のレースが複数回開催されている。これは日本でも一緒だ。
ダナンの大会は今年で11回目になるレース。直近では3月開催なので今年の参加はちょっと無理。
そこで8月開催のニャチャンか7月開催のダナンミッドナイトへの参加を検討中。いずれも新千歳発着で韓国か中国本土経由の安い航空券が見つかれば、テーブルに乗るという程度の話だ。
その他はフィリピン、インドネシア、カンボジア、ラオスのマラソン大会に参加してみたい。候補は
- マニラ国際マラソン
- セブマラソン
- ジャカルタマラソン
- メイバンクマラソン
- シアヌークビル国際ハーフマラソン
- プノンペンハーフマラソン
- ヴィエンチャンハーフマラソン
フィリピンには仕事の関係で縁があるので、マニラ国際マラソンとセブマラソンにはおそらく近い将来参加すると思う。
ジャカルタマラソンとメイバンクマラソンはインドネシアで開催される大会。メイバンクマラソンはバリで開催される。
カンボジアのシアヌークビルはさておき、プノンペンハーフマラソンには今年の6月に参加する予定。
いずれの大会も、開催時における航空券の価格次第。割安と思ったら、飛びつくと思う。
その他はタイで開催される大会だ。
タイではこれまで、バンコク2回、チェンマイ、プーケット、パタヤ、シークランの6回参加してきた。
その他に参加してみたいタイの大会は次の2つ。
- チェンライマラソン
- コンケーン国際マラソン
私にとっては、台湾で太魯閣渓谷マラソンや金門マラソンに参加してみたいという感覚に似ている。行ったことがない地方都市で走ってみたいという気持ちである。
それほどパッションを持っているわけではないものの、いつチャンスが訪れるか分からないので、一応頭の中の引き出しにしまっておこうと思う。
⑤南アジアから中東、アフリカで開催されるマラソン大会
ここから少しずつ遠くなっていく。
19年にムンバイマラソンに参加して以来、南アジアの地を踏んでいない。
南アジアで開催されるマラソン大会で参加してみたいものは次の3つ。
- ニューデリーマラソン
- ブータン国際マラソン
- カトマンズマラソン
日本からの直行便があるものの、東南アジア行きと比較して移動コストは2倍くらいかかる。したがってデリーはタージマハルを訪れる際に、カトマンズはヒマラヤのトレッキングと抱き合わせで参加できればいいと思う。
マラソン+アルファの要素を求めてコストパフォーマンスを上げたくなるのは、時間と資金が限られる会社員にはとっては仕方のないことだと思う。
次に中東とアフリカ。
中東でも多くのマラソン大会が開催されている。参加してみたい大会は次の通り。
- 642マラソン
- リヤドマラソン
- ドバイマラソン
- アブダビマラソン
- ドーハマラソン
- マスカットマラソン
- カイロマラソン
- カサブランカマラソン
- ラバトマラソン
- エジプトマラソン
- ペトラ砂漠マラソン
- ナイロビマラソン
ちなみに642マラソンはクウェートシティで開催されるマラソン大会。
リヤド、ドバイ、アブダビ、ドーハ、マスカットはアラビア半島の国々。
カイロ、カサブランカ、ラバトはエジプトとモロッコの大会。エジプトマラソンはルクソールで開催されるのでこの周辺の遺跡群への観光と抱き合わせで行けたらいい。
ヨルダンで開催されるペトラ砂漠マラソンにも興味がある。この手の大会になると参加費用も桁違いになってくるので、後回しになりそうだ。
あとはナイロビ。これは先日のブログで書いた通り今年度の参加を検討中。
2025年のドバイは1月10日、そしてエジプトマラソンが1月12日となっていて、せっかく中東まで行くのなら両方参加できれば一石二鳥だが、ちょっとタイト。
あとは政情や治安に対する懸念もあるものの、エジプト、サウジアラビア、ヨルダン、クウェート、モロッコは外務省から発信されている危険情報では危険レベル1なので、特に問題なさそうだ。
とは言え、ロシアやウクライナ、イスラエル同様、いつ何が起こるかが分からないのが世界の常である。行ける時に行っておきたいものだ。
⑥中南米で開催されるマラソン大会
最後は中南米。
日本から最も遠い地域なので、そう簡単には行けないだろう。
でも自分のことだから、数年後には走っていそうな気がする。頭の中で温めておこう。参加してみたい大会は次の通り。
- リオデジャネイロマラソン
- カンクンハーフマラソン
- サンパウロ国際マラソン
- ラパスマラソン
- サンティアゴマラソン
結局のところ、世界中のどの国でも主要都市ではマラソン大会が開かれていて、そのタイミングで旅に出かければ少なくとも50か国くらいは訪問できそうだ。
私にとって同じ趣味の一つの山歩きの場合、天候や交通アクセスの関係で難易度が上がってしまう。
一方で海外のマラソン大会は比較的気軽に参加できるし、短期間で終わる。しかも危険度が低い。40代は前半を山歩きに、後半は旅と海外マラソンに軸足を移してきたが、50代はより一層のこの傾向が強くなる気がする。
人の心はこうして移っていくものだ。
これまでに参加した大会の振り返り
写真や動画を撮っても、ブログやYouTubeに上げたらそれで終了な私なので、自分の軌跡をたまに確認する目的で振り返ってみたい。
私のデビューは2017年3月開催のソウルマラソンだった。当時のソウルは日本事務局から申し込むとAグループからのスタートができた。その波に飲まれた結果、私でも3時間半で35kmを走れていたらしい。言うまでもなく今では無理である。
第2戦目。2017年12月開催のホノルルマラソン。日本人にとって海外マラソンと言えば真っ先に思いつくのがホノルルマラソンだと思う。私もそうだったし憧れていた。2017年12月に参加。この時はエアアジアXが関空からホノルルへ行くフライトがあったので、格安でホノルルへ行けたのも追い風だった。ゴールが5時間20分。今の実力とほとんど変わらない。そう言えば私が初めて海外へ行ったのはその5年前のホノルルだった。「今度はホノルルマラソンを走るために来る」と何気なく行ったことが実現した。心に思わなければ何も始まらないのだ。
第3戦目。2018年3月開催のソウルマラソン。直前の2月、エントリー受付最終日になって参加を決めたような記憶がある。ANAのマイルを使ってアシアナ航空でソウル往復。土曜の夕方に着いて宿泊先はサウナ。日曜に走ってサウナ泊まって月曜早朝に帰って来る。ホント、走りに行っただけ。
第4戦目は2018年4月開催のクアラルンプールマラソン。ソウルを走って3週間後。2016年にもエントリーしていたが、現地の受付終了時間に間に合わず走れなかった苦い思い出がある。その宿題を片付けにやってきた。それももう6年も前の話、時が経つのは早いものだ。
第5戦目は2018年12月開催のシンガポールマラソン。9月に交通事故で歩けなくなってから約3カ月。まったく練習もしておらず、とりあえず6時間オーバーで完走(完歩)。私にとって過去最も「暑い」と感じたレースで汗でゼッケンはボロボロ。暑さに慣れない北海道民には東南アジアのフルマラソンは本当に過酷。
第6戦目は2019年1月開催のムンバイマラソン。初インド。シンガポールマラソンから1カ月。このレースも6時間超えだったけれど、機会があればもう一度参加したい楽しいレースだった。この時の旅程は、前月のシンガポールマラソン参加をANAマイルで日本ーシンガポール(24時間以内の滞在)ーバンコク(ストップオーバー)としてバンコクからタイエアアジアXで一時帰国。年が明けてムンバイ行きは日本からタイエアアジアXでバンコク入りし、そこからANAマイルの続きでバンコクームンバイー日本。
第7戦目。2019年2月の香港マラソン。ムンバイから1カ月。洋上の風が強かった記憶が残る。尖沙咀からネイザンロードを駆けるスタート、九龍から香港島に渡ったあとの最終2kmはとにかく楽しい。
第8戦目。2019年3月開催、3年連続参加のソウルマラソン。そしてシンガポール、ムンバイ、香港と4カ月連続で海外マラソン参加。走ることを習慣にしていても、誰しもが心理的に抵抗を感じる時期はあると思う。今日は走りたくない気分なんていうのはザラにある。それを克服するためにも、こうして一定間隔でレースに参加するのはひとつの解決策だと思う。
第9戦目。2019年10月開催の釜山海マラソン。規模は大きくなく、それでいてコースは楽しくて満足度が高い。直近の2023年は10kmと5kmが開催されている。釜山への直行便が飛んでいる都市に住んでいれば、国内のレースに出るよりも安上がりで楽しめるだろう。
第10戦目。2019年10月開催、ラオスのルアンパバーンハーフマラソン。世界遺産の街で行われるチャリティラン。夜明け頃、托鉢の場面を横目に街を駆ける。そんな貴重な体験ができる大会。いつか行ってみたいと思う場所×マラソン参加という点では、この大会は最適だと思う。
第11戦目は2019年11月開催のバンコクマラソン。単独ではなく初めて友だちと参加したのがこの大会。夜間から早朝にかけて開催され、ほぼ高架上の道路を走るため、都市型マラソンとしては退屈な部類。観光のプラスアルファとしてハーフマラソンか10kmを走って気分だけを楽しみたい。それにバンコクは暑いからね。
第12戦目は2019年12月開催の台北マラソン。私はフルマラソンではなくハーフマラソンに参加。夜が明けて明るくなってからのスタートなので、街の雰囲気を存分に楽しめる大会。1年の最後を締めくくるにはうってつけの大会だと思う。
第13戦目は2020年1月開催のスタンダードチャータード台北マラソン。12月の台北マラソンに比べると開始時間が早い。ただ、スタート地点は総統府前なので台北駅周辺のホテルに宿泊していれば、徒歩で会場まで行ける。コースは概ね台北マラソンと同じと思って良く、圓山から基隆河に沿って東進、後半はひたすら河川敷を走る感じ。
第14戦目は2020年2月開催のタイシークラン。ハーフマラソンに参加するなら、11月開催のバンコクマラソンよりこちらを推したい。ワットポーと中華街の中間くらいが会場なので、早朝のアクセスはちょっと大変だが、開催当日でも受付をしてくれたところが良かった。すでにパンデミックの兆候があったが、ギリギリ直前に開催されたレース。この半月後、世界の国境は一斉に閉ざされることになった。
第15戦目は2022年7月開催のパタヤマラソン。パンデミックが明けて初めてのレースはこれだった。実に2年と5カ月ぶりである。この時期は水際対策がまだ厳しく、現地でPCR検査を受けて陰性証明書を貰わないと帰国できなかった。参加にはワクチン接種証明も必要だった。LCCもまだ完全復活しておらず安い航空券も手に入らない。そこでANAマイルでバンコクを往復、そこまでしてでも行きたかった。やっぱり海外マラソンは楽しい。
第16戦目。2022年9月開催のシドニーマラソン。このレースから走りながら動画を撮ってYouTubeに投稿するようになった。9月の日本から飛ぶと南半球は冬なので、遠くへ来たことを実感できる。ハーバーブリッジを走れて、その後はシドニーの中心部、最後にオペラハウスでゴールできるなんて最高の体験でしかない。私がこれまでに参加した都市型マラソンでは、最も充実感を感じた大会。
第17戦目。2022年10月開催のハノイマラソン。このレースのコースは面白くて好きだ。マラソン優先と考えると交通統制が不十分な側面もある。ただ、ハノイの旧市街を市民生活に負担をかけながら楽しく走らせてもらっていると考えれば、むしろ感謝しなければならないだろう。
第18戦目。2022年11月開催のバンコクマラソン。コロナ明けもバンコクマラソン参加、今回で2回目である。高架道路を往復するだけだし行動開始時間も早いので、ハーフをゆるく楽しく走って夜明けを迎える朝活といった感じ。
第19戦目。2022年12月開催のチェンマイマラソン。前夜に飲み過ぎてしまい、二日酔いで走ることに。お酒はほどほどにである。やはり5時間オーバー。コースはすこぶる退屈なものの、そもそも街のスケールが小さいので仕方ない話。チェンマイへ一度も行ったことが無ければ、観光のついでに走ればちょうどよいと思う。
第20戦目。2023年5月開催のボルネオマラソン。キナバル登山とセットの旅程を組むと一石二鳥。札幌からスクートでシンガポールへ行き、乗り継ぎでコタキナバルへ飛んで参加してきた。この大会も比較的退屈なコースだが、コタキナバルという街はアットホームで心地よいので好き。
第21戦目。2023年6月のラグーナプーケットマラソン。前々日のバンコクでは飲み潰れ、激しい二日酔いでプーケットへ。前日の夕方には何とか回復して翌日のレースに臨むものの、やはり暑さで撃沈。このコースも退屈に感じたので、もう参加することはないかな。リゾートを楽しめる人がそのついでに参加するのが良さそう。
第22戦目。2023年10月ハノイマラソン。2022年に続いて2年連続参加。今回も5時間未満で完走できたから、私にとっては相性が良いレースなのかもしれない。参加者を見ていると、本当に走ることが好きな人が多い印象を受けた。2024年も3年連続で参加予定。
第23戦目。2023年11月開催の台北スタンダードチャータードマラソン。パンデミック前の2020年1月に参加して以来3年半ぶり。12月開催の台北マラソンと比較すると参加者も少なく、ストイックに走れる大会。個人的にはこの大会が好き。24年2月開催は見送ったが、チャンスがあれば継続的に参加を続けたい。
第24戦目。2023年11月開催の高雄マラソン。高雄市を北から南へ、そしてまた北へ縦断する楽しいコース。チャンスがあればもう一度走りたい。
第25戦目。2023年12月開催のホーチミンマラソン。日本から一緒に友人親子と参加。自分は二日酔い×睡眠不足×暑さのトリプルパンチで撃沈。久しぶりの5時間20分。コースも後半になればなるほど退屈になるので、ハーフマラソンや10kmを、ハノイかホーチミンかの二択であれば、ハノイマラソンヘリテージレースを推したい。こうしてこれまでに参加した大会を振り返ると、練習量よりも直前の体調管理と気温(暑熱順化対策を含む)のほうが大切だとつくづく感じる。
第26戦目。2023年12月開催の台北マラソン。直近で最後に参加したのはこの大会。4年前に参加したときと比べてコースが変わったようだ。今回もハーフマラソンに参加。集合場所は市政府前広場、解散場所は松山運動中心なのでアクセスも便利。