休暇4日目。バンコク滞在は3日目だ。
午前中にブログを書いて10時半にホテルを出発。
週末なのでチャトゥチャックへ行こうと思う。
何度も来ているが、あえてまた来てみた。
楽しく感じないのは飽きたからではなくて、関心を持ってしっかり見ていないからだと自分に言い聞かせてみたが、やっぱり退屈に感じた。
人には耐性がある。
だから慣れによってワクワクやドキドキは薄まっていくのだろう。
その代わり、「落ち着く」とか「安心する」が増していく。
旅の後半になって、早く日本に帰りたいと思うのは、バランスを保つために起こる感情なのだろう。
隣接してMixt Chatuchakというモールがある。実は今回初めて入ってみた。
ここは涼しくて快適。チャトゥチャック市場で売られているものが全て買えるわけではないが、観光客が買うようなものはたいていここで揃う。
マッサージを受けるのもこちらのほうが涼しいし、オープンなので気軽に利用できるだろう。
3階には大きなフードコートがあり、ここでランチを済ませることにした。これで80バーツ。
選ぶものはたいてい一緒。単純に好き嫌いが多い。
タイのフードコートは安価だが、たいていの場合レストランより量が少なめ。あれこれ食べてみたい人にはそれがいいのかもしれないが。
ここのフードコートもカードに現金チャージして使用するパターン。
1人の場合、200バーツチャージすれば食事と飲み物、ギリギリでデザートも調達できる。
ちなみに、サイアムパラゴンのフードコートはチャージ後30日間有効なんだって。
昨夕から何度もトイレに駆け込んでいて、今日もランチを食べた後にダッシュ。
結局、日本に帰った瞬間治まった。
これまで60回くらい海外へ行っているが、食あたりはあくまでもきっかけであって、実はストレスが原因のようにも思う。
ミックストチャトゥチャック内のセブンイレブンで、いつものやつを購入して飲む。
カフェに入ってゆっくり過ごす行動パターンは私にはない。
こういうのを飲むからお腹壊すのかも。
ミックストチャトゥチャックのさらに奥にはJJモールがあり、爬虫類も売られている。
平日でも開いているし、混んでないところもいい。
市場の南側にブルーラインのKampaeng Pet駅があるので、そこから移動する。
コインロッカーはここにたくさんある。
荷物を持ってここへ来る場合は、モーチットやチャトゥチャックではなく、こちらの駅の利用を薦めたい。
で、チャトゥチャック付近には、結局3時間くらい滞在しただろうか。
シーコンスクエアへやって来た。イオンやららぽーとの旗艦店舗のようにデカいし、人も多い。
どちらかと言うとローカル度が高め。
ドンキホーテが入居しており、日本のものはたいてい揃うだろう。
シーコンスクエアに2時間以上滞在し、その裏にあるシーナカリン鉄道市場へ行ってみる。
バンコク滞在最後の夜は、ここで夕食を取りながらお酒を飲もうと思っていた。
しかし営業開始時間17時に全部の店が開くわけではないので、まだ閑散としている。こういうところにカルチャーギャップを感じる。
ホテルから遠いこともあり、泥酔してから長い距離を移動するのも億劫だ。
ここで飲むのはやめて、中心部で一杯やって帰ろう。
イエローラインが開通したので、Suan Luang Rama 9駅までモノレールで来ることができる。
シーコンスクエアはほぼ駅直結だが、シーナカリン鉄道市場までは10分くらい歩く。
ちなみにイエローラインはBTSのラビットカードが使える。
MRTはクレカのコンタクトレス決済が使える。
クレカと言えば、バンコクではJCBカードが使えるお店が多い。
Hua Mak駅からエアポートリンクレールでマッカサンまで移動し、ブルーラインでタイカルチャーセンター駅へ移動。
同じ鉄道市場でも、ザ ワン ラチャダーのほうがコンパクトで歩きやすい。
カラフルなテントは過去のものになったが、それでもかなり賑わっていた。
ごはんも食べずに中央の広場に座ってビール4本を空ける。小瓶なので缶ビール350ml相当の量だ。
やはりビアシンが一番好みかな。
今回の旅では、この緩く過ごした2時間が最も休暇らしいと感じた。
最後はイムちゃんに行きたかったが、BTSに乗り換えるのが面倒なのでやめた。
代わりにブルーライン1本で行けるアソークのスダーで食事をして帰ることにした。
現金の残高が400バーツしか無くて、ATMで500バーツだけキャッシングしておいて正解。
明日は午前のフライトで上海へ飛ぶから7時前には起きないと。
22時に帰路につく。
やっぱり酒飲みは電車で帰らなくていいホテルにすべきだ。
休暇5日目。出発2時間半前に空港に到着。
スワンナプーム空港は朝から混んでいるが、中国東方航空のカウンターは空いているという謎。
予想より早く出国できたので、ミラクルラウンジで軽く朝食を済ませる。
やや二日酔いなので、グアバジュースなんて飲んだりして。
16時過ぎに上海に到着。時差1時間と言え、早まると1日を損した気がする。
さらに入国に時間がかかってしまい、計画より遅めで焦る。
それにしても、上海の案内標識の類はとても見やすい。そもそも簡体字って慣れると分かりやすい。日本の当用漢字だって繁体字を略したものなんだから、大陸の簡体字に統一してもいいのではないか?
浦東空港を17時12分に出発する地下鉄に乗り、何度か乗り換えて19時に七宝老街へやって来た。
空港から2時間弱かかる距離ではあるものの、片道8元というのは破格。上海は交通費がほとんどかからないのがいい。
こういう雰囲気って、日本人にとっては台湾の九份のほうが有名かもしれない。
でもやはり本場は大陸だということを実感。
昨年は台湾を8回旅したので、どうしてもスケールの違いを比較してしまう。
七宝老街から移動して陸家嘴へ。
対岸の外灘から眺める夜景は有名だけど、私はこうして下から見上げるほうが好き。
気付けばそろそろ21時。空港へ帰らないと終電を逃してしまう。
始発だと間に合わないかもしれないから、バンコク滞在時にホテルのキャンセルをして空港野宿に切り替えた。
そんなこんなで、結局夕食を食べている時間はなかった。
そこで空港のローソンでコンビニ飯にする。
日本のコンビニの充実度は確かに最強だが、引けを取らないレベルだと思う。
到着階の椅子に座って朝まで夜明かし。寒い。
アイマスクと耳栓で武装。こんなに座席数があるのに、すぐ隣に座ってきた2名がスマホのオンラインゲームで盛り上がってうるさく、時折貧乏ゆすりもするので熟睡できず。
どこの国の人間かと思いきや、日本語話者だった。我が国も空気が読めない人間が増えているということか。
休暇最終日。5時、コンビニ飯でスタート。
35℃のバンコクから上海へ来て、寒い空港で仮眠して心底冷え切ったものだから、身体の震えが止まらない。まずは高カロリーを補充して温まろう。
ボトルのコーヒーが熱々ではなくてちょっと残念。
ターミナルは直線的な作りなので、出発前に何度も往復して4kmくらいウォーキングした。
旅の期間中は毎日3万歩くらい歩いていたので、旅先でも習慣を消化できて嬉しい。
コツはやはり生活リズムを崩さないことだろうか。旅先だからと言って、そこに全振りしないことが大事だ。
適度に食べてよく眠る。疲れたら休む。
これにて5泊6日の旅は終了。
今回の旅では昼移動をメインにする実験をした。結局、それが良かったように思う。
会社員は長期間休めないからと、今までは深夜便を使って機内で仮眠を取ることが多かった。宿泊費を削る目的もあった。
しかしそれは間違いで、旅のクオリティを上げるなら、やはり宿でしっかり休養を取ることが大切だと分かった。宿の質だって、ただ寝られればいいというわけではない。やはりかかる費用とクオリティはパラレルなのだ。
今後はそのバランスをうまく取ってスケジュールを組み立てていきたい。
もう一つ、大陸の旅はかなり楽しいと感じた。今はビザの関係でハードルが高いが、ビザ免除措置が復活したら、もっと積極的に中国を旅したいと思う。
最後に総費用。
航空券往復:42,934円
宿泊費:バンコク3泊8,614円、上海1泊2,840円
その他:1万5千円程度