· 

10年ぶりに血小板成分献血をしてみた話

昨年の12月から毎月血小板成分献血を行っていて、今日で3回目となった。私の場合、全血は身体に負担がかかると感じているので、20代の頃からほぼ血小板成分献血一択で行っている。

 

しかし30代中盤から仕事が忙しく、移動時間を含めると3時間くらいのまとまった時間が取られる成分献血からしばらく遠ざかっていた。それでも記録に残っているだけでも27回らしい。

 

そして昨年12月、約10年ぶりに成分献血をした。それから定期的に行うようにした。

 

理由は健康管理。献血をすると血液検査の結果も教えてくれるので、カラダの調子の指標として役立てたいと考えた。

 

比較的運動習慣があるから肉体的な疲労には気付きやすい。しかしカラダの内部の状態は自覚できないことが多い。私は日常的にお酒を飲むから、客観的な数値によって自分のカラダの状態を把握しておきたい。献血による血液検査の結果が役に立つと思った。

 

成分献血でどんな結果を把握できるのか

最近はアプリで献血をする場所と時間を予約し、問診もアプリで事前回答、検査結果もアプリで確認することができる。

 

人間ドッグや定期健康診断の結果のように、ペーパーで通知を受けて1回見たら終わり、次に見るのは1年先、というのとは違って、直近3回分のデータを数値とグラフで確認できる。経過を観察できるのが良い点だろう。

 

アプリ上では、

  • 血圧・脈拍
  • 生化学検査
  • 血球計数検査

これら3つのカテゴリに分かれていて、それぞれの細部項目は、

  • 血圧(最高・最低)、脈拍
  • ALT、γ-GTP、総蛋白、アルブミン、アルブミン対グロブリン比、コレステロール、グリコアルブミン
  • 赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット値、平均赤血球容積、平均赤血球ヘモグロビン量、平均赤血球ヘモグロビン濃度、白血球数、血小板数

これらの数値を知ることが出来る。

 

加えて、詳細と基準範囲、解説も見られる点は、私のような医療関係者でもなく医療に疎い者にとっては大変ありがたい。

 

だが一番のメリットは、健康維持に対する意識付けとなる機会が定期的に得られることだと私は思う。数値が変化したことに気付く→改善したのか悪化したのか→ではなぜ変化したのか→日々どうすれば良いのか、そんなことを考えたり行動に落とし込んだりするよい機会になる。いよいよ数値がおかしければ、病院で検査を受ければよい。

 

ちなみにこの3か月間、数値の変化はほとんどない。試しに1月下旬から食事とお酒の量を減らし、さらに活動量も増やしてみた。ロジカルダイエットを参考にした減量目的ではあるが、これとは別に血液検査による数値変化も確認してみたい。

 

休日を1日充てても行く価値があると思う

献血をすることで他者に貢献し、自分自身の健康管理にも役立つという点で、特に中年以上は積極的に行ってもよいと思う。

 

いまは若い世代が減っているし、高齢になると年齢制限があって献血ができなくなる(現状は最高69歳までで、60歳から64歳までに献血経験がある人に限られる)。

 

さらに体重や血圧などによる制限もあるし、最近のワクチン接種の有無、私のように頻繁に海外へ行く人は、帰国後最低4週間は献血ができないなど、意外と諸々の制限が多い。健康診断等で心電図検査を1年以内に回受けていないと、会場で検査を受けさせられるとも聞いた。

 

私も次に献血ができるのは2月21日以降になるが、海外渡航予定の都合上、実質次回は4月中旬以降になるだろう。

 

したがって、健康で条件が揃っている人こそ、献血会場へ足を運ぶべきだと思う。献血を通じて健康な人がますます健康になるきっかけになる。これは望ましいことだと思う。

 

まだ一度も献血をしたことがない人、あるいはしばらく遠ざかっていた人はこの機会に一度検討してみてはどうだろう。