2025年2月 中国ひとり旅|新千歳から海南航空で昆明と西安(3日目)

ホテル朝食

この旅3日目のブログ。

 

2日目はこちら

 

8時にホテルのブュッフェで朝食をとる。他の宿泊客はなぜかシニア世代ばかり。今年52歳になる私でも若く見えるから不思議だ。

 

ホテルはもちろん、昆明市内で外国人などほとんど見かけない。こんなにいい場所なのに。

 

今回泊まったホテルのスタッフは、とにかく全員がめちゃめちゃ親切に接してくれるんだけど、中国語がほとんど聞き取れない。

 

そもそも普通話を話しているようには聞こえない。せいぜい私には「我不会話中文。」くらいしか言えず、それも伝わらないことがちょっちゅうだ。とにかく中国語は発音が難しい。

 

昆明市内

通勤ラッシュを避けようと思い、9時過ぎに出発。昆明市内は桜が咲いていた。そして今日も晴れていて風もない。本当に快適。

 

昆明の2月~3月は晴れ続きにもかかわらず、春節後のオフシーズンときた。避寒の旅なら台湾の高雄や台南もいいけれど、今の私には昆明がベストチョイスだと思う。それに標高が1,900mと高いのでランニングの高所トレーニングにも最適だろう。

 

東風広場

地下鉄2号線で東風広場へ行き、3号線へ乗り換えて終点の西山公園駅まで行く。西山森林公園は龍門があることで有名。ここも必須観光地の一つのようだし、山歩きもあるから私とは親和性が高い。

 

ラッシュアワーはとっくに過ぎたのに意外と乗客が多い。

 

この3号線は西山森林公園へ遊びに行くシニア層の利用客がとても多いのであった。

 

龍門と西山森林公園

西山公園

終着駅を出ると、両側に飲食店がズラリと立ち並ぶ。商店街のようだ。

 

西山景区

ほぼ何も調べずに来たので、案内所で情報収集をする。

 

サクッと1時間くらいで終わるだろうと思っていたら、なんとこれが5時間もかかることになるとは!

 

西山公園昆明

珍しく日本語併記の看板があった。

  • 地铁 AB 出入口 → 地下鉄AB出入り口です

これは分かる。でも、

  • 由此上 → ですから

これは分からない。英語で there from と書かれているから、「ここから」と言う意味なんだろう。

 

西山景区

平日なのに、老若男女問わず多くの人が山を目指して歩いている。おそらく観光客が大半、地元の人はシニア世代に多いと思われる。

 

西山景区

結局、2時間くらいかけて上部まで山道を歩いてしまった。登山愛好者である私らしい。

 

龍門を訪れる最適解は、

  1. 地下鉄の駅からバスに乗って中間地点へ行く。
  2. そこからリフトに乗って、龍門周辺を巡る。
  3. 2種類のバスを乗り継いで駅へ戻る。

これが体力と時間を節約できるのでおススメ。費用対効果も高い。

 

そんなこんなで私はすべて徒歩で行動したので、地下鉄駅に戻ったのが15時になってしまった。

 

龍門景区門票

私が歩いた経路は裏側の南門へ至るマイナールートだったようだ。そこにも入場料を支払うブースがあり、30元でチケットを買う。もちろんAlipayで決済。

 

ちなみにAlipayに紐づけたクレジットカードがJCBブランドなので、決済と同時にお知らせが届く。支付宝のアプリ上でも決済金額を確認できるけれど、JCBから届くメールは日本円に換算されているので直感的に把握しやすい。

 

龍門

急峻な崖に付けられた洞窟上の階段を下って龍門へ。人でごった返している狭い道をたまに逆走してくる人がいるが、リフトではなくエコバスに乗って来ると、たぶんそういう道順になるのだと思う。

 

西山景区料金表

2025年2月現在の料金体系表。全部歩けば龍門の入場料30元(≒約632円)のみ、バスやリフトにも乗れば追加で1,000円くらいかかる。体力や時間がない方はそちらを推奨。

 

昆明地下鉄

15時に下山完了し、再び地下鉄3号線に乗って市街地へ戻る。

 

最初の行き先は市体育館駅。そこから徒歩で篆新農貿市場を目指す。

 

篆新農貿市場

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場所はこのあたり。五一路付近の中心街からもそれほど遠くない。

 

篆新農貿市場

市場の雰囲気は明るくて、16時頃だというのに賑わっていた。全体では野菜や肉などを総合的に扱うが、カテゴリごとにゾーニングされ、とっても衛生的に見えた。

 

篆新農貿市場

食材だけではなく総菜系の販売も多いので、この時間帯はわりとそういったお店が混んでた。今日はスケジュールミスで昼食を抜いてしまったので、どれを見ても美味しそうに見える。

 

ちなみに昆明では果物を扱うお店をいたるところで見かける。カットフルーツも売られていて、これがとても安価だ。気温も15℃前後なので、カット後にある程度時間が経っているものを食べてもお腹を壊すことはないだろう。

 

昆明の食事

17時に早めの夕食を取る。市場を訪れた後、徒歩で五一路付近まで戻ってきたので、昨日のランチタイムに賑わっていた飲食店に入る。日本にある「まいどおおきに食堂」のように好きなものを取っていき、最後にお会計をするシステム。おかずは有料で、ご飯は無料でセルフサービス。これで35元。日本にあれば毎日行きたいくらいどれも美味しかった。

 

ユニクロ中国昆明

デパートのトイレを借りたついでに、ユニクロに立ち寄ってみた。たぶんご当地もののTシャツと思われるものがあったので購入。昆明に来たのに、成都というところが私らしい。

 

ユニクロはどこへ行ってもセルフレジになっていて、日本の店舗と基本的に同じシステム。Alipayの読み取り部分にスマホをかざすと決済終了。優しい女性店員さんが扱い方法を丁寧に教えてくれた。

 

昆明老街

夕暮れ時の昆明老街付近を訪れる。

 

昆明

昆明には超高層ビルこそ無いかもしれないが、それでも地上30階を超えるビルやマンションは数えきれないくらい存在する。地下鉄だって6路線もあるし、本当に大都会だ。

 

昆明地下鉄

五一路駅から地下鉄に乗る。

 

中国の地下鉄は始発時間が遅くて終電時間が早い。ダラダラと夜遊びなんかしていたら、タクシーで帰る羽目になる。幸いなことに、たまたま私を誘惑するようなお店をほとんど見かけなかっただけなんだけど。

 

そういうことで、昆明での最後の訪問地は双橋夜市風情街に決め、21時くらいには引き上げてくることにしよう。

 

双橋夜市風情街

双橋夜市風情街

昆明火車駅の次、福徳駅で下りると、すぐに屋台街が始まる。店舗数が多く、往復すると結構な距離を歩く。雰囲気は台湾の夜市に近い。

 

これはあくまでも私見になるが、こちらの方が整然としていて清潔感を感じる。いつも台湾を訪れる時よりも気温が低いので、微生物や害虫の動きが活発でないからなのかもしれない。

 

双橋夜市風情街

虫と言えば、昆虫食の屋台もあった。道行く人たちも興味津々といった感じ。ムカデのようなものもいて、私もちょっと苦手、と言うか無理。

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場所はこのあたり。とにかく中国の観光ガイドブックは数が少ないうえ、Googleマップでも情報が少ない。渡航直前になっていくつかのウェブサイトで行ってみたい場所をピックアップしておき、時間の余裕や進行具合、それと気分で実際の行き先を決めていった。

 

昆明の市街地は観光する場所は少ないものの、それでも1日半では周りきれなかった。それに郊外には石林や大理など必須の観光地もある。気候も温暖で晴天率も高くて過ごしやすい。

 

私は下見という位置づけで来きたのでそれでもいいのだが、次回はもう少しいろんな場所へも足を延ばしてみたい。

 

昆明は日本から行くと乗り継ぎが必要になるので、バンコクやホーチミンより実質遠いと感じる。でも最近は上海や深圳などで乗り継いでも往復4万円を切ることがあるので、最近割高な台湾や韓国へ行くよりもお値打ち感があると思う。それに乗り継ぎ便があるのはLCCではないので、荷物の心配も要らない。

 

直行便がある近隣諸国の大都市へ何度も弾丸トリップをして、そろそろ新鮮味を感じなくなってきたな、という方にもおススメしたい訪問先だと思う。