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12泊13日の旅【1】 新千歳からソウル経由でアブダビ、そしてローマへ

エティハド航空

12泊13日の旅をして一昨日の夜に帰国した。訪問都市はローマ、アテネ、アブダビ、香港、ダナン、広州、北京。メインイベントは3月16日開催のローママラソン参加と、23日開催のダナンマラソン参加。

 

インターバルの期間を利用して行ってみたい都市、場所を訪問。バチカン美術館、コロッセオとフォロロマーノ、パルテノン神殿、シェイク・ザーイド・グランド・モスク、花城広場に天安門広場。

 

今年いくつか計画している旅の中で最も費用がかかっていて、内容もそこそこ濃い旅。トラブルもいくつかあったけど、珍しくムダ旅ではない充実した旅だった。

 

何回かに分けて備忘録を残しておこうと思う。

 

本音を話すと、出発までがツラかった。

3月14日出発当日。2月28日に西安から帰って来て、インターバルが13日間。その間の休日は日曜日が2日。これでも一応会社員なので、残りの11日間は普通にフルタイムで仕事をしているし、独身だから家事だって自分で完結しないとならない。

 

その隙間時間で昆明と西安の旅のブログを書いて、動画編集作業もする。そうしないと、今日から行く旅と頭の中がごちゃ混ぜになり、最終的には詰む。

 

出発前日になっても作業が完了していない。当日の3月14日は頑張って深夜1時に起きた。朝7時まで6時間集中して動画編集をしてYouTubeにアップ完了。

 

それから洗濯をしながら「行ってきます」的なブログを一つ書いて、8時40分に自宅を出発。なかなか慌ただしいがやり切った感がある。何のために誰のためにやっているのか?よく分からないけれど、やらないと自分自身が気持ち悪いから仕方ない。

 

札幌からまずはソウルへ

手荷物重量

新千歳到着は9時40分頃。イースター航空のチェックインカウンターは空いている。

 

今回の13フライト中、LCC利用は4回。これから乗るイースター航空と香港エクスプレスだ。

 

イースター航空は機内持ち込み手荷物の重量制限が10kg、香港エクスプレスは7kgだ。でも今までに国際線で真面目に計量された記憶がない。その点、peachの国内線はかなり厳密だと思う。公正なのは確かに良い面ではあるが、融通が利かない点でもある。

 

念のため手荷物を軽量すると5kg。余裕でクリアできる。でも私にしては重い方だろう。

 

新千歳イースタージェット

搭乗は69番ゲートから。最近は新千歳から直接海外へ行くことが多くなった。

 

韓国のアライバルカードは2月から電子化されたらしい。紙ベースでも提出できるが、今回は試しに電子フォームから提出してみることにした。

 

でもこれ、滞在先住所の記入がちょっと面倒で、郵便番号から住所検索をする仕様になっている。うーん、当日乗り換えで一旦入国しないとならない場合はどうすんだ?ともやもやしながら、適当に空港の住所にしておいた。この辺の話はまたの機会に書くことにする。

 

11時25分、ほぼ定刻で出発。窓側の席なのに窓が無くて好都合。ほぼずっと眠っていた。

 

機材は往路も復路もB737MAX-8だったようだが、どちらも眠っていたので記憶が定かではない。

 

仁川空港

仁川国際空港到着も定刻。まずは一安心。乗り継ぎ時間が約3時間。最近の韓国は出入国に時間がかかるとウワサで聞いていて少しビビッていた。確かに入国審査は長蛇の列になっている。それでも審査はとても速い。サクサクと進んで、15時には入国完了。到着ロビーに出たらすぐにエスカレーターに乗って出発階に上がる。

  

これからアブダビ経由でローマへの長旅が始まる。

 

エティハド航空

エティハド航空のカウンターは空いている。搭乗手続きもスムーズ。夜間フライトなのでわざわざ窓側の座席を選ぶ必要などないので、通路側の座席を希望したら中央側の島のG席だった。

 

そうそう、エティハド航空もウェブチェックインに対応しており、ボーディングパスをスマホに格納することができる。これは復路のフライトで知った。なぜウェブチェックインをする気になったかについては、4日目に発生したオーバーブッキングの話を書く時に触れる。

 

で、すぐに出国。たぶん30分もいなかったと思う。

 

スカイハブラウンジ

まだ2時間くらいあるのでいつものスカイハブラウンジへ。2軒あるうちの1軒が改装工事中のため、いつもより混んでいる。

 

ここで食べるメニューはいつも同じ。初めて入った8年前からメニューは変わっていないのではないか?ビビンバ丼とプルコギ、ポテトサラダに唐揚げ。それに安定のビール2杯。

 

韓国人もビールが大好きらしく、ここではたいていの人がビールを飲んでいるような気がする。居酒屋状態だ。

 

最後にペットボトル1本の水を一気飲みして退出。

 

ソウルからアブダビへ

エティハド航空

搭乗直前におしっこをしたのに、搭乗ゲートを過ぎたらまたおしっこへ行きたくなる。至極当たり前の顛末である。

 

隣には夫婦が座っていて、3列シートに並んだ。

 

離陸後、CAさんの計らいで、隣のご夫婦が座席移動し、結局自分ひとりで3列シートを使えることに。アブダビまで10時間のフライトだからこれは快適。でも復路のフライトはそう甘くなかったのだが。

 

「ポーン」とシートベルト着用サインが消えた瞬間、すぐにトイレへ直行。

  

エティハド航空

ソウルとアブダビでは時差が5時間あるから、どのタイミングでどれだけ寝るかが非常に悩ましい。

 

ソウル出発が18時で10時間のフライトなので、アブダビ到着時のソウルの時刻は28時(午前4時)だが、アブダビの時刻は23時過ぎ。そして3時間後の2時30分に出発。そこから6時間近いフライトでローマ到着は午前6時前。さらに時差が3時間ある。それからまた長い1日が始まるのだ。

 

さらに機内では2回も食事が出る。LCCなら放っておいてくれるけれど、フルサービスキャリアのエコノミーはここが違う。食事の時間に寝ていたらわざわざ起こされる。

 

ところでエティハド航空の機内食はスペシャルでウマい。

 

1回目はチキンとマッシュポテト、2回目はスパイシーチキンを選択。どちらもボリュームがあり、そして美味い。チョコレートのムースは最強だった。でもいいのだろうか?こんな深夜に食べまくって。

 

寝たり起きたりを繰り返しながら、定刻通りアブダビに到着。ハッキリ言って頭が全く回っていない。初日にして先が思いやられる。 

 

アブダビ

機内で食べ過ぎたためか、まずはトイレへ駆け込む。

 

アブダビは空港のトイレでも便器に紙は流せない。

 

トイレのあとはそのままトランスファーの方へ進む。ローマまで通しのチケットを貰っているから入国しなくてよい。同一エアラインの乗り継ぎは実に楽だ。

 

乗り継ぎゾーンではチケットの確認も何もせずに手荷物検査だけ済ませて終了。この辺の話も後日あらためて書くことにする。

 

アブダビ空港

アブダビの制限エリアは華々しくて賑やかだ。こんな深夜なのに、シンガポールよりもたくさんの人がいる。お店もすべて開いている。

 

アブダビ空港

理由は深夜2時台や3時台でもジャンジャン飛んでいるから。これは凄い。さすがに4時台は少ないようだがそれでも4便あった。

 

5時台にサマルカンド行きのフライトを見つけてしまった。どうやら季節運航らしい。サマルカンドへはアブダビかイスタンブール経由で行くことにしよう。

 

アブダビ空港

乗り継ぎには十分時間の余裕を持つよう配慮しているが、アブダビ空港では順調過ぎて、搭乗まで2時間以上持て余す。スマホやカメラの充電をしながら、まどろみ状態でベンチで眠る。

 

エティハド航空

ローマ行きの機材はA330で3-3-3のシート。

 

ここでも機内食が提供されたので、夜間に3食も食べたことになるが、出発時の時刻に戻せばローマ到着時は午後1時に相当するからそう悪くない。

 

結局1日目は3時間+10時間+6時間=19時間近く飛行機に乗っていたことになる。そりゃ疲れるわけだ。

 

2日目へ続く