
この旅の3日目。今日はメインイベントであるローママラソンの当日である。東南アジアの大会と違って、スタート時刻は午前8時と遅め。しかもウェーブスタートなので、私のグループは最後尾の8時40分に出走。朝の時間がたっぷりある。その分、終了時間も遅め。完走に5時間かかれば14時を過ぎるだろう。今日は観光もせず、これ一つで終わりかな。
共用スペースでの朝食後、徒歩で会場へ

5時50分に起床。ベッドの中で着替えたら、一階の共用スペースに移動して軽めの朝食をとる。
日本のようにコンビニへ寄っておにぎりとお茶を買う、そんな当たり前のことができないのがイタリアだ。それを見越して、新千歳空港のローソンでパンを購入しておいた。
共用スペースには、朝まで飲んでいたと思われる女性が、英語を母国語としない男性にしつこく話しかけている。男性はちょっと迷惑そうだが女性は気にせず陽気だ。
端からこの姿を見ていて気付かされた。英語ができるかどうかが問題なのではなく、コミュニケーションを取ろうとする意思があるかどうかの問題なのだと。私は内向的なので、つまり人と話そうとしないから、いつまでも英語ができないんだな。
そうこうしていたら他にも数人のランナーが入ってきた。同胞と思われる人は、繁体字が書かれたバッグを持っていたので、きっと台湾か香港からの参加者だろう。

短パン半袖姿で外に出るとなかなか寒い。走っているときはいいけれど、何も無ければ普通に寒いだろう。
ローママラソンは手荷物預かりサービスがあって、レースキットを受け取る際に専用のリュックも貰う。こんなに寒いなら着替えを入れて預けるべきだった。

スタートのコロッセオまで徒歩で20分くらい。たくさんのランナーが同じ方向に向かって歩いて行く。この付近に宿泊している人が多いようだ。

中にサンダルだけ入れた手荷物を預け、トイレを済ませる。それでもまだまだ時間がある。最後尾のDグループは8時40分の出走だ。
ローマの石畳を駆ける

イタリア国旗のカラーの紙吹雪で彩られたボコボコの石畳を走るのはなかなか新鮮なものだ。後始末が大変そう、なんて思う私は日本人だからだろうか?

中盤はバチカンのサンピエトロ寺院へ。コンチリアツィオーネ通りをランナーたちが駆ける。

スタート時は快晴の天気だったのに、20kmくらいで一時雨が降る。今まで参加した海外のマラソン大会で、雨が降った記憶がない。もしかするとこれが初めてかもしれない。ランナーより観客が大変そうだ。

私には13kmと26kmに鬼門があり、今回も26km付近でメンタルがやられる。歩きと走りが混ざりあう、自称「ハイブリッド走法」へ。同じ走力の参加者も一緒だ。何と言ってもここ3カ月くらいほとんど走っていない。右腕も痛くなるし、途中で本当に嫌になった。

ポポロ広場をグルっと周回するところも熱くなる!

スペイン広場。

ゴール手前のヴェネツィア広場。ローマのおいしいとこ取りなので、一度は走ってみる価値がある。
完走後はEATALYへ

終わってからホテルへ戻る道のりも遠い。そもそもゴールした場所がどの付近なのかいまいち分かっていない。
メダルは貰ったものの、預けた手荷物をどこで返してもらえるのか、辺りをキョロキョロ。結局のところ、スタート前の集合位置とゴール位置はほとんど変わらず、荷物を預けたトレーラーの位置も動いていなかった。

珍しく直後から筋肉痛がツラい。サンダルに履き替えてダラダラと歩き、15時半過ぎにホテルに到着。2段ベッドの下段にいる私のベッドバディは、この時間なのに寝ている。いったいこのホステルに泊まって毎日何をしているのだろう?

シャワーを浴びてガジェットの充電をしたら外出する。ローマのEatalyへ行ってみたかった。目的はプロシュットとゴルゴンゾーラである。

ホステルからEATALYへ行くには、メトロAラインで一旦テルミニ駅へ行き、メトロBラインへ乗り換えする。ピラミデ駅から地下道で行けることを知らず、一駅先のGarbatella駅で下りた。

ここのEatalyでは日本人の姿も見かけた。私はお土産購入が目的ではない。プロシュットとゴルゴンゾーラ。真っ直ぐ2階の売り場へ向かう。

売り場はこんな感じ。よだれが出る。ソーセージ類は食べられないのに、生ハム類は好きという変わった人。

ビールの扱いも多い。当地の物価と比較したら安価なほうだ。

ゴルゴンゾーラはピカンテではなく、ドルチェを購入した。それとプロシュット。見切り販売で50%OFFになっていたハードタイプのチーズも購入。これで僅か14ユーロ。物価が高いヨーロッパでもこれなら大いに納得。
