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12泊13日の旅【6】アテネからローマ、アブダビへ

シンタグマスクエア

アテネ市内の観光を駆け足で終え、今日は移動を兼ねた休日。そしてヨーロッパはこれでおしまい。

 

食に関しては一切切り捨てて必須観光スポットのみを訪れた、そんなローマとアテネで過ごした4日間だった。 

 

これから長い移動が始まる。

 

ゆったりとしたアテネの朝

ミトロポレオス大聖堂

昨日は19時くらいから床に入ってたっぷり休んだ。夜中に何度も目が覚めたものの、6時半まで眠ったので睡眠ログでは9時間30分寝たようだ。

 

いつの間にか部屋にひとり増えていて、彼が8時前から静かに準備をしている。カーテン越しなので姿こそ確認できないけれど、他者への配慮の仕方から察して日本人だと思った。

 

8時半に自分もカーテンを開けて準備を始めると、彼は欧米人の顔立ちだった。年齢は自分と同世代くらいに見え、とても礼儀正しい。 

 

ホステル

15分くらいで準備を済ませてチェックアウト。このホステルはローマに比べるとはるかに居心地が良かった。とにかくギリシャでの滞在は、とにかくいい人ばかりで悪い印象は全く受けなかった。

 

アテネスターバックス

9時、シンタグマスクエアにあるスターバックスへ。今日から毎日スタバ通いをして、各地の価格を調べてみようと思う。

 

昨日の午後は雨が降ったけれど、今朝は快晴で肌寒い。それでも日差しを浴びながら朝イチに飲むカプチーノは本当にウマい。

 

旅先でも食べ慣れたもの、好きなものを選択するほうがストレスが無くていいと思う。

 

日本に来る観光客だってマクドナルドやスターバックスでよく見るでしょ。彼らだってきっと同じことを思っているのだろう。

 

ベンティサイズの価格は4.7ユーロ(767円)。まあまあ高いが、レシートを見ると13%の消費税が含まれる。その他にプラスチックの蓋とストロー代がそれぞれ0.05ユーロ、約8円ずつ徴収されている。

  

ギリシャ議会議事堂

ギリシャ議会議事堂の前で衛兵交代式が行われている。ちょうど道路の反対側から確認したのですぐにそちらへ向かったものの、信号待ちの間に交代式が終わってしまった。残念。

 

シンタグマスクエア

空港行きのバスに乗り、10時10分に出発。途中の停留場でも多くの乗客を拾っていくので、連結バスでも最終的には満席になる。

 

アテネ空港バス

11時過ぎに空港へ到着。日本はバスの運転手不足が深刻なんだと聞く。こういう連結バスや香港のようなダブルデッカーバスを導入して、輸送力を増やすという考え方も一案かと。 

 

アテネ空港

空港内を軽く散策し、GoogleウォレットのQRコードで手荷物検査場へ入る。シェンゲン圏内での移動の場合、機内持ち込み手荷物だけならオンラインチェックが良いと実感した。今度からはそうしよう。 

 

ラウンジ飯

プライオリティパスでやっとまともな食事にありつけると思ったら、それほどガッツリ系のメニューではなかった。ビールだと思って空けたビンは炭酸水。次に空けたのがギリシャのビールだった。コクがあって美味しい。ピスタチオのプリンまでいただいたところで制限時間いっぱい。滞在時間はせいぜい30分くらいだったろうか。

 

アテネ

搭乗口へ着いたらまもなく搭乗開始。待ち時間無しの理想パターンである。満席に近いフライトなのに自分はいつものA席で、隣のB席は空いている。出発は12時40分なのに35分くらいにはプッシュバックが始まった。

 

アテネ

水平飛行に入ったらアイマスクをして眠る。ご飯食べてビールを飲んだ直後だから昼寝に最適。

 

ローマで8時間待ってアブダビへ

ローマフィウミチノ空港T1

13時50分頃到着。フィウミチノ空港のT1制限エリアは、入場者と出場者が同じ動線のパターンで混交するから人も多い。

 

プロシュット

制限エリア内にはEatalyがあるので、プロシュットを買ってからT3へ移動する。

 

KKday

次のフライトは21時35分のアブダビ行きだ。現在の時刻は14時過ぎ。これからローマ市内へ出て観光するのはちょっとタイトだと思ったのでT3の出国前フロアで次の準備をする。

 

ベンチでプロシュットを食べながら、あさってのソウル→香港行きのウェブチェックインをする。これでソウルで一度入国する必要がなくなった。

 

時間がたっぷりあるので仕事のチャットをしたり、アブダビのeSIMを購入したり、香港のホテルを検討したりなど色々とやることがある。ここで中国人団体観光客がたくさん押し寄せてくる。彼らは静かにジッと座っている人がいても、お構いなしに集団トークを繰り広げる。

 

でも最近分かったのだけど、私たちが抱いている中国人のイメージは50代以上の人たちで、若い人たちは比較的おとなしいと思う。

 

コーラ

周囲がうるさいので席を階下へ移動。プロシュットを食べてのどが渇いたこともあり、自販機でコーラを買う。余っているコインで買おうと思ったら、まさか1.9ユーロ分全部飲まれてしまった。仕方なくクレカのタップ決済で購入。現金と合計で4.9ユーロのコーラ。約799円。どんだけボッタくりなんだ。イタリアですらこうなんだから、ジュネーブならどうなるんだこれ?

 

ウェブチェックイン

エティハド航空のカウンターがいつまで経っても開かないので、アプリからチェックインして制限エリアへ入ることにした。アブダビ行きは通路側の席が充てられたけれど、ソウル行きは真ん中のB席が充てられた。深夜便とはいえ、8時間半のフライトである。希望の席へ変更するには最低27ユーロもかかる。仕方がない。今回はあきらめることにしよう。

 

ローマフィウミチノ空港T3

制限エリアは快適であった。最初からウェブチェックインをしておけば良かったと少し後悔する。シェンゲン圏内行きはAの動線を、圏外へはEの動線を行く。まもなく出国手続き。

 

搭乗までまだ3時間以上ある。時差の関係で明日にかけて3時間早まるから着いたら朝になる。機内では実質3時間くらいしか寝られないだろう。だから今のうちに仮眠をとっておくか?

 

それにしても左膝がまだ痛い。今週末も走れるのだろうか? 

 

ローマフィウミチノ空港T3

今晩も明日の晩もエティハド航空の機内で寝ることになる。

 

香港に着いたら今度は空港野宿。安ホテルでもドミトリーでも何でもいいから、横になって眠りたいと思った。

 

そこでチョンキンマンションの安ホテルに泊まることにし、3,000円で予約した。早朝に香港空港までバス移動をしないとならないから、交通の下調べなんかもしていたらいつの間にか18時半になっていた。

 

ラウンジ飯

18時半を過ぎたのでラウンジへ。ピザや生ハム、クロワッサンなど今回の旅で食べられなかったイタリア料理に満足。形だけでも十分。水以外のドリンクは全てオーダー制。飲み過ぎないように飲み物は注文方式のほうがいいのかもしれない。

 

ローマフィウミチノ空港T3

搭乗ゲートが示される20時20分を過ぎても電光掲示板にはまだ表示されていなかった。20時30分になっていきなりゲートナンバーが表示されて搭乗中となった。念のため急いで搭乗口へ向かう。

 

エティハド航空

深夜便なので外の撮影はしない。だから通路側の座席が好都合。トイレも機内食のオーダーも不自由しない。

 

機内食

飛び立って1時間半くらい経ってから今度は機内食。すでに23時を過ぎている。今回の旅は本当に食事も睡眠も不規則だ。