· 

12泊13日の旅【7】ちょっとだけアブダビ滞在、そしてソウルへ

シェイク・ザーイド・グランド・モスク

いよいよこの旅も後半戦に突入する、今日は早朝から夜までアブダビに滞在する。ローマからのフライトは早朝着なので空港でしばらく時間潰しをする。睡眠不足だからスローペースでのスタートがちょうど良い。

 

アブダビ観光はいろいろ調べてみたものの、私が関心あるような施設はあまりない感じだ。ちょうどシンガポールへ行くような感じかもしれない。メインはシェイク・ザーイド・グランド・モスクの見学、午後はショッピングモールで過ごす感じになりそうだ。

 

一度はこの目で見てみたい。シェイク・ザーイド・グランド・モスクへ

エティハド航空

ローマ時間の深夜23時過ぎにガッツリ系の機内食が提供され完食。

 

24時にもう一度寝て3時間も経たないうちにランディング態勢に入る。私の時計はまだローマ時間の深夜3時。ローマとは3時間の時差があるから、アブダビは朝の6時。外はもう明るい。そして今日も快晴である。 

 

到着後はトイレでたっぷりと用を足したら水が流れない。センサーは働いているが水がでてこない。ごめんなさい。私にはもうどうにもできません。トイレの水を流さないことで罪に問われないことを祈る。

 

アブダビ空港

入国審査はいちばん右のブルーのレーンに並ぶ。確かビザは必要なかったと思うのでそのまま並ぶ。もし、何かあればその時に対応すればいい。日本を離れて1週間も経つと、自然と楽観的かつ大雑把になってくる。私にはちょうど良い。

 

入国審査では査証欄にしつこく何個も押されたベトナムやタイ、台湾のスタンプを見られるので、たいていスムーズに進まない。

 

ちょっと経った頃にやっとスタンプが押される。このUAE入国のスタンプが、後に中国入国時に問題になるとはこの時には思ってもみなかった。

 

そのままページを閉じてしまうとインクが反対側のページに写り、インクの跡の部分には他の入国スタンプが押されない傾向があるから、ページを開いたままフウフウ息を吹きかけたり、パタパタやって早く乾燥させる。

 

入国審査の後はなぜか手荷物検査がある。これはレアなケース。身体のX線検査はない。荷物受け取りレーンを通ったらアライバルホールだ。

 

スターバックス

アライバルホールへ出たらいきなり左にスターバックスがある。時間がたっぷりあるので早速入ってお決まりのカプチーノベンディサイズを注文。価格は24AED≒969円だ。

 

会計時に店頭を見渡すが、頼まれていたギフトカードは置いていないようだ。

 

コーヒーを飲んでいると、ダナン国際マラソンの運営事務局からメールが届く。実は数日前にも連絡があった。内容はこうだ。フィニッシャーメダルが港で足止めされていて、到着が遅れている。ついてはイベント当日に配れない可能性があると。ところがたった今届いたメールでは、メダルが届いたので安心してくれという。事務局はさぞかし焦ったことだろう。

 

最初の訪問先はシェイク・ザーイド・グランド・モスク。ローマ滞在中に予約をした。予約時間は10時15分なので、9時34分発のA10バスに乗ればちょうど良いようだ。

 

アブダビ空港手荷物預かり所

スタバでこのままスマホの充電を続けたいところだが、①リュックを預け②AEDの現地通貨を手に入れ③バスの交通ICを購入してチャージする、空港を出る前にこの3つをやらないとならないから、念のため早めに動く。

 

ところが全部で10分もかからなかった。

 

まだ大分時間がある。明日はソウルに戻ってそのまま香港へ飛ぶので、しばらく使用していないオクトパスカードをアプリ経由で再使用できるかどうか試すことにした。

 

オクトパスカードは1,000日間使用しないと休止モードになるらしい。これを復帰させることをリアクティベートと言うそうだ。

 

で、AIの指示の通りやってみたが、20分くらいかけてもダメだった。やっぱり香港空港の駅構内で訊いてみよう。 

 

アブダビ交通IC

アブダビは地下鉄が走っていないので、公共交通はバスが中心になる。バスは交通ICが必要で、空港にあるこの機械で購入とチャージをする。

 

アブダビhafilatカード

これが交通ICのhafilat。カード代金とデポジットがそれぞれ5AED、残り40AEDがチャージ分ということだろうか。ちなみにクレカでも購入できたようなので、わざわざキャッシングする必要は無かったかもしれない。

 

アブダビA10バス

そんなこんなしていたらバスが来た。モスクまでちょっと時間がかかるが、このバスは最初の停留所がモスクだから迷わずに済む。そもそもあれだけデカいモスクなんだから、降りる場所を間違えるわけがない。

 

シェイク・ザーイド・グランド・モスク

概ね1時間程度で見学は終了。既に外気温は30℃近く、屋外での活動は困難だ。それでも今時期はまだ冬季に分類されているらしく過ごしやすいそうだ。いずれにせよアブダビは1年を通じて日中に屋外で活動すべきではなさそうだ。次回は1泊したほうがよいだろう。 

 

シェイク・ザーイド・グランド・モスク

屋外の大理石も素晴らしいが、屋内のじゅうたんも美しい。

 

シェイク・ザーイド・グランド・モスク

これだけの施設を無料で一般公開してくれている。事前予約が必要だが、スマホで簡単に登録できる。

 

シェイク・ザーイド・グランド・モスク

このQRコードからウェブサイトへアクセス可能。

 

バーガーキング

時間があるので次に行く場所を考えつつ、フードコートで昼食をとることにした。

 

日本ではまず食べることがないハンバーガー。それもバーガーキングである。さすがイスラムの国。ビーフかチキンである。チキンを選択。

 

バーガー一つにフライドオニオン、それとビッグサイズのコーラで38AED≒1,538円とお値段は高め。ただ、モスク見学料が無料なので、ドネーションだと思って快く支払いたい。

 

暑さに負けて、ショッピングモールでダラダラ過ごす

アブダビセントラルバスステーション

次もバスに乗ってメインバスステーションへ。ここはドバイや地方行きのバスにも乗れるアブダビの交通の要所なのだそう。隣にショッピングモールがあるのでここで過ごすことにした。

 

ちなみにここを境に沿岸部は高層ビルが立ち並ぶ。ホント、次回こそはこの辺りのホテルに宿泊して夜の摩天楼を見てみたい。 

 

Al Wahda Mall

隣接するAl Wahda Mallは、まあどこの都市にもあるようなショッピングモールだ。平日でラマダン時期のためかお客もチラホラ。唯一、地下にあるハイパーマート(食品売場)だけが賑わっていた。

  

ハイパーマート

スーパーでの物価は日本と変わらないように思う。香辛料や野菜、果物は間違いなくこちらのほうが種類も豊富で安い。インドやイラン、カタール、スリランカ、中国産のものが多いようだ。ドライイチヂクがあれば買いたかったけれど、デーツばかり。イチヂクはトルコ辺りなのか? 

 

アブダビメインバスターミナル

15時半くらいに早めに切り上げて空港へ帰ることにする。太陽はギラギラしていて、直射日光に当たるとヤケドしそうな暑さだ。完全に北海道の真夏を超えている。

 

そうそう、ITAエアウェイズからメールがきて、アテネ行きオーバーブッキングの件で300ユーロのバウチャーか、250ユーロの現金のどちらかを選べるらしい。250ユーロの現金は日本円で約4万1千円相当。

 

これでアテネ往復フライトと滞在費は実質タダで済んだことになる。

 

アブダビの春

冬なのに15時40分で33℃とか無理。夏は多湿で40℃を超えるらしい。

 

ザイード国際空港

バスセンターからA2バスに乗ろうとすると、ほぼ満席で到着した。ギリギリで乗れたものの、乗れない人もいた。意外とこういうのは危険なので気を付けておきたい。 

 

ザイード空港到着は17時前。手荷物預かり所でAED55≒2,244円も払って荷物を受け取る。

 

リュック一つを12時間も預けていないのにちょっと高くないか?とモヤモヤしながら出国する。アブダビの出国審査は新千歳空港と同じパターン。自動化ゲートで顔認証とパスポートを読み取るだけ。もう世界中これでいい。スタンプは押さないで欲しい。

 

ザイード国際空港

出発までまだ4時間くらいあるので、搭乗口付近で全てのガジェットをフル充電しておく。

 

その間に香港のeSIMを95円で購入してダウンロードしておく。

 

あとは到着後、重慶大厦にチェックインし、その足で尖沙咀からシンフォニーオブライツを見に行けるように時間計画をしっかり立てておく。ついでに香港らしい食事もできたらいいと思う。 

 

ザイード国際空港

これから時差5時間のフライト、ソウルへ着いたらまたラウンジ乞食やって、そのまま香港へ行くことになる。ヨーロッパからアジアにかけて文化のグラデーションを感じるならば、インドかバングラデシュを加えたら最高だっただろう。 

 

アブダビ空港ラウンジ

19時頃にラウンジへ行く。さすがは大空港、受付に列ができるほどの混雑。中はかなり広いが、それでも座る場所がないくらい混雑している。立ったまま食べている人もいる。こうなると居心地が悪い。ササッと食べたら飲み物も飲まずにすぐに退出。10分未満の滞在だったのではないか?

 

それから搭乗口A2付近で再びガジェットの充電。これだけやってもまだ完全充電にならない。やはり宿泊が伴わないと難しい。帰国後、さっそくANKERの急速充電機ケーブルを注文した。

 

B787

搭乗開始。15Bという座席は入口すぐにあり前列がない。足元がとても広い席だ。

 

ただ、折り畳みテーブルのユニットがひじ掛け部分にあるので、その分座席が狭くて窮屈に感じる。窓側のおネェちゃんはガサツで大人しく座ってられないタイプ。通路側のおニイちゃんはちょっとインテリな青年でずっと読書中。どちらも韓国人だろう。 

 

B787

乗ったらひとまず寝た。どうせ機内食が出るまで1時間以上かかる。と思ったらやっぱり23時を過ぎてからだった。隣のオニイチャンに起こされる。テーブルの出し方を教えて貰う。メニューは大好きなビーフアンドマッシュポテトだ。完食。相変わらずチョコババロアが絶品。隣のオニイチャンは一口も手を付けてない。なんてもったいない。

 

そして二晩連続で機中泊。しかもまた時計が4時間進むのであった。まあ時差ボケがヒドい。

 

➡8日目に続く。