今回は5回目の訪韓、2018ソウルマラソンに参加したときの旅行記をライトな感じで綴っていきます。
今回の滞在時間は36時間。
マラソンの参加と移動時間、あとはサウナで過ごしたくらいなので、内容はそれほど濃くないのですが、ご興味があれば最後まで読み進めてくださいね。
ソウルマラソンエントリー、ぎっくり腰でぶっつけ本番?
今年のソウルマラソン参加は、セールで航空券の取得ができなかったため諦めていました。
ところが締め切り間近の2月上旬になって、ANAマイルを使えば往復の持ち出し金が5,500円、マイル負担も18,000マイルということがわかり、急きょ手配しました。
マラソン申し込み締め切り日前日の出来事です。
冬期間ということもあり、ただでさえマラソンの練習も準備不足。
しかも申し込み後数日にギックリ腰になるという、前途多難な様相でした。
さらに今回のソウル旅行の2週間前には、母と香港旅行の行く予定を組んでいたのにもかかわらず、春の嵐でまさかの欠航。
一番最初の関西空港行きジェットスター便が欠航したため、その後すべての旅程がキャンセルになってしまうという災難も。
香港の夜景を楽しみにしていたであろう母には申し訳ないのですが、ソウルへはひとりで行って楽しんでこようと思います。
なおLCCが欠航になった場合の対処について、下記のエントリーに詳しく解説しました。
どうぞこちらも併せてお読みください。
香港行きの話。
旅程すべてがキャンセルになり、1,000香港ドル相当が眠ったままになってしまいました。
2019年2月の香港マラソンまで自宅待機です。
LINEPay外貨両替はお得な外貨両替手段の一つですが、キャンペーン当時はさらにお得だったんですよね。
自宅まで届けてくれるし、配送料もかからず優遇レートが適用されるキャンペーンも。
えっ?荷物それだけ?だって、走ってお風呂入るだけだもん
さて、ソウル行きの話。
どうせマラソンを走ってサウナに入って帰って来るだけなので、相変わらず荷物は少なめです。
中身はたったこれだけ。
- パスポート、韓国ウォン、Tマネーカード、プライオリティパス、日本円とクレカ数枚
- マラソン用のユニフォーム一式
- 着替えの下着1着分
- いつものお風呂道具。しかも、ボディソープ兼シャンプー兼洗顔フォーム
- カメラ、スマホ
- 折りたたみ傘
以上、わずか3kgしかありません。
でも、今回はLCCじゃなくて、アシアナ航空なので荷物はたくさん持って行ってもいいのですが、、、
お客様、姓と名が反対ですので入国できないかもしれません
土曜日、新千歳18時10分のフライトで出発です。
仕事が終わって真っ直ぐ空港へ向かっても、新千歳空港到着が18時くらいになってしまうので、国際線に乗る場合だけは早退するか休日を取得するしかないですね。
ということで、今回は休日を取得。
14時くらいまで自宅でまったりと過ごします。
航空券の姓と名が逆になっており、チェックインに時間を要しました。
今回2回目です。
前回もエアプサンを利用した時に起きたことなので、アシアナ航空系列のシステムエラー?と考えたのですが違いました。
ANAマイレージプログラムの登録情報そのものが、姓と名が入れ替わって登録されていただけでした。
これは完全に自分の責任。
後日、サービスデスクに電話をして対応してもらいました。
ということは、前回のエアプサンでおかしかったときは、酔っぱらっているときに予約フォームに記入して、間違った可能性が高いですね、、、
地上係員から「韓国で入国できなくても、責任は負えませんがそのリスクを承知で宜しければ、、、」という条件付きでの出国。
経験上、入国審査官が搭乗券の半券を確認することなどありえないので、入国は間違いなく出来るとわかっていました。
でも、出国時にトラブルがあるかもしれないなぁ、とちょっとだけ心配してみます。
でもアシアナ航空さん、スターアライアンスメンバーだから大丈夫でしょ。
ということで新千歳を出発です。
機内はガラガラ、こんな時間だし。
新千歳からの韓国線は、どこの航空会社でもいつも空いている気がしますが、訪日韓国人はとても多いみたい。
供給過多なのでしょうか?
レガシーの航空会社なので機内食が提供されますが、苦手な中華丼なので食が進みません、、、
アシアナ航空の関連会社のエアプサンはLCCですが、機内食が提供されます。
内容的にはアシアナ航空もエアプサンとほぼ一緒。
アシアナ航空は、将来的には日韓線はすべてLCCに転換する計画だと聞いたことがあります。
日韓路線は短距離で近いからそれでもいいと思います。
機内のフライトマップにはDokdoの表記。
仁川空港からの空港電車の車内でも、延々と竹島の歴史問題について動画が流れていますよね。
領土問題はセンシティブな問題なのだから政治に任せて、民間レベルではそっとしておけばいいのに、、、
こういうところが下手くそだと思いますね。
韓国入国、新鮮味が全くないので写真も撮らずに先を急ぎます
韓国のイミグレーションでは出入国カードの記入を必要とするのですが、フォーマットが最近変わったみたい。
平昌オリンピックに合わせて変更したのでしょうか?
滞在場所の記入が強く求められている様子。
今回はシロアムサウナで仮眠するだけなので、シロアムホテルなどと適当に書きましたが、、、
仁川空港からのソウル行きは、もう完全に慣れたもの。
飛行機から降りて、誰よりも真っ先に空港鉄道に乗り込みます。
これは羽田空港でよくあるパターン。
入国時のスタンプが廃止され、香港と同じペーパータイプに変更されていました。
これは賛成、大きな空港はこれでいいと思います。
スタンプ帳(パスポートの査証欄)に履歴が残らなくていいですよね。
シロアムサウナでお風呂に入ってさっさと寝るゾ
空港鉄道でソウル駅へ到着後は、真っ直ぐシロアムサウナへ。
ソウル駅至近、15,000ウォンで1泊できるチムジルバンとのことで、マークしておいたところ。
駅裏(明洞とは反対側)には初めて来たのですが、確かに雰囲気が違って閑散としています。
何だか怪しそうなエントランスですが、香港のチョンキンマンションほどではないです。
日本にもこんな場所はたくさんありますよ。
どうやら2,000ウォンほど値上がりしたみたい。
それでも駅至近で1泊1,700円なら安いほうです。
日本なら2倍の3,500円くらいは支払うことになるでしょうからね。
決済はLINEPayにて。
韓国は全てのお店でクレジットカードの取り扱いが義務化されている、と何かで聞いたことがあります。
とても便利。
今どき日本ほど現金決済をしている国は、諸外国では少数派かも。
為替レートの差異なのか手数料なのかはわかりませんが、当日レートと60円の誤差がありました。
ポイントが34ポイントで×0.81だと27ANAマイルくらいになるので、まあいいでしょう。
館内着を貰ってロッカーで着替え、番台のおっちゃんに貴重品を預けます。
地下の浴場へはみんなフルチンで下りていくので、それにならって「どうだ~」てな感じで浴場へ入ります。
この開放感はイイ!
風呂から上がって、2階でビール。
相変わらず韓国のビールは口に合わないけど、館内価格だからでしょうか、3,000ウォンもするんです。
18時過ぎに札幌を出たので、既に24時を回っています。
5階に上がって仮眠室で爆睡し、翌日は5時に起きて行動開始といこう。
そう、せっかくだからヤンモリもやってみました。
中年のおじさんの一人旅で、こんなことやっている人なんてめったにいないですよ。
しかも今朝自宅で練習していきましたから、、、
でもいいんですよ。
残りの人生、折り返しを過ぎていて誰に遠慮する必要がありますか?
人生は毎日楽しんだほうがいいんです。
ちなみに現地でも若い女性の一部しかやらないみたい。
仮眠室で夜が明けたら、準備を済ませて光化門広場へ直行!
サウナでは、数名のランナー達が準備をしているのを見かけました。
世の中には同じことを考える人がたくさんいるんですね。
もちろんみなさんローカルの方々です。
さすがにヤンモリはいませんでしたが、、、
寒空のなか、光化門広場のスタート会場へ。
日本事務局でゼッケン等を貰います。
当日の受付が出来るのは、自分には本当に便利。
航空券さえ取れれば来年も参加しようと思います。
マラソン自体は2017年と基本的に一緒。
勝手を知ってるので地下の駅構内でウォーミングアップをして、時間が近づいたら地上に出ます。
何て言っているのかわからないけれど、マイクパフォーマンスで盛り上がり、時間が来たらよーいドン。
ソウルの街もだいぶ分かるようになってきたので、走りながら現在地を把握できるようになりました。
昨年は25kmくらまでオーバーペースでも行けたのですが、今回は10kmくらいで既に足がキています。
結局、後半はかなりスローペースや歩きになってしまい、昨年より30分以上遅いゴールとなってしまいました。
やはり先月のギックリ腰からのリハビリに2週間を要し、その間全く走れなかったのが原因でしょうね。
ゴール後もまともに歩けないくらいの厳しさ。
観光どころではありません。
さっさとシロアムサウナに戻って風呂に入って眠りたい。
マラソンの詳しい様子は、下記のエントリーをご覧ください。
明洞で寄り道をしたら、再びシロアムサウナへ
それにしても、マラソン以外の写真を全く撮っていないですね。
よほど疲れていたのでしょうか。
いえ、どこも行ってないからでしょうね、、、汗
ゴール地点から近いロッテモールを散策した後、2017年とは逆回りで明洞へ。
ソウル駅方面へは、おそらく反時計回りが正解です。
かなり身体が冷えているので、いつもの明洞餃子に寄ってカルグッスをいただきます。
同じ飲食店に3回も来たら常連。
ソウルに来ると明洞餃子に100%立ち寄っています。
でも、今回初めてカルグッスが美味しいと思いました。
明洞のお土産屋さんで、職場にバラまき土産を5,000ウォンで購入。
いつもウチの部署って何人いたっけ?と職場のメンバーを指で数えて確認します。
こういうのを時間の無駄と言いますね。
グーグルのスケジュールに「14人」と書いておけば、当日メールで通知を受けられるじゃないですかねぇ。
そしてソウル駅へ移動。
疲れた足を引きずりながら、シロアムサウナにチェックイン。
「また来ました~」なんて、昨日とは違うおっちゃんが番台に。
長風呂の後に、ますはビールを飲んで、プルコギ定食を注文です。
すると、、、
うぎゃー!めっちゃ多いし!
キムチとスープが付くことくらいは予想していましたが、こんなに小鉢が付いてくるなんて!
これ、一人前です、、、汗
でも、スープ以外は完食。
生のニンニクはこたえるなぁ、、、ゲプッ(;´Д`)
マラソン後で弱っている胃には負荷が高すぎました、、、
しゃっくりとゲップが止まらず、落ち着いて座ってられません。
ということで、明日も早いのでさっさと寝ることにします。
痛む足を引きずりながら、2階のレストランから5階まで上がります。
今晩も木の柱で組まれたような2段ベッドに潜り込みます。
足が痛くてなかなか寝付けないですが、、、
シロアムサウナを早朝に出発して仁川空港から関西空港へ飛ぶ
翌朝は4時に起床です。
ひとっ風呂浴びて5時にチェックアウト。
空港鉄道の始発が5時20分なので、間に合うかと思っていたのですが、足が痛くてまさに牛歩。
駅が遠い、、、しかも雨、、、なかなか到達できません。
ソウルの空港鉄道乗り場、地下7階って謎すぎです。
エスカレーターで何分かかるのさ、って感じ。
結局、5時40分の一般電車でギリギリでした。
やっぱりキター!お客様、姓名が反対でございます
空港到着は6時40分。
チェックインカウンターの受付終了が7時。
さあ、急げ!でもここで、あの姓と名が逆になっていることが大きな問題に。
やはり自動チェックイン機では受け付けないんですね。
韓国の空港のいいところは、自動チェックイン機なのに!
仕方なく係員のおねえさんに説明したら、「この用紙を持ってカウンターへ行って」とニッコリ言われます。
ポッ、カワイイですよ、韓国のお嬢さん。
朝から癒されます。
シロアムサウナの番台にいるバーコードおじさんとは違います。
カウンターが行列凄すぎてなかなか進みません。
結局、7時5分くらいにチェックイン完了で、めでたしめでたしとなったのでした。
で、今度は仁川空港恒例の出国手続き大渋滞。
しかも、バラまき土産を入れてもわずか4㎏程度しかない手荷物が、なぜかX線検査機で弾かれます。
そんなバカな、ですよね。
実はこれ、カバンの中に入っていた完走メダルが、X線検査機で「異物」として反応するらしいんです。
係員のおねえさん、シロアムサウナで使った濡れタオルや、昨日来ていたチョー汗臭いランパンも、ダイレクトに触って調べるじゃないですか、、、ごめんね。
結局ここでも20分以上かかってしまったため、ラウンジ乞食の恩恵は得られず、真っ直ぐ搭乗口へ向かうことに。
「姓と名が反対だったことを処置しました」的なスタンプが押されたチケットを持って39番搭乗口へ。
これが遠い!アシアナ航空って地元のレガシーじゃなかったっけ?扱い悪いです、、、
で、やっぱり帰りもガランガラン。
ところが、最近プライオリティパスが使えるようになったと噂の関西空港の「ぼでぢゅうう」では、、、
大混雑でした。
朝から行列です。
飲食店経験者の視点で見る限り、店が完全に回っていない状態(汗)こんなのは、旭川の居酒屋以来の経験。
もはや、従業員もわざと待たせているのか、バンザイして諦めているのかわからないけれど、席を片付けるわけでもなく、空いている席に通すわけでもなく、、、
このシステムを導入したのは本部だから、現場のスタッフは関係ないでしょうからね。
飲食店経験者としては、むしろ彼らが可哀そうだと思うのですが、後ろで並んでいた中年男性のお客は、アルバイトらしき女の子に対して説教をしていました。
スーツを着た大人が待たされるからという理由で、サービス提供者の末端のアルバイト従業員に文句をつけるなんて、とんでもないですよ。
ちなみに、こういうタイプのお客って、全世界に日本、韓国、中国にしかいないらしいです。
まとめると、
- 開店からピークタイムがやってきて、終日続く
- アイドルタイムと同じ人数しか従業員がいない
- お客がプライオリティパス限度額いっぱいまで追加注文する
- 商品アイテムがたくさんあるのに、注文を絞りこめない
- そもそも提供まで時間がかかる商品群ばかり
こりゃあ、飲食業経験者としてはゾッとします。
「盆と正月が一緒に来たよう」という表現がぴったりなくらいです。
ということで生ビールを最初にいただき、定番メニューのみの注文で、食べ終わったら何度も「ごちそうさま、どうもありがとう」と従業員全員に伝えて退散。
また利用したいけれど、この騒ぎが収束するか、改善されるまで自粛しようと思います。
その後はチケットの確認あり、到着便利用不可、お持ち帰り不可、限度額を超えた場合は現金で支払い、などと言った情報が見られるようになってきたみたい。
短期的には改悪かもしれませんが、結果として改善につながると思います。
お店とお客が対等の関係にあり、どちらにとっても良い環境構築ができればいいでしょう。
ということで、今回の旅は終了。
本当にマラソンとサウナだけのために行った、印象が少ない3日間でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。