こんにちは!コモ子@やまたび北海道(@ComocoHk)です。
今日の話題はバンコク旅行記。初めてのバンコク。海外へのひとり旅は台北、クアラルンプールと続き、今回が3度目です。
私にとって、2か月前に初めて訪れたクアラルンプールが衝撃的だったため、帰国後すぐにバンコク行きを決めました。
バンコク行きのチケットは、LCC各社の運航スケジュールや旅行サイトで価格を調べて入手。
40代半ばを過ぎて、すっかり東南アジアに夢中です。
当初の予定では、9月にバンコク、10月に香港、11月にソウルの予定で考えていたのですが、せっかくなのでバンコクの帰りに香港に立ち寄ればコスパが良くて無駄が少ない。そこで3連休で2都市を訪れることに。
金曜日に仕事が終わって空港へ直行、機内で2泊、ドンムアン空港野宿1泊という、宿には泊まらない不衛生極まりないサラリーマンの旅です。
さてこの記事では、旅程第1日目のバンコク滞在について書いていきます。主な内容は次の通り。
- ドンムアン空港の仮眠(野宿)ポイントについて
- ドンムアン空港からモーチットまでA1バスで移動する方法
- サバーンタクシーン駅からチャオプラヤー川でワットポーへ行く方法
- ワットポーやワットプラケオ、王宮の概要とカオサン通りの雰囲気
主にこのような1日について共有します。バンコクと言うと旅慣れた若いバックパッカーのイメージがありますが、40代を過ぎて初めて一人で行く人も少なくないでしょう。そんな方に読んでいただければと思います。
新千歳空港からピーチで関西空港、エアアジアXでバンコクドンムアン空港へ
2016年9月23日。金曜日なので通常の勤務。18時に退社して、最寄りのJR駅から新千歳空港へ急ぎます。
空港に到着したのが19時ころ。20時の便でピーチで関西空港へ飛ぶので、自動チェックインを済ませて、フードコートでハンバーガーとビールで夕食を済ませます。そう、この時はまだ新千歳空港からバンコク行きのLCCは無かったんです。
新千歳空港はキャパオーバーなのか、国内線も国際線もセキュリティチェックで時間がかかります。
特に20時前後は成田行きのジェットスター、バニラエア、関西行きのピーチとLCCで混み合っています。
*追記 この後は国内線LCCの搭乗口が分散され、国際線ターミナルも拡張されました。
さて、今回の旅程でもっとも不安だったのは最初のピーチ。これが定刻通りに飛ばなければ、バンコク行きのエアアジアXに接続できないからです。実際にこの後、LCCが欠航になりその後の香港行きに乗れなかったことがあります。
【LCC】天候欠航の場合はまずどうする?|事前に知っておきたいリスクと回避方法
今回は定刻通りに飛んでくれたので、関西空港へは22時過ぎに到着することができました。しかし、エアアジアXが出発するのは第1ターミナル。ピーチが到着する第2ターミナルからは結構時間がかかるんですよね。
バスが第1ターミナルに到着したのが22時50分くらい。チェックイン終了が23時10分なのでかなり急ぎます。私は空港内で走ることが頻繁にあります。だから荷物は軽い方がいいんです。
さてここで旅行費用の話。
約6,000円分をタイバーツへ、残り14,000円分を香港ドルに両替しておきます。
この当時はまだまだ海外旅行の経験が浅く、普通に国内の空港で両替していました。セディナカードを利用した海外キャッシングがとてもお得だということすら知りませんでしたし、言葉が通じない現地で両替するのもちょっと不安がありました。
タイバーツへの両替は、現地のスーパーリッチなどのチェーン店が低コストで便利です。下記の記事の中に書いています。
【タイ】バンコクドンムアン空港でLCCを乗り継ぐ人向け|夕方から市内を訪れ、ドンムアン周辺でコスパ最高の宿泊
また、香港での両替については下記の記事にて。
羽田空港での仮眠はどこが最適?香港エクスプレス早朝便で週末旅行と重慶大廈(チョンキンマンション)や香港の夜景など
早朝のバンコクに到着。バスの始発まで時間つぶし。
関西空港発、タイエアアジアXの機内で爆睡し、日本とは2時間の時差があるバンコクに到着しました。
現地到着は早朝4時。この時間帯の入国審査は比較的スムーズ。まだ外は薄暗いのですが、人も車も通勤時間帯のようにすでに混雑しています。
ドンムアン空港からバンコク市内への交通手段はいろいろありますが、BTSモーチット駅行きのA1というバスが格安で便利。
バスの始発は午前7時頃とちょっと遅めです。
ドンムアン空港内のバーガーキングは広くて居心地がいい
外はまだ暗いし、始発のバスの時間までまだまだ時間があるので、空港内を散策。
それでも飽きてしまって、バーガーキングで朝ごはんにします。
まだこの時は、現地の食事を口にしてみる勇気がありませんでした。でもバーガーキングの店内では寝てる人もたくさんいて、スマホの充電もできるから便利。
ドンムアン空港は第1ターミナルが国際線、第2ターミナルが国内線と分かれていて、第2ターミナルのほうが新しくて施設も清潔です。国内線専用のため、夜中のフライトがないのでロビーはとても静かです。
第2ターミナルにはセブンイレブンがありますが、第1ターミナルと反対側の一番奥なので遠いです。でもその後、第1ターミナルの到着ロビーにもセブンイレブンがオープンしました。おにぎりやサンドイッチ、ビールも手に入るのでとても便利です。
空港内ではフリーWiFiも1日2時間使えます。しかも、第2ターミナルには充電のスタンドが多くあります。コンビニとネット環境があれば、時間つぶしが容易になりますよね。
エアポートバスA1でモーチットへ
7時30分頃、モーチット行きのエアポートバスA1に乗り、いよいよバンコクの街へ向かいます。
バスの料金は30バーツ。バスの乗り方は、前からでも中からでもどちらから乗っても大丈夫。
バスが発車すると車掌さんが料金を回収に来ますので、「モーチット」と告げて料金を支払います。
支払いは100バーツ紙幣でもOKなので、わざわざ空港で小銭を用意する必要はありません。
車両は典型的な路線バスですが、車内はエアコンが効いていて快適。モーチットに着くころには、車掌さんが大きな声で教えてくれるので安心。タイの人たちはとても親切で優しい印象です。
市街地へ向かうバスは7時から24時まで運行しているとのこと。
A1系統のバスに乗れば、BTSやMRTの駅があるモーチットへ行ける。
サバーンタクシーン駅からチャオプラヤー川のボートに乗って
モーチット駅からはBTSやMRTでバンコクの中心街へ向かうのが普通です。
今回はまず王宮へ行こうと思い、ここからサバーンタクシーン駅を目指します。
すぐにBTSに乗ってもいいのですが、チャトゥチャックウィークエンドマーケットへ寄り道してみましょう。
マーケットの隣にはチャトゥチャック公園もあって、多くの人の憩いの場になっています。
まだ午前8時で時間が早かったため、全体的にまだ準備中といった感じ。
朝のチャトゥチャックウィークエンドマーケット。ほとんどがまだ準備中。
きれいに整備されたチャトゥチャック公園。公衆トイレもあります。
サイアムでBTSを乗り換えてサバーンタクシーン駅へ
王宮周辺へ行くためにまず最初に目指す場所は、チャオプラヤー川の船着き場、サバーンタクシーン駅です。
まずは、モーチット駅からBTSスクンヴィット線に乗ります。BTSの車窓から眺めるバンコク市内にワクワク感が止まりません。
続いて中心街のサイアム駅でBTSシーロム線に乗り換え、サバーンタクシーン駅へまで乗ります。
BTSに乗る際にはラビットカードを購入したほうが便利なのですが、今回は窓口で1日乗車券を購入しました。ラビットカードの購入については下記の記事にて。
【タイ】バンコクドンムアン空港でLCCを乗り継ぎ予定の人向け|夕方から市内を訪れ、ドンムアン周辺でコスパ最高の宿泊
サバーンタクシーン駅からチャオプラヤー川を行く
サバーンタクシーン駅から桟橋に行くには、2番出口から外に出ます。左前方にチャオプラヤー・エクスプレスボートの桟橋があります。
エクスプレスボートの乗り場では、スタッフさんが画像入りの地図を持って「どこに行きたいですか?」と声をかけてきます。ワットポーの画像を指さすと「40バーツだけどいいですか?」と教えてくれます。
私が事前に収集した情報だと、オレンジ色の旗のボートは15バーツのはずなので、「オレンジフラッグボート」と訊いてみます。
すると、隣のレーンだと教えてくれました。どうやらブルーフラッグは快速船らしく、観光客にはこちらを勧めてくれているようでした。
船が到着するとバスや電車のように乗船。この辺は台北の淡水から対岸の八里に渡る船と同じイメージ。
新千歳からピーチで行く1泊3日の台北旅行記|九份の基隆山、ミッフィパークの八里文化公園など
さて、空いている席につくと、これもエアポートバスと同じように車掌さんが料金を回収に来ますので、15バーツを支払います。
券には14バーツと書かれていますので、1バーツ分のお釣りは出ないんでしょうね。
ほぼ同時に出発したブルーフラッグのボートと僅差で、No.8ターティアンという船着き場に到着。
ちなみに、ワットプラケオや王宮に直接行くのであれば、No.9ターチャーンという船着き場のほうが近いようですよ。
対岸にはワットアルンも見ることができます。桟橋からお土産ゾーンが続いていて、スルーして外に出ると王宮とワットポーのすぐ手前に出ます。
サバーンタクシーン駅に着いたら、2番出口から外に出ます。
オレンジフラッグは14バーツ。楽しみながら移動してこのお値段♪
「暁の寺」で有名なワットアルンは修復中。その後2017年8月に完了。
王宮やワットポーへの玄関口となるターティアン船着き場。
全長46m!涅槃仏で有名なワットポーと王宮へ行ってみよう
ターティエン桟橋からまずはワットポー(ねはん寺)へ。
ここは全長46m、高さ15mの涅槃仏で有名で、初めてバンコクへ旅行に来たら必ず訪れるであろう定番の観光スポット。日本人ならとても身近に感じることでしょう。
拝観料は100バーツで、ミネラルウォーターの引換券もセットになっています。
アジアの寺院はどこも欧米人で賑わいをみせますが、ここも例外ではありません。
敷地内には涅槃仏以外にもたくさんの見どころがあり、バンコクに来たら何度でも足を運びたいスポットだと思います。
ワットポー基本情報
営業時間 | 8:30~18:30(年中無休) |
拝観料 | 100バーツ |
チケットは売り場で並ばずにスムーズに購入できます。
ミネラルウォーターの引換券付きで100バーツです。
さっそくミネラルウォーターを頂いて、、、
ダメなことリスト。そしてつつましやかに。スリにも気を付けて。
涅槃仏以外にも見どころはたくさん。多くの僧侶も見かけます。
一角には屋台も出ています。小腹がすいたら利用してみて。
王宮とバンコク3大寺院のワットプラケオへ
ワットポーを拝観したら、次は少し歩いてワットプラケオへ。白い塀で囲まれている王宮があります。
暑いので歩くのはちょっとイヤという方は、トゥクトゥクを利用すると良いでしょう。
ワットプラケオは王宮や寺院、秘宝などの展示ブースがあり、たくさんの見どころがあります。
観光客も多いので団体さんに交じって行動すれば、添乗員さんの説明を一緒に聞くことも可能なんですよね。
ワットプラケオ基本情報
営業時間 | 8:30~16:30(最終入場15:30) |
拝観料 | 500バーツ |
トゥクトゥクのドライバーに行き先を告げて歩かずに行くことも。
ワットプラケオは見どころがたくさん!タイの歴史を感じ取って。
ワットプラケオからカオサン通り、サイアムまで歩いてみる
ワットプラケオの観光が終わったら、ちょっと離れていますが、カオサン通りまで歩いてみることにします。途中には焦点と住宅が混在した地域もあり、地元の生活が垣間見られます。
乗り物を使うと観光地と観光地を点で結びがちなりますが、たまに徒歩や自転車を使うと線で結ぶことになり、見られるものの深さが変わるのがいいところ。
歩けば健康ですし、お腹も空くので食事が進みます。
宝くじのような売り場に人だかりが出来ているのを観察しながら、カオサン通りへと向かいます。
日中のカオサン通りを入口から出口まで往復してみましたが、ここまで歩いてくる途中の街並みよりも、はるかに都会の街並みといった感じ。
今度は夜に来てみたいと思いますが、以前と比べてそれほど賑わっていないのだとか。いずれにしても今回は雰囲気を感じ取るだけにして、ゆっくり見るのはまたの機会にしましょう。
ここから再び徒歩で中心街のサイアムへ行くことにします。
ローカルで賑わう場所。中心街とは集まっている年齢層も違う。
異国の街並みの一部に自分が溶け込めるのもひとり旅の魅力。
お昼のカオサンロード。今度は夜に再訪してみよう。
ドリアンを見るとワクワクしますよね!まだ食べたことがない私。
屋台ではなかなか食べる勇気がなくて。見てるだけも楽しいけれど。
庶民の暮らしを垣間見る。高層マンションとは異なる人々の暮らし。
タイ国政府観光庁のウェブサイトより引用し一部加工したものを使用
私が今回歩いた経路はこのような感じ。カオサン通りから最寄りのBTSの駅まではかなりあります。
散歩気分で普通の街並みが楽しめるので、旅先では目的外の街歩きを1時間くらい入れることをおすすめします。
サイアムの繁華街でひとりシンハーを飲んで異国情緒に酔う
さて、夕方のサイアムへ。週末なので多くの人で賑わっています。
東南アジアの大都市は日中の時間帯が暑いせいなのか、夕方くらいになってから活気付いてきますよね。
私は事前にあまり下調べをせず、ほとんどノープランで旅をしています。これと言ってやることが思いつかないので、大きなショッピングセンターのサイアムパラゴンを徘徊してみます。
すぐに飽きてしまい、缶ビールを購入して外で飲みながら異国情緒に浸ることにします。
日が暮れて思いついたことは、夜の街並みを見てみようということ。再び徒歩でバッポン通りとタニヤ通りへ。
ここは日本人向けの街並みとあって、とにかく日本語が多いんですね。バンコクには日本人が5万人以上長期滞在しているとあって、日系の外食レストランもとても多いです。
今回のバンコク滞在は1日だけ。明日の早朝のフライトで香港へ飛ぶので、そろそろ空港へ戻ることに。夜は早く寝て朝は早くに起きる習慣が身に付いているので、19時を過ぎると眠くなっちゃいます。
BTSに乗って再びモーチットへ。とたんに激しい雨。日本では1年に1度くらいしか経験できないような豪雨です。
モーチット駅に着いたら、3番出口から階段を下りたところにあるバス停からドンムアン空港行きのA1バスに乗ります。
サイアムパラゴンの外で街行く人々を眺めながらほろ酔い気分♪
中心街でも路地に入ると屋台も多く見かけられます。楽しいですよ♪
BTSモーチット駅に着いたら3番出口から出て空港行きバス乗り場へ。
雨が降っていると、こんなありさま。折りたたみ傘が約に立つかも。
ドンムアン空港で野宿をするなら第2ターミナルがおすすめ
ドンムアン空港では予定通り空港野宿。朝6時35分のタイエアアジアのフライトで香港に飛びますので、約4時間くらいの仮眠。
この当時はプライオリティパスを持っていなかったので、空港野宿一択でした。
今の私なら迷わずラウンジで休みます。ドンムアン空港にはエアサイドだけではなく、ランドサイドにもプライオリティパス利用可能なラウンジがありますので、そこで休んだ方がいいでしょう。
プライオリティパスについては下記の記事にて。
LCCで海外旅行に行く人が楽天プレミアムカードを持つべき理由|プライオリティパスと海外旅行傷害保険が自動付帯のコスパ最強カード
またドンムアン空港周辺には快適で1,000円くらいのゲストハウスもありますので、そこに泊まるのもいいでしょう。これについても下記の記事にて。
【タイ】バンコクドンムアン空港でLCCを乗り継ぎ予定の人向け|夕方から市内を訪れ、ドンムアン周辺でコスパ最高の宿泊
地面で寝てる人も結構います。足を伸ばせるいっぽうで体は痛いかも。
タイクオリティのおにぎり。日本と全く変わりありません。
クアラルンプール並みにエアアジアが駐機しているドンムアン空港
香港へのフライト。眼下にバンコクの街並みを見下ろして。