白雲山登山|然別湖畔からスノーシューで膝上ラッセル(12月下旬)

 

こんにちは!やまたび北海道のコモ子です。

 

今日は然別湖の周辺にある山々の一つ、白雲山のお話です。

 

白雲山は、無雪期に登ると往復のコースタイムが2時間30分という易しい山で、「北海道山ガイド③東・北大雪、十勝連峰の山々」でも天望山と岩石山の3山がセットで紹介されています。

 

雪山としてはスキーの滑走に不向きなためか、登る人は少ないようですが、チャンスがありましたので登ってみることにしました。

 

最後まで猛烈なラッセルを強いられ、しかも山頂直下のコルで敗退。自己満足の要素が強かった山旅でしたが、4年のブランクを経て記事に起こしてみましたので、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

 

凍てついた然別湖のほとりに、白雲山の登山口がある

然別湖

 

前日は南ペトウトル山の山頂まで4時間もかけてラッセルをしたので、すでにお腹いっぱいでした。

 

でも、せっかく冬期に札幌から1泊で帯広までやって来たのですから、2日続けて山に登りたい。そこで選んだのが白雲山です。

 

きっとトレースがある、と信じ切ってやってきたのですが、やはり誰も登っていませんでした。しかもこの付近だけ雲の中、、、

 

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鹿追町の市街地方面から車を走らせると、然別湖に下りる直前に右に折れる道があり、湖岸には白雲山への登山口があります。

 

然別湖の湖面は標高805mなので、ここから山頂までの標高差は僅か381m。チャチャっと片付けて札幌へ帰る計画です。

 

 

夏道に沿って標高差300mを一気に登る

白雲山登山口

 

前日、南ペトウトルの帰りに偵察に来たところ、トレースがあるのでラッセル不要と思っていました。

 

ところが夏道はすぐに深い雪の中。どうやらこの足跡は湖岸に沿って歩いているようでした。ああ、残念、、、また今日もえげつない膝上ラッセルか、、、

 

スキーが苦手な私にとって、相棒はスノーシュー。体力でカバーしようと思いますが、やはり年齢的には40代に突入し、しんどいです。残念ながら加齢だけには太刀打ちできないですね、、、

 

夏道にはピンクのテープがぶら下がっており、それを目印に標高差にして約300mの急な斜面を登っていきます。

 

 

スノーシューを履いていても膝上まであるラッセルは、かなり負担がかかります。「身体が笑う」というのでしょうか、でも心は泣いています、、、

 

稜線から眺める東ヌプカウシヌプリと白雲山山頂

白雲山

 

それでもジグを切りながら何とか気合と根性で稜線までやってきます。

 

やっとここから平坦な地形になり、山頂手前のコルまで続きます。

 

もう、すでに答えが出ているというのか、山頂が射程圏内に入ったわけです。

 

東ヌプカウシヌプリ

お隣の東ヌプカウシヌプリ。どっしりとして大きいですよね。

青い空

雪山で見上げる青い空は本当に美しい。シーズン始めのころは特に。


凍結した然別湖

全面が凍結するまで秒読み段階に入った然別湖。

稜線を行く

平坦な稜線を歩いて、山頂直下のコルを目指します。


コルまで来たけど、足場が悪くて山頂へ登れない

白雲山山頂

 

さて山頂直下のコルへ到着し、ゴツゴツした岩場から成る山頂部を目指します。

 

ところが岩稜と深雪のミックスに難儀をし、安全な足場を上手く作りながら登ることができません。

 

しばらくの間、うまく登れない斜面に立ち往生。試行錯誤を繰り返します。すでにあきらめモード。

 

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基本的に山頂へのこだわりが薄い私なので、ここで引き返して帰ることにしました。人間、あきらめが大事な時だってあります。

 

どうも私って、山頂の近くまで頑張ったという自己満足が得られればいいみたい。

 

海別岳、北見富士、天塩岳、小漁山、、、思い起こせばこういう山って結構ありますが、どれも満足しているんですよね。

 

もしエベレストにチャレンジしたとしても、サウスコルまで登れたら満足すると思ったり、、、

 

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と言うことで、残念ながら山頂からの景色を共有することができませんが、ある12月後半の白雲山についての記事でした。

 

これから登られる方、この付近は寒さも厳しいので、防寒の準備もしっかり整えてお出かけください。

 

十勝平野

稜線からは、真っ白な十勝平野が一望できます。

十勝清水みしな

帰りは十勝清水御影のとんかつ「みしな」さん。調理師の私、大絶賛!