今日は香港の旅行記です。海外弾丸一人旅も少しづつレベルアップをしようということで、今回のテーマは「第3国を経由して帰国する」と決めて旅程を組みました。
年始に作った2016年の遊び計画では、10月の後半に香港へ行く予定でした。でも、9月にバンコクへ行くことに決めたとき地図を見てみると、香港を経由して帰ったほうが、効率的だということに気付きました。
そして今回の旅のテーマの通り、異国の空港から第三国へ出国することを経験してみたかったのもあります。山登りと同様、少しずつステップアップしてみようと思うのです。
さて、昨晩までバンコクに滞在し、ホテルに泊まらずにドンムアン空港の国内線ターミナルで野宿。空港野宿をする人って、欧米のバックパッカーを中心にたくさんいるものです。
早朝に出国手続きを済ませてスターバックスでモーニングカプチーノ。私はカプチーノしか飲みませんが、日本とまったく同じ味で安心します。
ドンムアン空港を6時台のエアアジアで飛び立ち、AM中に香港に到着予定です。基本的にノープランですが、出来ればマカオを3時間くらいで観光し、夕方に九龍から夜景を見られたらいいかと思います。
翌26日は深夜1時55分発の成田行きのバニラエアに乗るので、22時くらいまでに空港に到着したいところです。
香港では空港でオクトパスカードを購入し、市街地へ
今回の香港での滞在時間は短く、市街地での滞在は約8時間程度です。
スケジュールがタイトなので、入国カードの記入は機内で事前に済ませておきます。私はパスポートや財布も含めて機内持ち込み手荷物は座席の上に収納してしまいますが、ボールペン1本だけは携行するようにしています。
今日は完全に宿無しなので、滞在先は「One Day Trip」と記入して入国しましたが、特に問題ありません。
香港到着後、まずはターミナル間の無人列車に乗ります。先頭車両に乗ってTvモードでシャッター速度を遅くして、トンネル内を撮影して楽しみます。まるで子供です、、、汗
入国審査後は、到着ロビーのセブンイレブンへ。サンドイッチと缶コーヒーのブランチです。
日本人は海外で美味しいものを食べようと欲張りがちですが、欧米人の旅行者達は、結構こんな感じで食事をしていたりします。
なので、空港のバーガーキングやマクドナルドはいつも混雑しています。
日本国内で販売されている旅行ガイドブックの大半は、グルメ情報が中心で構成されていますが、必ずしも現地食を食べる必要はないと思うのが私の主張です。
さて、香港駅まで機場快線(香港エアポートエクスプレス)に乗るので、まずは香港の交通カードであるオクトパスカードを150香港ドルで購入します。
私の英語レベルはかなり残念なものなので「オクトパスカード、プリーズ」と笑顔で現金を手渡します。これで大丈夫。さらに券売機で200香港ドルをチャージして車内へ乗り込みます。
プラットホームへの入り口には改札がなく、そのまま好きな車両の適当な席につきます。電車の中はクアラルンプール同様にフリーWiFiが使えます。日本の電車でも早くそうなるといいですよね。
電車の速度は速いのですが、距離があるためか香港駅まで結構時間がかかります。
香港駅に到着後はさっそく道に迷います。地上を歩くと行き止まり、どうやらマカオ行きのフェリー乗り場へは2階の歩行者通路を歩いて行くようです。
すでにかなり時間をロスしています。香港駅周辺では地上を歩くことなく、2階のスカイウォークを歩いて移動するということを、帰国後に知りました。
イミグレーションまでは無人の電車で移動。
最前列で撮影を楽しむ私、、、海外では人の目なんて気にしません。
香港では必須のオクトパスカード。コンビニなど買い物でも使えます。
エアポートエクスプレスはとても快適。香港島までもう間もなく。
マカオを諦めて、ビクトリアピークへ行くことに
さて、香港駅に到着。エアコンが効いた室内から、ちょっとだけ外に出てみます。
お昼に近いという理由もあるのでしょうが、とにかく暑い!今朝までいた、バンコクより暑いと感じます。
汗がダラダラと吹き出します。私は、50代後半から60代を南国で過ごしたいと考えていましたが、この暑さを経験するとたぶん無理かも、、、
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さて、ほとんど下調べもせずにマカオに行こうと思います。まず、フェリーターミナルに来ましたが、チケット売り場がたくさんあってよくわかりません。
いろいろ迷いながら見て歩いて、奥にターボジェットの売り場があるのを見つけて、売り場のおばちゃんにチケットを購入したい旨を伝えてみます。
でも、「往復」というところまで伝わっても、その先の「何時の便で帰って来るんだ」という質問に答えられず困ります。言葉を上手く伝えられないという理由もあるのですが、時間を決められないのが一番の問題。
そもそも滞在時間が短いので、今回はキッパリ諦めることにして、夕方までビクトリアピークに登る計画に変更します。
スカイウォークを歩いて駅を経由し、ビクトリアピークへ向かおうとすると、中環(セントラル)周辺は女性達が段ボールを広げてピクニックをしています。
最初は何のことやらわからずに、かなり戸惑いましたが、香港の家庭に住み込んでいるフィリピン人のメイドさん達なのだとか。そう言えば、台北駅でも似たような光景をみました。
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自分が考えていたよりも、はるかにアップダウンが多い香港島での移動に疲れながら、なんとかピークトラムの乗り場へ到着。
日曜日だからでしょうか、外まで行列が出来ている状況に閉口しながら、我慢して並んでチケット売り場へ。ピークトラムはオクトパスカードでも乗車することが出来ます。交通系ICカードはどこの都市へ行っても便利です。
トラムは非常に急なこう配を登りますが、その脇に高層のビルが建っていて、香港という土地柄に思わず感動してしまいます。
山頂はとにかく人でいっぱい!
最初はマカオに行こうと思って、チケット売り場へ向かいます。
結局、タイムロス。今度は空路で直接行くことにしよう。
香港では日曜日恒例の光景なのだそう。旺角あたりでも見られます。
暑い中でも外には人がたくさん。健康的な証拠でしょう。
ピークトラムの乗り場でやって来るだけでも大汗かいてます、、、
やっとのことで乗れました。最後尾の窓側に立って、出発~
ロープウェイでもいいくらいの急こう配。ワクワクします。
山頂駅にはお土産屋さんや飲食店もあります。
ビクトリアピークで青島ビールがウマい!景色も最高!
ピークトラム山頂付近には、有料の展望台やお店がたくさんあります。少し下りたところには無料の展望台があり、そこからでも十分に香港市街が一望できます。
この日はやや霞んでおり、クリアな展望は望めませんでしたが、今度は早朝に徒歩で登れたらいいかと思います。
トラムの出発点付近に売店があり、青島ビールを買って空けると、これがウマい!
酔っぱらってしまうと、もはやトラムに並んで乗る気になれず、遊歩道を使って徒歩で下山することにします。酔っぱらうと正しい思考ができなくなる残念な私、、、
この遊歩道は、小さな子供やカップルなども下山に使っており、トレーニングで登ってくるランナーも多くみられます。香港はトレイルが発達しており、この道もその一つなのでしょう。
かなりの急こう配を下りて行くと、やがて「半山」に到着。そこらへんに高層のマンション群が立ち並び、香港らしさを感じます。
ピークトラム山頂駅内部の様子は、だいたいこんな感じです。
ピークトラムの周辺。屋上は有料展望台になっています。
ちょっと下ったところにある無料の展望台
外が暑いので思わず青島ビールで乾杯!こりゃ最高だ!
酔った勢いで徒歩で下山することに。トレーニングの人も多い。
坂の途中には市境の標識が設置されていました。
半山まで下りてくると、周囲は森から高層ビルに。
香港は標識が整備されているので、観光客にもわかりやすいですね。
中環から山頂まで登る場合でも、迷わず行けるでしょう。
さらに下りて行くと、まもなく動物園に到着です。
スターフェリーに揺られて尖沙咀へ
歩いて香港動植物公園付近まで下ると、公園があるのでベンチで休憩。ここではフリーWiFiが使えました。さっそくフェイスブックに投稿。私は香港で昼からビール飲んでいるぞ、、、汗
さらに坂道を下りていくと中環の市街地に入り、セブンイレブンでビールとサンドイッチを購入、近くの小さな公園で再び一休みです。
香港はビールの価格が安いので、たくさん買わないと損をする気がしてしまいます。空港に続いてまたもサンドイッチ。ボリュームがあって200円くらいなのでお値打ちです。
またサンドイッチ用のパッケージが硬質プラスチックの素材で、とてもしっかりしています。ちょっと取り出しにくいのが難点ですけどね。それにしても、サンドイッチにビールという組み合わせは日本ではないかぁ~。
もうかなり酔っぱらってどうでもよくなりました。とりあえずスターフェリーに乗って対岸の九龍に渡り、MTRで黄大仙へ行ってみようと思います。
香港動植物公園へ到着。近くに公園があるので一休み。
公園ではフリーWiFiが使えました。さっそくiPadで。
この付近の街並みは洋風で独特な感じ。香港らしくないかも。
セブンイレブンでビールとサンドイッチ。日本円で400円くらい。
黄大仙の開館時間に間に合わず、、、
さて、いよいよスターフェリーで九龍へ向かいます。
ちょっと酔いを醒ましてからまずは香港駅へ。そこからスターフェリーの乗り場へ向かいます。
相変わらず街中ピクニック中の女性が多いなかを掻き分けて、乗り場へ到着します。オクトパスカードで改札を済ませてすぐに乗船、出発です。
おそらく地元の人はMTRで移動する方が便利なのでしょう。ほとんどが観光客の様子。夕方になってきたためでしょうか、ビル群への陽の当たり方が変わって高層感が一層伝わってきます。
心地良い風を受けながら、僅かな時間を楽しんで対岸の尖沙咀(チムチャーソイ)へ。夜はここから夜景を楽しむ予定なので、時計塔付近のプロムナードを軽めに偵察をし、ネイザンロードの駅からMTRで黄大仙へ向かいます。
ところが黄大仙へ到着すると、開園時間が17:00までとのことで、門が閉じられています。ガイドブックには日没までと書いてあったので、ちょっと残念、、、同じように門の前で中をうかがっている観光客が数組おりました。ここもまた次回の宿題となるでしょう。
隣接するSCを軽くぶらついて、再び尖沙咀へ戻ります。いよいよ今回のメインイベント「シンフォニーオブライツ」です。
実のところ、何時から始まるのかすら把握しておらず、光のショーではなく、花火が上がるのかと思っていました。私はそのくらい事前の下調べもせず、ノープランな旅をしてるんです。
いろいろな分野で日本企業が頑張っています。
日曜日ならではの光景なのだそうです。
続いてスターフェリーで九龍へ向かいます。
運賃が安いです。ここもオクトパスカードでスムーズに。
港を離れて対岸の九龍へ。香港島の高層ビル群の眺めがステキです。
10往復くらいしても飽きないかも。いろんな時間帯に利用したい。
あっという間に尖沙咀へ到着。良い意味で雑多な感じも。
まずは地下鉄に乗って黄大仙へ向かってみましょう。
香港は観光客に優しい案内標識が多いです。こうでなくっちゃ。
ネイザンロード付近の交差点にて。ここ、横断が面倒です。
香港の地下鉄は、ホームへのエレベーターが早いんです。
残念ながら黄大仙は17時で閉館。15分くらい遅れました、、、
尖沙咀のプロムナードからシンフォーニーオブライツを
最後は18時過ぎからプロムナードに場所を陣取って、夜景を楽しむことにします。
この時点で何時から何が始まるのかをよく理解しておらず、とにかく光のイベントがあることだけしか知りません。
こうして海風に当りながら夜景を楽しめるのは、香港ならでは。
まさに至福のひと時です。
20時になって、レーザー光線が飛び交うシンフォニーオブライツが始まり、大勢の人たちとともに満喫。
カメラの練習を兼ねながら夜景を楽しみ、最後はネイザンロードを歩いて帰ることにします。
バンコクから寝不足で歩き疲れたこともあり、香港島まで戻って電車で空港まで帰る予定だったのですが、たまたま通りかかったエアポートバスに乗車。
エアコンがガンガン効いているうえ、スピードも速く、WiFiも使える、乗車率も低いとあってラッキーでした。
空港にはちょっと早く着いたので食事。
バニラエアのチェックインカウンターが開くのが2時間前なので、空港内の野宿ポイントを偵察。次回に備えます。
第2ターミナルの入り口あたりに、広くて人の少ない待合スペースが野宿ポイント。遠距離のバス乗り場のようですね。
この上にはセブンイレブンがあるので便利。
チェックイン後は最後のビールを飲んで、深夜2時には機上の人となりました。
成田空港第3ターミナルは、相変わらず早朝からフードコートは大賑わい、ちょうど出発便が重なっていたのでしょう。
行列のできるローソンでおにぎりと缶コーヒーを買って朝食。
再び仮眠を取って約5時間の待ち時間をやり過ごし、14時には新千歳空港へ。
個人的には刺激が多く、なかなか充実したタイ、香港の弾丸トリップでした。
夕暮れ時になって、尖沙咀へ移動。楽しみにしていた香港の夜景を。
だんだんと薄暗くなっていく空と、明るくなっていく街のネオン。
さあいよいよ始まりました。来てよかった香港。
みんなも満足して笑顔で帰っていきます。最高でした。
尖沙咀からネイザンロードへ移動します。見るものすべてが楽しい。
許留山のマンゴーを食べたいところですが、ビール腹なのでまた次回。
ネイザンロードからバスに乗って空港へ帰ることにします。
ここの空港も大きいので、ターミナルを間違わないように気を付けて。
バニラエアの出発時刻は深夜2時。こういうフライトありがたいです。
チキンライスを食べますが、空港価格です、、、
物足りなくて、セブンイレブンでサンドイッチとコーヒー牛乳。
ありましたよ!野宿適地。みんなも寝てる。僕は機内で寝るけれど。
成田空港に到着。税関もスムーズに。フードコートは激混み、、、
成田から新千歳もバニラエアで。わくわくバニラ。その通りです。