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【岩手山・八幡平】札幌から夜行バス・北海道新幹線・レンタカーで日本百名山登山の旅

 

北海道新幹線の開業によって、陸路で東北の山へ行くことが容易になりました。今回は仕事が終わってから、夜行バスで函館へ行き、北海道新幹線の始発で盛岡まで。レンタカーを借りてその日のうちに岩手山に登った記録です。

 

盛岡市内に宿泊し、翌日は八幡平、盛岡から「なかよし切符」を利用して、高速バスで八戸へ。深夜のフェリーで苫小牧港へ帰る行程です。

 

往復で新幹線を利用すれば、週末の2日間で2山に登ることが十分可能です。

 

例えば、秋田駒ヶ岳と岩手山、乳頭山と姫神山などもいいですよね!

 

ちなみに2017年9月24日から、ピーチが新千歳~仙台の運航を開始しますので、格安で気軽に東北の山々へアクセスが可能になります。

 

北海道新幹線で盛岡へ行こう

昨年に続いて、東北遠征第2弾。

 

岩手山と秋田駒ヶ岳を狙います。

 

行きは札幌から夜行高速バスで新函館北斗駅へ。朝イチの新幹線で盛岡へ。レンタカーで登山口へ向かい、10時頃から登る計画です。

夜行バスであまり眠れず。

 

新函館北斗駅では駅が空くまで小一時間外で待たされます。

 

しかもこの新幹線、事前に駅で切符を購入するときカード決済した後になって、駅員さんが「ネットで購入すると最大40%お安くなります。次回からどうぞ」ですって。

盛岡駅8時45分到着。

ニコニコレンタカーさんの送迎サービスに甘えて駅まで来てもらい、手続きを済ませていざ出発。

 

ナビに従って東北道を少しだけ乗って、登山口へは予定通り10時着です。

 

だだっ広い駐車場がすでに満車状態で、人気が伺えます。

柳沢コースはシラネアオイなどのお花のほかに、チングルマも咲いていて、テンションが上がります。

 

遅い出発に加えて移動に疲れたのも手伝って、同行者が遅れ始めます。陽が長いので19時までに下山すればいいという時間計画ですが、見知らぬ登山者が「あんた止めた方がいい」という忠告を何度も被せてくるもので、弱気が増します。

2月末に海別岳、1月にも野塚岳でご一緒しているので問題ないと思いますが、本人が不調だと感じて「先に行ってくれ」と連呼するもので、別行動で山頂を目指すことにします。

 

8合目から一気に風景が変わり、1人でガツガツ登っていきます。

秋田駒ヶ岳でしょうか。

 

明日登る予定でしたが、今日のペースを考えると次回へ延期せざるを得ません。

 

姫神山か八幡平を候補にして、今晩の反省会で議題にかけてみます。

不動平から富士山のようなザレ斜面を走ったり歩いたりしながら一気に9合目まで登ると、樽前山や十勝岳の裏側のような感じのお鉢に出ます。

 

ここで最後の人とすれ違い、この後は登山口まで誰とも会いませんでした。

山頂へ到着。

 

雲が湧いてきており、同行のメンバーにも見せられるように写真も収めたので、スピード下山をします。

 

8合目の小屋前で休んでいる同行メンバーを回収し、急斜面を下りていきます。

岩手山を17時過ぎに下山して、盛岡市内でお風呂、食事を済ませてビジネスホテルで宿泊。

 

翌日は5時出発で盛岡をあとにし、6時半にアスピーテラインの見返峠に到着。今日も朝から快晴、最高のお天気に恵まれました。

 

道路脇の雪壁はすでにほとんど消失してました。

遊歩道を朝の散歩気分で歩き始めます。

 

振り返ると山並みが美しい。

 

遠く鳥海山まで見えました。

 

会う方が口々に鳥海山が見えた!ということから、鳥海山が一つのシンボルだということがうかがえました。

雪解けの八幡平と岩手山。

 

盛岡市内から眺める岩手山とはまた違います。

八幡平の頂上に到着。

 

一番高いというだけで、ここだけを目指すのならもったいないところ。

 

ハイキングコースをぐるっと回ってみます。

 

残雪が結構ありますが、ローカットのハイキングシューズでOK。

源太森からは岩木山が。

 

北東北の3県は山と温泉のパラダイスです。

木道が埋もれている箇所がたくさんありますが、残雪期ならではの魅力がいっぱいでした。

 

2時間足らずの朝活を終え、東北最高所の温泉、藤七温泉へ向かいます。

藤七温泉は標高1400mにある温泉です。

 

小さな内湯もありますが、混浴の大露天風呂がここの魅力。道路から丸見え、そんなのお構いなしです。

 

北海道にもたくさんの秘湯はありますが、東北にはかないません。

まだ半日残っているので、小岩井農場へ。

 

中には入りませんでしたが、入り口でソフトクリームと牛乳をいただきます。

 

みんなが名物の冷麺を食べている中、私だけ温麺を注文。

 

調理師で製麺技能士の私としては、麺には関心があります。

 

これはこれで美味しいかもしれません。

それでもまだ時間が余ったので、田沢湖へ。

 

秋田駒ヶ岳へは来年来ようと思いますが、いかに?

 

観光も十分楽しめましたので、盛岡へ帰ります。

盛岡駅へは17時前に到着。

 

約1時間余裕があるので、駅の立ち飲み屋さんで一番搾り。

 

立ち飲み屋さんっていいネ!

八戸から苫小牧行きのフェリーを事前に電話予約しておけば購入できる「なかよしきっぷ」。盛岡→八戸→苫小牧→札幌のバスとフェリーがセットで7100円。

 

インターネットでは買えないことと、切符の購入が現地(盛岡発なら盛岡、札幌発なら札幌)でないとならないのが難点!

高速バスに2時間ちょっと揺られて八戸港へ。

 

途中1回休憩がありました。立ち飲み屋さんで2杯飲んでおけば良かったと後悔…

 

八戸港には売店はありますが、コンビニ系のお弁当とかげ必要ならば盛岡駅で済ませるほうが無難。ビールは売店でもフェリーでも手に入ります。

昨年に続いて八戸港から苫小牧へ。

 

寝ながら移動できるというのは時間の節約になります。

 

苫小牧6時着。6時45分のバスで札幌駅へは8時30分到着。凝縮された東北山旅でした。

■まとめ

◎5月20日(金)

23:50 大通バスセンター発

◎5月21日(土)

 5:15 新函館北斗駅着

 6:45 新函館北斗駅発

 8:44 盛岡駅着

 9:10 レンタカー借用

10:15 岩手山登山開始

17:30 下山

21:15 岩手市内ホテルチェックイン

◎5月22日(日)

 5:00 ホテル発

 6:30 見返峠

 8:30 下山

18:25 盛岡駅発

21:00 八戸港着

22:00 八戸港発

◎5月23日(月)

 6:00 苫小牧港着

 6:45 苫小牧港発

 8:30 札幌駅着

■費用

1人あたり約3万円。