最近の登山情報について
〇2020年シーズンの更新情報は、まだありません。
〇2019年シーズンの更新情報
- 2019年8月9日現在、北海道・北海道森林管理局・北海道警察・中札内村より登山自粛の要請が強く呼びかけられています。
〇参考になる情報源
- 道道の情報 ⇨ 国土交通省 北海道開発局 道路情報
- 現地の情報 ⇨ 中札内村「日高山脈山岳センター」
- 林道の情報 ⇨ 北海道森林管理局/登山等に関する通行規制等について
カムイエクウチカウシ山の概要とグレードについて
カムイエクウチカウシ山(以下「カムエク」)は日本二百名山の一山。
日高山脈の山々のなかでは、幌尻岳やペテガリ岳に次いで、全国的に高い人気を誇ります。
あの田中陽希さんも、エサオマントッタベツ岳から縦走して山頂に立ちましたよね。
カムエクは日高山脈のなかでは2番目に高い山、どこからでも目立つ存在です。
そうは言っても、しょせんは標高2,000mに満たないわけですが、一般登山者にとって日高山脈の大部分の山は、標高とは無関係にとても難しいというのが現実です。
この記事を読まれている方は、きっと日本百名山の幌尻岳にも登ったことがあるかと思いますが、カムエクは幌尻岳よりも間違いなく困難。
日本二百名山で最も難しい、とも言われています。
そして、カムエクに限らず日高山脈の山々にほぼ共通して言えること、それは林道の終点から沢に入渓し、沢の中を歩かなければならないという点でしょうか。
さらに、稜線まで突き上げる急峻な尾根、おそらく、ここが一般登山者にとって、日高山脈全般の難易度が高い理由ではないでしょうか。
さて、カムエクで最も一般的なルートは、カールに至るまで沢を歩く札内川八ノ沢ルート。
新版 北海道の山と谷 第2巻の中でも、このルートは沢に分類されているんですよね。
なのになぜ一般登山者でもこのルートから山頂に立てるのかと言うと、登攀用具や技術がなくても登ることが出来るレベルだから。
各ガイド本においても、位置づけが曖昧。
- 「北海道夏山ガイド」(シリーズ第4巻「日高山脈の山々」)では紹介されていない。
- 「新版日本三百名山登山ガイド(上)」にはガイドページあり。
- 新版 北海道の山と谷 第2巻では、グレードが低い「無雪期 沢!」として。
- 「北海道沢登りガイド」でも、グレードが低い☆1つとして詳しく紹介されています。
一般登山者向けではないけれど、沢登りとしては易しいレベルという認識は、各誌共通しているようです。
日帰りをするには、夜明け前に札内川ヒュッテをスタートしたい!
カムエクは1泊から2泊での山行が推奨されていますが、日帰りしている人も少なからずいます。
さらに、隣のピラミッド峰とセットで登る人も増えているみたい。
沢歩きの経験があり健脚な人であれば、決して日帰りも難しくありません。
今回の私の計画は、日帰りで「カムエク3山」に行ってくるというもの。
みなさんは一部の愛好家の間で呼ばれているカムエク三山ってご存知ですか?
- カムイエクウチカウシ山の本峰
- 北北西に位置する縦走路上の1917峰
- ほぼ真北に位置し、縦走路からちょっと外れた1903峰
この3つをカムエク3山と呼ぶみたい。
2万5千図ではこんな位置関係。
この3つの頂上を日帰りしたという話を聞いたことがないので、計画してみました。
具体的な計画は次の通り。
- 18時:退勤後に札幌から日勝峠を越え⇨札内川ヒュッテへ
- 23時頃から2時間半の車中泊で仮眠を取る
- 朝2時50分に出発、札内川ヒュッテから歩き始める
- 日の出とともに札内川に入渓
- 午前10時を目標にカムエクに登頂
- 続いて1917峰へ
- 最後に1903峰へ
- 再び本峰を越えて、ピラミッド峰にも立ち寄る
- 下山
かなりタイトなスケジュールです。
札内川ヒュッテのすぐ先には、ゲートが閉まっているかつらトンネルが。
このあと、しばらく舗装された道道を歩きます。
トンネルを抜けると、コイカクシュサツナイ岳や1839峰の登山口。
コイカクシュサツナイ沢の入渓地点が左手に見えます。
1年間にきっと1,000人も登らないだろう中日高の核心部ですが、コイカクシュサツナイ岳登山口と書かれた立派な案内標識があります。
かつらトンネル、あかしやトンネル、さらに道道101号静内中札内線を歩き、七の沢出合へ到着します。
七の沢出合には自転車がたくさん放置されていて、前日からの入山者が多いみたい。
この区間を自転車で時間短縮し、体力を温存する作戦ですね。
札内川の河原に出ると、流木に矢印がペイントされていました。
いよいよここから本格的に登山スタートです。
こんな広い河原ですが、みんなキチンと自転車を並べています。
いかにも日本人らしい秩序ある行動。
整理整頓は美学です。
夜明け直前に到達する予定でしたが、すでに日の出を迎えていて、計画より遅れ気味。
今回の装備はこんな感じ。
背中に衣類(レインウェア、ダウンウェア、長袖シャツ、靴下、手袋など)を入れるため、ノースフェイスのマーティンウイング10リットルをチョイス。
八の沢カールで沢靴をデポした後に履く、トレラン系のシューズを入れるためのヒップバック。
お腹に食料を入れるため、モンベルのカメラバックというスタイルです。
手はホームセンターで購入した、ゴム手袋(蒸れて最悪)、足は釣り用のフェルト靴で八ノ沢に向けてバシャバシャ歩き始めます。
水が適度に冷たくて気持ちが良いです。
八ノ沢カールまでヘルメットを被り、その手前の999三股までストックも持ちます。
川歩きではバランスを取るためにストックがあると便利、というのが持論です。
荷物を最小限まで少なくできた前提条件は、
- この数日間、日中の気温だけではなく、夜間の気温も高めに推移していること
- 6月の十勝連峰日帰り縦走、7月の幌尻岳・1967峰日帰り山行を経て、連続15時間行動を体験していること
ここが大きなポイント。
人生のあらゆる場面と同様に、登山においてもタイミングが重要。
まずは、札内川の河原歩き。
上手く捲き道を見つけて進むと、ほとんど渡渉せずに八の沢出合まで到達できます。
経験から得られる沢感(勘)、先々を見る洞察力、それと川の水量によるところが大きいでしょう。
ただ、大きな自然災害によって捲き道が消失することもあるので、決して楽観しないこと。
時間短縮を重視するのであれば、初めから濡れることを気にせず、歩きやすいところをサクサク歩いて行くのが早道ですね。
八の沢出合にはキャンプ適地があります。
多くの人がここでテン泊をしてアタック日の拠点にしているようす。
- ゆっくりペースで、上部まで荷物を担ぎ上げたくないなら、ここでキャンプ(2泊3日)
- 普通のペースでバランス重視なら、八ノ沢カールでキャンプ(1泊2日)
- スピード重視でと環境配慮なら日帰り
こんな考え方で計画するのが一般的。
八の沢出合のキャンプ適地は、河原に近くて林内なので、夏は防虫対策が必要。
八の沢出合から八の沢カールまで遡行する
テント周辺で出発準備中の方々を横目に、八の沢を遡っていきます。
下部のほうは何ともなかったのですが、だんだんと倒木が多くなって障害となり、意外と時間がかかりました。
八の沢出合のテントスペースが不足していて、やむを得ず八ノ沢の上流でテントを張っていた方も。
ただ、天気が急変した場合はちょっと不安です。
八の沢は、カールまでほぼ一直線に突き上げています。
正面にカールを見上げながら登るので、きっとテンションが上がるはず。
本格的な登りが始まる標高点・999付近には、最近崩壊したばかりのスノーブリッジが。
ちょっと危険なので、右岸の雪の上に登り、急いで通過。
8月初旬でも、まだこれだけの厚さの雪が残っているんですね。
ここから高度をグングン上げていきますので、ストックはこの辺にデポしておくといいでしょう。
帰りに回収を忘れないように、ピンクテープを付けておくと目立ちます。
出典「地理院地図」地理院タイルを一部加工して使用
地図で見るとこのような感じ。
標高点999は、2万5千図で八ノ沢の水線が切れたポイントから、南西に100m標高を上げた付近です。
ここからが八の沢の核心部。
登攀用具こそ必要ありませんが、慎重かつ安全確実に。
八ノ沢の核心部には、すべて捲き道があります。
でも油断はできません。
私が登ったときは多くの方が入山しており、やや渋滞気味。
こういう場所ではお互いに譲り合いたいですね。
譲る側は自分の安全を確保できる場所に移動してから。
譲られる側は「お気遣いなく。急ぎません」とお声がけして、煽らないないように配慮しましょう。
水量が減ってくると、まもなく八の沢カールに到着。
札内川ヒュッテから6時間以上経過していて、予定より1時間くらい遅れています。
八の沢カールはこの世の楽園か?
いよいよ八の沢カールに到着。
楽園とはまさにこういう場所のこと。
傾斜が緩やかになる登り口から見渡すと、平らで広々とした地形が広がっています。
雨竜沼湿原の入り口や、羅臼平への入り口を思い出しました。
【雨竜沼湿原・南暑寒岳】ゲートパークへのアクセスや服装、7月上旬の開花状況など
知床連山|7月に木下小屋から知床硫黄山までの縦走を日帰りで往復できるかやってみた
右側にはカムエクの急峻なカールバンドを見上げ、左側にはピラミッド峰の鋭い頂。
そして「カムエクの美味しい水」は飲み放題。
やっぱりここは楽園です。
いっぽうで、ここに慰霊碑があるように、過去に福岡大学ワンダーフォーゲル部の獣害による悲劇が起きています。
その詳細についてはここではご紹介しませんが、ヒグマに関して見識を深め、遭遇しないように配慮しないと。
万一遭遇してしまったときについても、十分なシミュレーションをしておく必要がありそうです。
特に2019年には関係機関の連名で登山自粛が呼びかけられました。
こういう時は、計画を中止すべきでしょう。
一般的なヒグマ対策は、
- 遭遇しないための対策(予防)
- 遭遇してしまったときの対策(対処)
に分別されます。
まず、遭遇しないための対策ですが、
- 音による手段で、自分の存在を知らせる方法(「鈴」「ラジオ」「笛」「話し声」)
- 匂いによる手段で、自分の存在を知らせる方法
といったように、ヒグマに自分の存在を認識してもらうことです。
それでも万一遭遇してしまったときは、
- 間合いに入らないように近付かない
- 間合いに入ってバッタリ遭遇したら交戦する(「熊スプレー」)
- 交戦しないで間合いをとる「死んだふり」「後ずさり」「ストックを高く上げて存在を大きく見せる」
- ヒグマに物を取られたら諦める
こういう選択肢があると言われています。
どの手段が効果があるのかは、正直なところ見解が分かれるところ。
「最近のヒグマは鈴の音が聞こえると、人間がいると思って近づいてくる」というようなウワサもありますが、真相は不明。
以前観た番組で、知床の漁師さんが声を出しながらヒグマの親子に近づいていき、追い払うということをやっていました。
これは、攻撃はしないけど、威嚇するというようなイメージ。
とにかくここ八ノ沢カールは、人間にとってもヒグマにとっても、楽園であることは間違いありません。
さて、話を戻して。
カールでは荷物をすべて下してしばらく休憩。
あまり休むと動けなくなるので、身体を冷やさないくらい程度にて。
八ノ沢カールでは水をたっぷり採れるので、ここまで水を担がなくても大丈夫。
これがコイカクシュサツナイ岳や1839峰、ペテガリ岳など尾根を登るルートの場合、こうはいきません。
国境稜線に上がり、憧れのカムエク山頂へ
カールバンドの傾斜が緩やかな所にいくつかの踏み跡があり、国境稜線上のコル付近まで続いています。
これから、山頂を近くに捉えることができ、きっと力がみなぎってくることでしょう。
近年登山者が増加しているため、山頂までしっかりとした道が続いています。
ハイマツに苦しめられることはありません。
山頂まで残りの標高差はおよそ250m。
決して楽な行程とは言えないかも。
後ろを振り返ればピラミッド峰。
こちらもコルからの標高差が150m近くあります。
主稜線のコルから、山頂までの最後の登りがあるところも魅力の一つ。
チロロ岳、石狩岳、富良野岳、大千軒岳などもそんな感じですよね。
【チロロ岳】日高山脈の沢の入門編に最適!北日高の秀峰は、沢、尾根、ハイマツ、稜線歩きで眺めも格別!
ピークのちょっと手前にはお花畑が広がっていて、疲れた心をきっと癒してくれます。
そして、やっとカムエクの山頂に到着。
山頂には標識が無い(当時)ので、日の丸の画像に山名を書いてプリントしたものを持って記念撮影。
最終的には予定より1時間以上遅くなり、すでに午前11時。
私にとってはここがゴールではなく、カムエク3山を登る計画。
「この先はやめよっかな~」とちょっと弱気になりますが、コンディションが良いので先を進むことにします。
戻ろうと思えばいつでも戻るという柔軟な意思をもって。
次の目標は1917峰。
山頂を越えて、国境稜線を北側に下っていきます。
カムエクを北側から眺めるため、ピークを越えて1903峰へ!
カムエクの山頂を越えると、国境稜線は日高山脈らしいハイマツと灌木の踏み跡に様変わり。
これまでと同じ感覚では歩けないので、速度が急激に低下。
それに伴い、メンタルも一気に急降下。
日高山脈でよく使われる「猛烈なブッシュ」ではないにせよ、これだけ身軽にスタイルなのにもかかわらず、かなり厳しいものがあります。
標高差にして約250mを下るわけですが、振り返るとさらに気持ちが落ち込みかねません。
とにかく前だけを向いて前進。
人生にも、振り返らずに前進すべき時期があるのです。
地図上の1730コルから登り返して後方を振り返ると、憧れだったカムエクの北斜面がバッチリ!
カムエクが最も美しく見えるのは、北側から見る姿だとよく言われます。
でも、これだけ近くでこの姿を見られる人は、ほとんどいないでしょう。
本当に来た甲斐があったというもの。
もう一度再訪してテン泊し、沈みゆく夕陽や迎える朝陽に輝くこの姿を、動画で共有したいと思っています。
こちらは、今日の目的地として計画していた国境稜線上の1917峰。
さらに100m以上標高を落としてから登り返すとなると、ちょっと時間的に無理そう。
ハイマツによって、いつも通りに歩けないことも予想されますし。
ここは素直にあきらめることに。
それにしてもこの景色、素晴らしいですよね。
1917峰がとっても素敵。
右に目を転じると1903峰。
名もなき山ですが、こうして眺めると名山だと思います。
今日はここをゴールとして、カムエク2山で終了することに変更。
このように稜線上から見て美しい名山だけを集め、「稜線上の百名山」みたいなものを選びたいですね。
時代はウェブサイトや動画、SNSで共有する時代。
百名山も最近のアイドルグループみたいに、コミュニティ参加者の投票によって、頻繁に入れ替わるくらい柔軟に変化してもいいのかも。
そうすれば、世界中に北海道の山々の魅力が伝わり、来訪者も増えるはず。
それによって、登山環境の整備も進むと思うのです。
1903峰への途中に見た、1917峰と九の沢カール上部の全景。
前出の福岡大学ワンゲル部の悲劇は、この付近ですでに始まっていたのだとか。
九の沢カール上部には水がほとんどない感じ。
谷へ下りるにはこの付近の傾斜が緩やかに見えるので、比較的容易な印象。
主稜線上の・1730から北北東、僅か200mの雪渓付近にヒグマの個体が1頭いました。
やや緊張感はありますが、思わず微笑みたくなるような光景。
縦走中のパーティから教えてもらうまで、ヒグマの存在に気づきませんでした。
今日の終着点となった1903峰でのセルフィ―。
1917峰へ登ることは諦めていましたが、この時点では、ピラミッド峰に寄ることを密かに企んでいました。
ここで主稜線上から1903峰までの情報。
まず、主稜線と支稜線との分岐点にはテン場があります。
支稜線上は、基本的にはハイマツのブッシュ。
踏み跡はほとんどありません。
ブッシュは薄いものの、高度感がある岩場もあるので慎重に。
国境稜線上なら縦走するパーティと会うかもしれませんが、ここではその確率は一気に減るでしょう。
こんなところでケガでもしたら、それこそ命取り。
安全こそがすべてに最優先されます。
帰りは慎重かつスピーディに
1903峰から黙々と歩き続けて、再びカムエクに登り返してピークを越え、八の沢カールの上部にある稜線上のコルまで戻ってきました。
北から縦走する場合「カムエクをアタックする」という表現がしばしば使われます。
そのくらい、この登り返しは精神的にも肉体的にも負担を強いられます。
ピラミッド峰側の登りよりかなりハード。
かなり消耗したと感じ、時刻も14時を過ぎているので、ピラミッド峰も諦めて下山をすることに決定。
次の目標は暗くなる前に七の沢出合まで帰ること。
まだ15時前ですが、八の沢カールには新しいテントが張られていました。
デポしていた装備を回収して水をたくさん飲み、テント泊の方と情報交換したら出発。
次回は私もテントを担いで山旅を楽しみたいと思います。
日高山脈全山縦走という、偉業を成し遂げられる方がいますが、日高山脈全カールでのテン泊制覇みたいな、異業にチャレンジしてみたいですね。
登山者が減って静かになった八ノ沢を、慎重かつ素早く下って行きます。
八ノ沢は東斜面になるので、夕方になると日陰になりますが、暑い日にはちょうどいいかもしれません。
正面に見えるのは1629峰、左は十勝幌尻岳、右は岩内岳。
日高山脈には、このように一般登山者に無縁の名峰が数えきれないほどあります。
八ノ沢カールから八ノ沢を一気に下り、札内川に合流します。
17時を過ぎて八ノ沢を下っているのは自分だけだろうと思っていましたが、下山中のパーティを追い越します。
おそらく八ノ沢出合で幕営するのでしょう。
札内川は捲き道を見つけれられば利用しますが、林内に明かりが差し込まなくなってきたので、川の中をスピード重視で下山。
19時、やっと七の沢出合まで下山完了。
写真に比べ、実際はかなり薄暗くなっています。
残りの行程は林道歩きだけなので、ヘッドライトを点けてヒュッテまでトボトボ歩くだけ。
七の沢出合にあった自転車は、すでにほとんどが回収されていました。
札内川ヒュッテに到着したのは21時。
今朝は3時出発ですから、18時間の山歩き。
大雪山を18時間歩くのとは、比較できないくらいの疲労感でいっぱい。
まだまだ鍛え方が足りないということです。
この夜は車で移動せずに、車中で泥のように眠るのでした。
翌日は朝6時にヒュッテ前を出発し、お昼には札幌到着。
2日間の休日でも、頑張ればカムエクだけではなく、1903峰まで日帰りできることを証明できた今回の山行。
時間は有限、山だけではなく、人生も中身を濃く歩いて行きたい。
ただし、積乱雲が発達して雷が発生したり、ヒグマ出没によって進路妨害されたりした場合もあり得ます。
そういった意味で、もう少し充実した装備と、予備の計画を持つべきだと思います。