サラリーマンをしながら、年間10回以上海外へ遊びに行っている自由人な私。
今日の話題はSCOOTのフライトを、やむを得ずキャンセルしたときのお話。
LCCは、基本的に一度航空券を購入してしまうと予定の変更ができません。
しかも、悪天候などによって問題を抱えた場合、欠航や遅延もたびたび発生します。
やっぱり格安な分、相応のリスクを覚悟しなくてはならないんですよね。
私は国内線・国際線を問わず、これまで100回以上LCCを利用していますが、航空会社都合による欠航や大幅なスケジュール変更の体験がこの3年間で何度かあります。
- ジェットスターの新千歳ー関西空港線(機材繰り)
- ジェットスターの成田ー上海浦東線(当局からの認可が下りなかった)
- エアアジアのクアラルンプールーコタキナバル線(11時間早まった)
- エアプサンの新千歳ー釜山線(日韓関係悪化よるものと思われる運休)
- エアソウルの新千歳ーソウル線(これも同じ)
- チェジュ航空の新千歳ーソウル線(これも同じ)
- peachの新千歳ー台北線(新型コロナウィルス感染拡大によるもの)
でも、これらはLCCでなくとも起こりますし、LCCだからと言って払い戻し等の対応をしてくれないわけではありません。
ただし、希望する振替便の座席が確保できる可能性については、低くなりそうです。
自己都合でキャンセルしないとならない場合
次に、航空会社の責によるものではなく、自己都合でキャンセルせざるを得ない状況について考えてみます。
最近では、新型コロナウィルス拡大によって、旅行の中止を考えている人が多いかと思います。
2020年2月27日の段階で外務省のウェブサイトでは、「各国における新型コロナウイルス感染症に係る入国制限措置と入国後の行動制限措置に関する状況」という情報が公開されていて、タイや台湾でも入国後に行動制限措置が行われることが分かっています。事実上、旅行は不適ということ。
こういった状況では、欠航はしないけれど、旅行には行けない、お金も戻って来ないという、何ともやるせない気持ちになりますよね。
私も2020年3月と4月に韓国旅行3回、ベトナム旅行1回分の航空券をすでに発券しており、すべて流れてしまったら相応の損失になってしまいます。かなり悲しいですよね。
で、同じような思いを抱えている人に少しでも参考になればと思い、返金対応はしないけれど他の方に転売してバウチャーで支給するというウェブサイトを紹介したいと思います。
ここでは、SCOOTさんの事例でお話していきます。
私が過去にこのサイトを利用したのは、2017年5月の新千歳ー台北行き。
どうしても仕事の都合がつかずに、キャンセルしたときのお話です。
片道7,000円程度で購入したチケットなので、それほど痛みを伴う内容ではなかったのですが、念のためSCOOTさんのウェブサイトでキャンセルができるか調べてみました。
すると、Change Your Flightというウェブサイトがあることが分かりました。
Change Your Flightを利用してみよう!
2019年8月現在、Change Your Flightというサービスがあります。
私が利用したのは2017年4月頃ですが、購入した金額を最高額として最低1,000円から買い取ってくれる仕組みです。
買い取ってもらった金額の支払いはバウチャーになります。残念ながら現金は戻りません。
いくらで買い取って欲しいか、こちらから提案するオークションのような仕組みで、ついつい欲を出して高値を付けてしまいがち。
でも高値を提示すればするほど、買取りが成立する確率が低くなります。
反対に、金額を低めに設定すればするほど、買取りが成立するまでの日数も短く、確率が高くなります。
その見極めが必要です。
どのような理由で、買取りが成立するか否かが決まるのかはわかりませんが、プロセスは気にしないでも大丈夫。
本来、ゴミになるものが売れるのですから、ありがたいものですよね。
デフォルトでは1,000円~3,000円の設定がされていましたが、自分で入力することもできるので、ダメもとで最高額の7,000円と入力して、リクエストを送ってみました。
結果は8日くらいかかるようす。確率も5つ星中の、星1つ半ということで、30%ということでしょうか。
首を長くしながら、結果を待ちます。
そして数日後、、、
当然のことながら、1回目のリクエストは却下されました、、、(汗)
ただし、出発3時間前までに、新しくリクエストができるということなので、再度申請してみましょう。
「次回は可能性の高いオプションをお選びください。」ですって。
そして2回目の申請は、手堅く2,000円のリクエストを出しました。
どうやら、2日以内に結果が出るようです。
今回は1週間も待たずに済みますね。
ピンポーン!リクエストした2,000円相当のバウチャーが発行されました。
7,000円の株式投資を2,000円で損切りしたなんて言ったら、普通はかなりへこみます。
でも、最初から紙切れになってゼロだと思っていると嬉しくなるのですから、感覚って怖いですよね。
さてこのバウチャー、有効期限は約6か月間です。
しかも、このバウチャーの利用には注意点がいくつかあり、その中でも特に、重要なのがこれです。
【プロモーション適用の航空券を除く】という但し書き。
私がLCCを利用するときは、セール運賃で購入することがほとんどです。さらに国際線においては、ほぼ100%の確率で、セール運賃のチケットを購入しています。
要するに手元に2,000円あるけれど使い道が限定されているということなのです。
これ、楽天の期間限定ポイントみたいですよね、、、
結果としてこの2,000円のバウチャー、使うことなく失効してしまいました。
それでも、こういった救済策が用意されているだけでも、ありがたいもの。覚えておいて損はないと思います。
このサービス、航空会社数社が参加しているようですよ。
詳しくはホームページ http://www.changeyourflight.com/(外部サイト)にて。