こんにちは!コモ子@やまたび北海道です。
今回は2018シンガポールマラソンについて。全部で3回にわたって、時系列で旅行記を書いていきます。相変わらずのケチケチ旅行ですが、「こんな参加方法もあるんだ」という感じで優しく見守っていただければ嬉しいです。
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さて、ANA国際線特典航空券で手配したシンガポール行きのフライト。
シンガポール到着から24時間以内で出国する「乗り継ぎ」の仕組みを利用して、2018シンガポールマラソンに参加してみました。別の記事で書いていますが、2018シンガポールマラソンと2019ムンバイマラソンを1回の国際線特典航空券とLCCを併用して両方参加してしまおうという計画です。該当する記事はこちらから。
ANAマイルを最大限に利用して2つの海外マラソンに参加する方法
ムンバイマラソンにご興味がある方は、次の記事も併せてお読みください。
【海外マラソン|インド|ムンバイマラソン2019】詳しく解説☆個人エントリーの申し込み手順、インドビザ取得、現地での受付や、出走後の給水・トイレなど
国際線特典航空券のフライト概要
次に今回のANA国際線特典航空券の詳細についてお話します。
今回の旅程は全部で7つのフライトで構成されています。
- 新千歳ー羽田(往路国内線乗り継ぎ)
- 羽田ーシンガポール(乗り継ぎ:24時間以内)
- シンガポールーバンコク(途中降機)
- バンコクームンバイ(目的地)
- ムンバイー成田(復路国際線)
- 成田ー羽田(陸路の移動区間)
- 羽田ー那覇(復路国内線乗り継ぎ)
- 那覇ー新千歳
- 往路と復路にそれぞれ国内線の乗り継ぎが1回
- 目的地はムンバイ
- 海外での途中降機が1回
- 海外での乗り継ぎが1回
これはルールに則ったやり方なので、座席に余裕があれば予約することができます。料金は全部で20,430円。この他に運賃に関しては38,000マイルとの交換になりますが、とても割安感はあります。
3と4の間に、
- バンコクー関西(タイエアアジアX)
- 関西ー新千歳(peach)
- 新千歳ー成田(バニラエア)
- 成田ーバンコク(タイエアアジアX)
という旅程が別途入ります。これらはすべてLCCで、セール時に別途購入しました。
シンガポールマラソン3泊4日の概要
1日目 |
※仕事を定時に終えて新千歳空港へ 20:30新千歳ー22:10羽田 |
空港野宿 |
2日目 |
8:50羽田ー15:00シンガポール ※受付を済ませ、アラブストリートのゲストハウスにチェックイン |
ゲストハウス泊 |
3日目 |
3:00マラソンのスタート地点へ 5:10スタートー11:10ゴール ※すぐにチャンギ空港へ移動 13:10シンガポールー15:35バンコク ※スワンナプームからドンムアンへ移動 |
機内泊 |
4日目 |
1:15バンコクー8:40関西 16:15関西ー18:05新千歳 |
機内泊 |
次に今回の旅程について。
3泊4日の旅程ですが、シンガポールでは乗り継ぎ時間内での行動になりますので、現地滞在は僅か24時間以内です。マラソンの受付をしてホテルで仮眠、マラソンを走ってすぐに空港へ直行。買い物もグルメもありません、、、
12月なのに大雪が降って、いきなり新千歳空港で足止めか!?
さて、シンガポールへの出発前の金曜日はいつも通り17時まで会社で勤務。北海道在住者は羽田や成田、関西に前日入りしないと、翌日午前中のフライトには間に合わない定め。
2018年、今年の札幌は雪が少なくて安心していましたが、今日に限ってお昼過ぎから断続的に雪が降り続いています(泣)
仕事中に新千歳空港のフライト情報をちょくちょく見ていると、欠航便が相次いでいる様子。今年の3月に爆弾低気圧の影響でジェットスターのフライトが欠航になり、玉突きで関西空港からピーチでの香港行きがキャンセルになって涙した記憶が脳裏をよぎります、、、
定時に仕事を終え、18時過ぎに職場を出発。近所の平和駅からJRで新千歳空港へ向かいます。空港はキャンセル待ちの乗客でごった返しているけれど、運よく自分のフライトは飛びそう。
しかし、なんと自動チェックイン機でトラブル。「渡航書類について確認がございます」とのエラーメッセージ。「カウンターへお越しください」とのこと。どうやら今回の特典航空券の後半に、インドへのフライトが入っているので、ビザの申請状況を確認する必要があるみたい。「そんなの直前でいいじゃん!」と思いながら長い行列に並ぶことに、、、
ちなみに今回の荷物はこれだけ。ランニングシャツはどうせ記念品で貰えるし、完走Tシャツとタオルも貰える予定なので、着替えは持っていきません。
セカイルーターは短期間の滞在なら、現地のSIMカードを買うよりお得。海外100か国以上の国や地域で利用でき、2回分くらいのモバイルバッテリーとしても機能します。
一眼レフは夜景を撮るにはいいのですが、最軽量のEOS KISSシリーズでもちょっと重め。ブログに載せる大半の画像はスマホやコンデジでもいいけれど、いろんな用途で使うとしたら、ミラーレスが最も汎用性が高いのかな。私的に今現在の最適解は、
- スマホ2台持ち。カメラのスペックが良い方を機内モードオンリーで撮影専用
- RX100などのハイスペックコンデジを撮影専用
いずれにせよ、スマホ1台で両方の用途を満たすのは、バッテリーの関係で無理。旅で使う三脚はやっぱりコレ。ベルボンのトラベル三脚。これは軽いし動きが良いしで「買い」だと思います。
なお、シンガポールの様な東南アジアでのレースでは、ウェストポーチに入れているスマホのタッチパネルが汗で機能しなくなるので、写真を頻繁に撮るならやはりコンデジを用意したほうがいいでしょう。
羽田空港ターミナル間の無料連絡バスについて
羽田空港国内線ターミナルから国際線ターミナルへの移動は、ターミナル間の無料連絡バスが便利です。無料連絡バスには2種類あって、
- 国内線第1ターミナルと国内線第2ターミナル間の往復
- 国内線第1、第2ターミナルと国際線ターミナルの循環
この2種類のバスが運行されています。バスの運行時間は朝の5時から24時台までほぼ4分間隔となっており、各ターミナル間は3分~7分程度の移動時間となっています。
なお乗車にあたり、ボーディングパス等の提示は不要です。この辺は成田空港や関西空港も同様。バンコクのスワンナプーム空港とドンムアン空港のシャトルバスや、マニラのニノイアキノ国際空港とは異なります。
羽田空港国際線ターミナルの飲食店、コンビニについて
新千歳空港で余計なカウンター行列に並ばされたおかげで、夕食抜きで羽田空港へ。23時以降の羽田空港国内線ターミナルは閑散としており、営業しているお店はほぼ全滅、国際線ターミナルでもエントランスプラザのAir LAWSONと江戸小路の外れにある一部の飲食店に限られます。
羽田空港国際線ターミナルで出国手続きを済ませた場合、搭乗ゲート付近にいくつかの飲食店が24時間営業していますが、コンビニはありません。
国際線ターミナルのエントランスプラザは眠れない!?
さて、無料連絡バスを利用して国際線ターミナルへ。今晩は空港野宿、寝床探しからスタートです。
羽田空港で仮眠をとるのは昨年4月以来2回目。その時に書いた記事での結論は、出国手続きを済ませて搭乗ゲート付近で寝るのがもっとも快適、ということでした。
羽田空港での仮眠はどこが最適?香港エクスプレス早朝便で週末旅行と重慶大廈(チョンキンマンション)や香港の夜景など
しかし、今回はシンガポール航空のカウンターで搭乗手続きを済ませないとならないため、残念ながら翌朝まで出国手続きができません。
今回もエントランスプラザのAir LAWSONでビールと食料を買い込んで、24時近くになって夜食から。どこの国へ行ってもコンビニさえあれば暮らせる私。
お腹が満たされたら、エントランスプラザの隅っこにあるベンチで寝ることにします。Air LAWSON付近は所狭しと窮屈に過ごしている人が多いのに、なぜここだけが空席なのだろうかと疑問に思っていたのですが、その答えは深夜2時過ぎにわかりました。
寒い、、、(泣)
近くに外へ通じる入り口があり、夜間でも空港職員さん達が頻繁に出入りするので、風がビュービュー吹き込んでくるのです。
北海道暮らしであらゆる環境に耐性のある私でも、さすがに寒くて寝られたもんじゃありません。
【結論】秋冬の季節はエントランスプラザで寝るべからず。
素直に4階へ移動しましょう。
隠れた穴場?「日本橋下にテーブル・椅子があります。」
深夜2時に移動開始。2階の到着ロビー、3階の航空会社カウンターは満席で全滅。4階の江戸小路、5階のTOKYO POP TOWNもすべての椅子が先客で満席です。
「寝ることころがない、、、床で寝るか?」
どうしようかな、と江戸小路の外れに行くと、工事中のパーテーションにラミネートされた案内が。ん!?
「日本橋下にテーブル・椅子があります。ご利用ください。」
ここで言う「日本橋」とは江戸小路にある日本橋。この橋の下にスペースがあって、フードコートのようなテーブルやイスが用意されています。
横になることは難しいですが、職場のデスクで居眠りする感じで寝ることは可能。夜中ですが、勤務前のCAさん達もここで談笑している姿も見受けられます。
割と静かで薄暗く、ここで再び2時間の仮眠。
熟睡できなかった羽田空港国際線ターミナルで迎えた朝
5時に目が覚めたので、再びエントランスプラザのAir LAWSONへ。今度は朝食。寒い夜だったのでホットコーヒーが飲みたくて。
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この旅行記を書いているクリスマスイブの早朝も寒くて、出勤前にコーヒーを飲みながら書いています。
老親がたまに言う「年を取ると寒さが身に応える」というのが少しずつ分かるようになりました。脂肪燃焼に関係しているのでしょうか?
生まれ育った北海道が好きですが、冬場は温暖な地域に生活拠点を移し、遊ぶときだけ北海道に帰ってくるようなライフスタイルに変えていきたいです。
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さて、コーヒーを飲み終えたらシンガポール航空のカウンターで搭乗手続きへ。出発3時間前から受け付けてくれます。羽田空港の早朝便は中国本土と香港、台湾、韓国行きばかりで、8時50分になってやっと東南アジアのシンガポールなんですね。
出国手続きを済ませ、スマホの充電をしたり、マラソン受付会場への行き方をリハーサルしたりしながら過ごします。
書店併設のドラッグストアでミネラルウォーターを購入しようと覗いてみると、ワンピースの最新刊が。即買いして機内へ乗り込むことに。
シンガポール航空はスタッフも笑顔で丁寧なので、とても好感が持てます。温かいおしぼりを頂いてさっぱり。いつも利用しているのはLCCばかりなので、毛布やまくらまで与えられるのは本当に嬉しいですよね。
機内食はどれも美味しくて、お腹いっぱい。食べものの好き嫌いが多い私ですが大満足。特に煮豆と小エビのサラダが特に美味しくて。Tigerビールも私好み。
人間、お腹が満たされると眠くなるもので、そのまま深い眠りに落ちていきます、、、
シンガポール到着後はダッシュで受付会場へ向かう
シンガポールのチャンギ国際空港のエアサイドは、これから出国する人たちと到着したばかりの人たちが混交する作りになっています。そのため、エアサイドのラウンジで食事をしてから受付会場へ向かおうと企んでいたのですが、今回はちょっと時間が足りなさそうなので、すぐに出発することに。
チャンギ国際空港内はクリスマスムード。季節感が乏しい東南アジアで南国のクリスマスというのも悪くないですよね。
チャンギ国際空港は出国がスムーズな半面、入国にはそこそこの時間を要します。イミグレを通過した時刻は16時15分。マラソンの受付締め切りは19時ですので、残り3時間を切りました。ちょっとドキドキ。
大会の受付会場があるベイフロントまでは、途中でMRTを乗り換えする必要があります。
混雑を避けるなら、EW8「パヤレバー」で乗り換えたほうがいいけれど、CC6「スタジアム」でもう1回乗換えをしないとならない可能性もあるので、EW12「ブギス」で乗り換えた方が分かりやすいかも。
難点として、地下の移動距離が長いところですね。
大会受付会場はマリーナ・ベイ・サンズのEXPO&コンベンションセンターホール。
4月のクアラルンプールマラソンと昨年12月のホノルルマラソンのどちらも受付会場はコンベンションセンターでした。
この場所は交通機関との親和性が良いので、海外ランナーにとっては分かりやすくて嬉しいです。空港からマリーナ・ベイ・サンズまでは、MRTの乗換え1回だけで約40分くらいで来られますので、大変便利です。
受付会場は出場区分ごとにブースが分かれていて、丁寧に案内してくれます。ボランティアの方々が笑顔で対応してくれ、とても嬉しく感じますよ。
受付が完了すると、ナンバーカードとランニングシャツ、サングラス、メッシュバッグ、手荷物預け用バッグ、試供品などが貰えます。
受付が終了すると、今度はEXPO会場です。まずは大会オフィシャルのグッズ販売やスポンサーのブース。
私が訪れた時間帯は多くの商品が値引きされ、格安で販売されていました。多くの商品に25%OFF等の値札が付いており、閉店前の投げ売りのようです。
私もキャップを5ドル、ロングスリーブのポロシャツを10ドル、ステッカーを1ドルで購入し、14ドル値引きされたみたいです。
支払いは現金でもクレジットカードでも大丈夫。
続いてメインブースへ。ここでは大会ヒストリーやコースの詳細など、各種の展示がされています。
撮影ブースもあり、この時間は私のように空港からダイレクトでやってきた方で賑わっていました。
そして最後は、その他のグッズ販売やマラソンイベント関連のブース群。北海道をはじめ、日本のいくつかの自治体関連もブースを展示していました。
受付終了後にやるべきことは全部で3つだけ
受付が終了したら、翌朝のスタートに備えてやるべきことは3つだけです。
- 夕食を早めにとる
- 朝食を準備する
- 宿のチェックインを済ませて、早めに寝る
たったこれだけです。場所がシンガポールというだけで、やるべきことは日本にいるのと変わりません。
少人数ならマリーナベイサンズのフードコートが利用しやすい
マリーナ・ベイ・サンズの地下には大き目のフードコートがあって、一人旅には大変便利です。
外食文化が定着しているシンガポールでは、ホーカーズで格安に食事を取ることができます。でも、受付会場と直結するここの利便性がとても高く、食事の選択肢の多さや利用しやすさを考慮すると、ホーカーズより割高でもおススメ。衛生面でも安心です。
座る席がないくらい混雑しするのが難点ですが、一人なら相席しやすいので大丈夫。ティッシュや帽子を置いて席を確保してから、お店に並ぶのがベター。
シンガポールでは現金決済がまだまだ一般的なので、10ドルから20ドルくらい持っていれば大丈夫。私は日本でもお馴染みのペッパーランチにしました。
スタート地点まで徒歩圏内、格安。アラブストリートのカプセルホテルがおススメ
夕食を済ませたら、コンビニやパン屋さんで朝食を購入しましょう。日本から日持ちするものを持って行ってもOKです。
さて宿泊先ですが、今回はアラブストリートにあるCUBEさんというカプセルホテルに泊まることにしました。
シンガポールは香港ほどではないものの宿泊費が高くつくので、安宿=ドミトリーになりがち。でも、最近はカーテン付きでセキュリティもしっかりとしたドミトリーも多いので、4,000円未満で快適に過ごすことができます。
受付の女性がとても親切でフレンドリー。彼女に案内されたお部屋はこのような感じで、部屋に入る前に鍵付きの靴箱があって内部もかなり清潔。カプセルホテルとしてのクオリティは日本と同レベルなのでおススメ。アゴダから予約しました。海外ホテルは今までずっとエクスペディアで予約してきましたが、最近はアゴダが多くなってきました。東南アジアに強い印象。それとサイトが見やすく、予約後のドキュメントも見やすいのでおススメ。
話を戻して、CUBEさんの話。各自のブースには、鍵付きの収納スペースまで併設されていて、入り口にはロールカーテン付き。プライバシーが確保されて、完全に個室のブース。内部も広々としています。もちろん照明と空調、マルチタイプの電源やUSBコンセントもあり、フリーWiFiも使えます。これは快適ですよ。
トイレとシャワーブースは個室になっていて、シャワーはアメニティ備え付きでタオルも貸してくれます。
こんな快適なカプセルですが、今回は長居できないのが残念。シャワーを浴びたら翌日の出発準備を早々と済ませて、すぐに就寝です。次回、シンガポールを訪れるときにはリピ確実です。
そしていよいよ待ちに待ったシンガポールマラソンの当日朝を迎えます。