こんにちは!コモ子@やまたび北海道(@ComocoHk)です。
カンタンな自己紹介。
40代後半になって海外マラソンのに魅了された、未だにサブ4未達のファンランナー。
月間走行距離は100km程度。ごく一般的なサラリーマンです。
先日、2018シンガポールマラソンに参加してみましたので、マラソンの様子について書いていきます。
この記事では、シンガポールマラソンの参加を検討されている方を対象に、
- フルマラソンとハーフマラソンのどちらに参加しようか迷ったら、ハーフマラソンを選ぶべき理由
- エントリーは日本事務局を通さず、直接現地のウェブサイトから申し込んだほうが割安
- 現地到着から受付までの流れ
- 当日の朝、レース開始直前の様子
以上のような内容で書いていきます。
フルマラソンとハーフマラソン、どちらに参加しよう?迷ったらハーフマラソンを選ぼう
日本国内のレースで最後まで走り切れる方ならば、フルマラソンにエントリーしても大丈夫。
でも、ちょっとでも自信のない方、途中で歩いてしまうような方であれば、私はハーフマラソンを推奨します。
理由は次の通りです。
- 東南アジアのレースはとにかく暑いので、日本国内のレースより遥かに体力を消耗する。特に後半戦の気温の上がり方は特に厳しい。(追記)2019年大会からは、夕方の開催に変更になりました。
- 2018年大会のコースを例にお話しすると、20km地点以降のコースはそれほど面白くない。
- ハーフマラソンの場合、完走Tシャツは貰えないけれど、メダルだけは貰うことができるので、完走できないリスクを冒してまでフルマラソンにエントリーする必要はない。
せっかくのシンガポール。
たいていの人は、楽しい観光も兼ねているはず。
だから、走るだけでお腹いっぱいになったら、ちょっともったいないですよね。
だからハーフマラソンがおススメ。
大会への参加、達成感、完走メダル、観光とどれもバランス良く得られるので、ハーフマラソンはまさに美味しいとこ取り。
エントリーの人数も、フルマラソンよりハーフマラソンのほうが多いのが実情です。
東南アジアのレースはとにかく暑い!体力の消耗は想像以上
シンガポールは赤道直下に近く、典型的な東南アジアの天気。
この蒸し暑さに慣れない日本人がフルマラソンに参加した場合、体力の消耗がとても激しくて、苦しいレースになることが予想されます。
私は2018年のクアラルンプールマラソンにも参加しましたが、かなり苦しい思いをしました。
なので、2019年のバンコクマラソン、ルアンパバーンハーフマラソン、2020年のタイシークランなどではハーフマラソンにしか参加していません。
しかもシンガポールマラソンは、開催時期が12月上旬。
日本との気温差が20度近くもあり、身体が慣れないままでのスタートになります。
せっかくのシンガポールですから、観光やグルメも楽しみたいですよね。マラソンだけで燃え尽きてしまい、痛い足を引きずっての観光や、弱りきった胃腸を労わりながら胃薬を服用し、食事やビールが美味しく感じられないなんて、ちょっともったいないじゃないですか。
そのくらい体力が消耗するということを念頭において、レースに参加すべきだと思います。
20km以降のコースはあまり楽しめない!?
2018年シンガポールマラソンのコースに関して言えば、高速道路を含めて商業地を走るのは20kmくらいまでの区間でした。それ以降はガーデンズ・バイ・ザ・ベイ・イーストの広大な敷地内外を走るので、イメージ的には休日にみんなで公園内を走っているような感じ。
シンガポールは清潔で整備が行き届いていますので、これはこれで爽やかに感じるランニングなのですが、応援者が多い沿道を走るイメージが強い日本の都市型マラソンとは、ちょっと異なる印象を受けるかもしれません。
そういった意味では、ハーフマラソンの場合は都会のど真ん中を走ることができます。後半を惰性で走るフルマラソンよりハーフマラソンを推したいと思います。
ハーフマラソンでは完走Tシャツは貰えないけれど、メダルは確実にゲット!
フルマラソンは制限時間7時間とかなり長めの設定。余程のことが無い限り、誰でも完走できる時間設定です。しかし、万が一リタイアした場合は完走Tシャツどころかメダルすら貰うことが出来ず、何より敗北感で辛い思い出になってしまいます。
私は2018年4月のクアラルンプールマラソンにも参加しましたが、シンガポールもクアラルンプールも完走Tシャツのデザインがかなり地味なので、個人的には要らないかな、と思います。
それよりもむしろ、スタンダードチャータード銀行のコーポレートカラーのランニングシャツを着てみんなで走ることのほうに価値があると思います。
ここは堅実にメダル狙いでハーフマラソンに出場したいところです。
シンガポールマラソンのエントリーは日本事務局を通さず、現地のウェブサイトから直接申し込んだほうがおトク!
ホノルルマラソンのように日本事務局からのみでしか申し込めない大会や、ソウル国際マラソンのように日本人参加者が優遇される大会、香港マラソンのように抽選で選ばれなくても先着順で参加が確約される大会の場合は、積極的に日本事務局を通じて申し込むべきです。ここは数千円をケチるべきではないと思います。
しかし、シンガポールマラソンに限って言えば、日本事務局から申し込むメリットはほとんどなく、むしろ現地のウェブサイトから早期に申し込んだ方が、割安になってお得感があります。それでも英語が苦手な方にとっては、日本事務局でエントリーしたほうがずっと楽になるのは事実。そうでなければ現地のウェブサイトで申し込んだほうがいいでしょう。
参加費用を対比した場合、次のようになります。
- 日本事務局から第1期に申し込んだ場合 12,000円
- 公式ウェブサイトでスーパーアリーバードで申し込んだ場合 108シンガポールドル(手数料込み)
1シンガポールドルを84円で計算した場合、3,000円くらいの差があります。ただし、スーパーアーリーバードは4月後半で締め切られてしまいますので、かなり早期からの計画が必要になります。
なお、日本事務局のウェブサイトでは、レースが近くなると、レースガイド(日本語版)が公開されますので、誰でもこちらを閲覧したり、ダウンロードしたりすることができます。
チャンギ空港到着から受付場所のEXPO会場までについて
シンガポールマラソンは、前日19時までに現地で受付を済ませればよいので、前々日からシンガポール入りしなくてもまったく問題ありません。
私は羽田空港を、前日の午前9時に出発するシンガポール航空で現地入りしましたが、特に問題なく受付を済ませることができました。
なお、帰りも13時10分発のバンコク行きに間に合いましたので、14時台の羽田行きのフライトを利用すれば、土曜発で1泊2日の旅程も十分可能です。ただしこの場合、ホテルに荷物を預けていると時間に間に合わないかもしれません。
チャンギ空港に到着後、約1時間の入国審査関連の時間を要したとしても、受付会場までMRTで真っ直ぐ向かえば1時間以内で到着することができます。
2018年の受付会場は、MRT「ベイフロント」駅直結の「マリーナベイサンズ・エクスポ&コンベンションセンターホール」でした。
チャンギ空港からMRTに乗った場合、「タナメラ」駅でホーム向かいのイースト・ウェスト・ラインに乗り換えます。次にそこから4駅の「パヤレバー」駅でサークルラインに乗り換えるか、8駅の「ブギス」駅でダウンタウンラインに乗り換えて、「ベイフロント」駅へ向かいます。
「パヤレバー」駅も「ブギス」駅も乗換えにやや距離と時間がかかるため、キャリーケースを持っている場合は注意が必要です。
受付会場では、スマートフォンに表示されたQRコードとパスポートを見せれば、ナンバーカード一式を受け取ることが出来ます。ちなみに、万が一スマートフォンにQRコードを表示できないことを想定して、QRコードをプリントしておくことをお勧めします。
受付のスタッフからナンバーカード一式を受け取ったら、EXPO会場を通り抜けて終了です。
マラソンの受付会場でいつも感じることですが、受付の対応をしてくれるボランティアスタッフの方々が、満面の笑みで対応してくれるので、思わず嬉しさが込み上げてきます。
さてEXPO会場では、大会の記念グッズやマラソン関連のギアの販売がされています。私が訪れたレース前日の17時頃は、すでに多くの商品が値引きされており、格安で大会関連グッズを手に入れることができました。
シンガポールマラソン当日の朝、レース直前の様子
シンガポールマラソンは、F1ピットビルディング前からスタートします。シンガポールフライヤーのすぐ北側で、「富の泉」で有名なサンテックシティの東側になります。
スタートはエリートランナーが午前4時30分頃で、最終ランナーでも午前5時30分くらいになります。そのため、午前3時から午前4時くらいには現地到着して荷物を預けたり、トイレを済ませたりする必要が生じます。
MRTの始発前の時間帯にどうやってスタート会場へたどり着くか?
さて、ここで問題になるのは宿泊先からの移動手段です。MRTの始発前なので、徒歩圏内のホテルに宿泊して徒歩で移動するか、タクシーを利用することになるでしょう。
事前予約のシャトルバスが運行されますが、タクシーを含めてキャッチできない場合も想定して、徒歩圏内に宿泊するのがおススメです。
私はブギスのアラブストリートにある格安ホテルに宿泊しましたが、同じくらいの距離では、チャイナタウンあたりも視野に入るかもしれません。シンガポールは宿泊費が高くなるので慎重になりますが、予算が許すならば、ベイエリアのホテルに泊まるのがいいでしょう。
リュックくらいの荷物なら、手荷物として預けることができる
シンガポールマラソンでは、透明のビニール袋に着替え等を入れて、手荷物として預けることができます。貴重品を入れることは勧められませんが、財布やパスポート、スマートフォンをポーチに入れて走るのであれば、残りの荷物は小さめのリュックに入れて預けてしまえばいいでしょう。
前述のように当日に帰国する場合は、ホテルに荷物を取りに帰ってチェックアウトをしてから空港へ向かうと、間に合わない可能性があります。ハーフマラソンであれば、ホテルに帰ってシャワーを浴びて着替え、朝食をとってから出発しても余裕があるでしょうが、フルマラソンの場合は時間との戦いになります。
そういうときに備えて、すべての荷物を預けてしまうことも選択肢の一つです。実際、私がそうでした。
トイレは十分にあるので、それほど待たないで利用できる
参加者、特に女性にとって心配なのはトイレの問題です。特にスタートして1時間前後くらいまでの尿意は誰でも起こるもの。
シンガポールマラソンでは、出走後もトイレが設置されていますが、フルマラソンとハーフマラソンが同時に出走するために、かなり混雑します。
ただし、スタート会場には膨大な数の仮設トイレが設置されておりますので、ここで待つことはほとんどないでしょう。ライトが点いておらずに暗いかもしれませんが、トイレットペーパーも完備されています。
トイレを済ませたら、いよいよ出走です。事前に申告したタイムによって割り当てられたゾーンに並んでスタートになります。とは言っても、さらに1分ごとに区切られてスタートしますので、同じグループでも前方に並んでいた方が、早めの出走ができます。