こんにちは!やまたび北海道のコモ子です。
引き続き、シンガポール旅行記の第3日目についてライトに書いて行きます。最後までお付き合いくださいませ。
ゲイラン地区のゲストハウスで夜を明かしたのち、チャイナタウン、リトルインディア、ゴールデンマイルコンプレックス、最後にチャンギエアポートの第4ターミナルからエアアジアでクアラルンプールへ向けて出国します。
ゲストハウスの朝、1時間ほどゆっくりと過ごしてみる
よく寝た~!というわけで、8時起床。やはり人はベッドで寝るべきですね!
ゲストハウスの共有スペースで遅めの朝食。パンとジャム、飲み物が置いてあるので、パン2枚にピーナッツバターを塗って、コーヒーを1杯いただきます。欧米人の女性が2人、男性が1人。
すでに焼きあがったパンがトースターの中に入ったままだけど、それを自分が貰って新しいパンをセットすると、パン泥棒で怒られるかもしれないので、焼かずに食べました。30秒もしないうちに、女性が持って行ったので、判断は間違っていなかったもよう。
食後に、コミュニティルームのPCを拝借してブログの更新をしてみます。ノマドワーカーにはいろんな定義があるけれど、自分は日本国内で仕事をしながら短期で海外旅行をし、帰国してから作業をするスタイルがいいみたい。
30分くらい作業をしてから出発。
前回の訪問で行けなかったチャイナタウン、大好きなテッカ市場、ゴールデンマイルコンプレックス、最後にチャンギ空港の新しい第4ターミナルでシンガポールを締めようと思います。
チェックアウト時に対応してくれたゲストハウスのおじさんは、とてもステキな人でした。海外で「日本人ですか?」と日本語で訊かれるだけで、嬉しくなってしまうんですよね。
さて、まずはチャイナタウンへ向かうため、MRTの駅まで歩きます。
ゲイラン地区の街角の露店では、正体がわからない錠剤を売っている人がいました。やや怪しさがあるものの、大きな交差点至近でこの時間。普通の薬なのでしょう。土地や人種を見て偏見を持ってはいけません。
チャイナタウンがオモシロイ!
まずはチャイナタウンへ。MRTの駅の出口からメインストリートが広がっています。
小さな都市国家に、これほど多くの人種がそれぞれのコミュニティを形成して暮らしているのに驚きを隠せません。シンガポールは中華系が60%以上いるのだそうで、日本人も0.5%くらい住んでいるのだそう。これは同じマレー半島のクアラルンプールとはかなり異なる印象。
国の成り立ちの歴史上なのでしょうか、中華系の人種が優位なような印象も受けますが、真実は不明。
さて、シンガポールのチャイナタウンは、いかにもチャイナタウンという雰囲気で普通に楽しめちゃいます。
今や中国は世界第2位の経済大国で、平成の時代に日本は遥か彼方まで後れを取ってしまいましたよね。やはり彼らの神髄は逞しくて優秀な民族なのでしょう。世界各地にチャイナタウンはありますが、どこも中華圏のコミュニティがしっかりと出来上がっている印象。
チャイナタウンコンプレックスのホーカーで現地の人に混じって2回目の朝食をとることにします。
年配の人たちが集まるところは、このようにローカルな色合いがかなり強いと思います。反対に若い人しか見ないような場所は、近代的な街並みであることが大半。これは日本でもだいたい一緒ですよね。
年配の男衆が円卓を囲んで雑談するのは、日本ではあまりないこと。たまにお風呂屋さんでこういう光景を見ることがありますが、基本的に日本の男は孤独なことが多いと思います。深センの公園でも男衆が集まって麻雀やカードゲームに興じる姿を見ました。日本の男は結婚を境に人付き合いが悪くなる傾向があり、職場の仲間とゴルフに行くのが関の山。職場以外のメンバーと付き合わなくなる感じがしてなりません。
果たしてどこに本質的な問題があるのでしょうか。
さて、まずはチキンライスです。これで2ドル(約170円)。
安いだけあって、肉は超薄かったのですが、小腹が空いたときには、このくらいのサイズがいいのかもしれませんね。
よく、女性は「少なくてもいいから、いろんな種類のものを食べたがる傾向がある」なんて話を聞きますが、こういう場面では同意。ホーカーの食べ歩きにはちょうど良いサイズでした。
最近、旅慣れてくるにしたがって、露店や屋台で食べることが多くなったし、まったく躊躇しなくなりました。驚くかもしれませんが、お腹を下すどころか、海外では便秘になることのほうが多いですね。
でも、食品会社の品質管理部門で勤務していると、例えばこのご飯のウエルシュ菌は大丈夫だろうか?チキンはカンピロバクターが死滅するまで中心温度が過熱されているだろうか?緑の葉物野菜は次亜塩素酸ナトリウムで消毒洗浄の処理はされているだろうか?などなど気になってしまいます。これは日本も同じ。
続いてアイスカチャン。通称はABC。マレー半島の名物かき氷なんですよ。でも現地人が食べているのは見たことがないかもです、、、
これも1ドルくらい。おばあちゃんが店の奥で作ってくれました。ホーカーには高齢の店主さんもかなりの割合で存在します。毎日30度を超える暑さのなか、小さな店内で煮炊きをするのは本当に大変でしょうね。
1階の市場をそぞろ歩き。肉、野菜、魚、乾物、何でも揃います。
シンガポールでは自炊することは少なく、外食が一般的だというので、買いに来ている人たちは、2階のホーカーの店主たちなのでしょうか?そうだとしたら、きわめて合理的な市場ですよね。
屋外に出て、続いてマクスウェルフードセンターまで歩きます。
入り口付近にあるチキンライスの超有名店は、午前11時の段階でご覧の通り行列が出来ていました。この列は実に外まで続いていましたが、現地の人?それとも観光客?
どの国でも有名店には行列ができるんですね!
自分は最初からこちらの店狙いでした。行列が出来ていた「天天海南鶏飯」から飛び出した料理人が開いたという「阿仔海南鶏飯」。待たずにすぐ食べられますし、価格もちょっとだけお安くなっています。
うん、確かに美味しいと思います。でも、自分はローストしたチキンライスの方が好きですね。日本人好みはローストだと思います。
ちなみに、なぜ香港からシンガポールまで鶏肉がメインなのでしょうか?帰国後にそういう疑問を調べて解決すると、旅に奥行きができます。
日本でも丸鶏のローストをぶら下げて営業すれば、かなり流行りそうな感じがしますが、チキンライスのお店って日本では見たことがないかも。
しかもこの料理なら、日本でも簡単に作ることができると思います。ご飯が栗ご飯だったり、おこわだったり、いかがでしょうか?どなたかそんなお店やってみません?
リトルインディアのテッカ市場が大好き!
次にリトルインディアへ移動して、まずはテッカ市場へ向かいます。ここはお気に入りの場所♪
実は、2階から吹き抜けを通して俯瞰することもできるんです。
市場を見るのは日本国内でも楽しいように、どこの国で見ても面白いんですよ。自分は10年以上外食や食品製造に携わっているので、興味が深いのかもしれませんが、昔、父親が魚の卸をしていたこともあって、潜在的に親しみがあるのかもしれません。
また、こういう匂いを嫌う人がいますが、これも魅力の一つ。
個人的には、魚や肉より野菜や果物を見ていた方が楽しいですね。普段、スーパーで買い物するときも野菜や日配品が多いかも、、、
テッカ市場にもホーカーが併設されています。混雑していて、座る場所が見つからないくらい。
店の数と客席の数のバランスが悪いかもしれませんね。店1軒に対しての客席数を考えてレイアウトするのが普通だと思いますが、そうでもないのかも。ちなみに自分が以前勤めていたイオン某店のフードコートもバランスが悪かくて、土日祝日は開いている席が無くてクレームを受けたくらい。
リトルインディアということがあって、インド系の料理が多く、手で食べている人をかなり見かけます。南アジアへは行ったことが無いのでわかりませんが、手で食べるという経験をいつかしてみたいと思います。本当に美味しいらしいですね。
基本的にリトルインディアはメインストリートの両脇に展開しているので、一通り往復してみましょう。面白いものがあったら購入してみようと思いますが、、、結局何も買いませんでした。
来年、初めてインドに行くのですが、やはり本場はこんなものではないのでしょう。今から楽しみ!
ムンバイに行くのでガンジス川で沐浴はできないけれど…
ゴールデンマイルコンプレックスでタイ三昧!
最後に訪れるのは、ゴールデンマイルコンプレックス。こちらは別館のホーカーが入ったほう。
ドイター専門店みたいなお店があったのですが、シンガポールでこういう商品群がどのくらい売れるのかはちょっと疑問ですよね。
でもブキティマで練習しているランナーたちは、サロモンやアルティメイトディレクションといったブランドのランニングパックを背負ってトレーニングしている人が多かったので、やはり需要はしっかりあるのでしょう。
ミリタリー系の刺繍をすお店がたくさんあります。
階級章やネームを購入する人がいるのでしょうか?それともここで正式に作るのでしょうか?マニアにはたまらないお店です。
道路を横断して、ゴールデンマイルコンプレックスの内部に入ります。
うーん、タイ感がハンパない!ワクワクが止まらない!自分が好きなのはこういうところ~。
シンハー飲みてぇ!と言って昼間から飲んでしまうと疲れるし、財布を落としたりしかねないのでガマンガマンと。
ゴールデンマイルコンプレックスの中には、テナントだけではなくて、スーパーマーケットもあります。タイ米は5kgで900円くらい。このお値段なら、毎日タイ米でもいいと思うのは自分だけでしょうか?
結局、何も買わず、何も食べずにゴールデンマイルコンプレックスをあとにします。
チャンギ国際空港の第4ターミナルはスゴイ!
クアラルンプールへのフライトまで4時間を切ったので、チャンギ空港へ向かいます。
エアアジアのフライトは最新のターミナル4から。えっ、LCCターミナルでしょ?と舐めていたのですが…
いやいや、これがメチャメチャ立派なんですよ。ショッピングセンターかと思うほど、、、
まず、搭乗手続きのカウンターがありません。すべてキヨスクの端末でチェックイン。手荷物の預け入れも自動。
極めつけは、出国もセルフ方式で、日本の自動化ゲートと同じイメージ。
進んでいます、シンガポール。日本は時代遅れです。
マクドナルドもキャッシュレス。おそらく定員さんとの会話は一切いらないでしょう。
フードコートは明るくて清潔。お店もたくさんあって、とても広々としています。
さすがにホーカーほどではありませんが、格安な料金で食事ができるのできっと満足いくはず!
もちろん、プライオリティパスを利用できるラウンジも。食事が充実しています。
もちろんお酒も飲み放題。席数が多くて、閉鎖的なボックス席もあるので、読書や仕事も捗りますね!
えっ!?こんなに食べるの?っていうくらい、食事が美味して充実していました!プラザプレミアムラウンジの系列では最も充実しているかも。
最後に地元のタイガービールで乾杯!とりあえずビールは最近控えています。最後に嗜(たしな)む程度に。
床のフカフカ感がハンパないです。ここは高級ホテルでしょうか?
全体的にシートも空間も余裕があって、ただそこにいるだけで快適な気分になれます。LCCの乗客に開放するなんてもったいない、と思うのは自分だけ?
クアラルンプールで乗り継いで新千歳へ帰ります
クアラルンプールに到着して再びマレーシアに入国。
新千歳行きのフライトまで4時間くらいあるので、いつものプラザプレミアムラウンジで生ビール。KILA2のエアサイド側のラウンジは缶ビールですが、ゲートウェイ側のラウンジでは、注文して生ビールを持ってきてもらうことができます。
ビールって本当に幸せな気分にさせてくれます!
今回の旅はこれにておしまい。休日は4日間でしたが、新千歳到着は朝なので、実質3日間の旅程です。これだけで、まるで1年くらいトリップしたかのような感覚になれるんですから、海外旅行は止められませんね。
旅の楽しみ方はいろいろあって、バックパッカーもいれば、ツアー添乗員付きで欧米限定、しかも清潔なところしか行かない、という方だって結構多いと思います。
いろんな旅行者がいますが、旅を通じて笑顔になれて、幸せを感じることができるのであれば、結果は一緒だと思います。
実はこれは登山と通じるものがあります。非日常を生きることに価値があるのでしょう。だからどちらも一生続けていきたいし、ブログを通じて魅力を発信し続けていきたい、と思います。
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帰国後の夕方、一気に悪寒がして38度以上まで熱が上がりました。発熱以外の症状が無いので、ジカ熱か!?と疑ったのですが、風邪だったみたい。
結局、約2週間くらい体調不良を引きずってしまい、宿代をケチったからなのでしょうか、代償を払うことになってしまった感が否めません、、、
最後までお読みいただきありがとうございます。皆さんもよい旅を!