先日、中国広州市に遊びに行ったときに購入した交通系ICカード「羊城通」が便利でしたので、購入方法についてお伝えします。
中国語や英語が出来なくても大丈夫。
広州白雲国際空港を乗り継ぎで利用するだけの方でも、記念にICカードを購入して1日だけ広州旅行を楽しんでみませんか?
地下鉄の窓口で買うのが一般的。券売機でも買えることも。
実際のところ、2018年10月現在「羊城通」は、地下鉄の駅の自動券売機で購入できます。
この新しいタイプの自動券売機は、すべての地下鉄駅に設置されているわけではありませんが、「羊城通」や「1日乗車券」などを購入することができます。
自動券売機で購入できるメリットは、中国語が話せなくてもタッチパネルの操作のみで購入できるところにありますが、
- 中国語(簡体字)を読めなくてはならない
- もしくは英語を読めなくなくてはならない
- 100元札が使えない
というハードルを超えなくてはなりません。
実は、ここで壁にぶつかる人が多いかもしれません。
例えば、広州白雲国際空港で到着して「机场北」駅から地下鉄に乗る場合、「羊城通」を購入できる自動券売機が2台ほど設置されています。
「羊城通」は実際に使用できるチャージ分込みでの販売価格が50元ですが、自動券売機では100元札が使えませんでした。
窓口で100元札を両替するくらいであれば、窓口で購入したほうが早い、という結論になりますよね。
もちろん、アリペイや微信支付も使用できるようになっていますが、バーコードを読み込んだりしている時間をかけるなら、窓口で購入した方が早いです。
さて、窓口で購入する場合ですが、中国語が話せない場合は筆談といきましょう。
「我要买羊城通。」これだけで伝わります。
「一票」を付け加えたほうがいいかもしれませんが、一人で2枚購入する人はいないでしょうから、問題ありません。
中国ではスマホ決済が進んでいますが、公共機関では現金を出しても大丈夫です。
どうですか?すごく簡単ですよね。
1回タイプのトークンはこちらの機械で。並ぶことはほとんどない。
羊城通は中心部を走るAPM線でも利用することができます。
広州塔がある珠江の遊覧船乗り場でも羊城通が利用できます。
自動券売機の右下に羊城通をかざすところがあります。
おまけ。深圳にも行く場合は「深圳通」も必要
広州市に行く方であれば、深圳市や香港へも行かれる方も少なくないでしょう。
深圳市も地下鉄が発達しており、移動には欠かせません。
深圳市の地下鉄で利用できる交通系ICカード「深圳通」ですが、私はワゴン売りしている女性から購入しました。
今回、深圳の地下鉄に乗った際、上のような新しいタイプの自動券売機を見かけました。
詳しくは見ませんでしたが、タッチパネルの画面表示は広州市のものと同じでした。システムは同じ企業が作っているのでしょうか。
もちろん香港では「八達通」が必要。
香港の「八達通」についてはみなさんご存知でしょうが、中国本土に比べてスマホ決済が進んでいない香港では、「八達通」でマストアイテム。
コンビニに飲食店などたいていのお店で使うことが出来ます。
「八達通」の購入も窓口での購入になりますが、チャージは専用の機械から簡単にできます。
これらの3都市を往来する場合、3枚の交通系ICカードを持つことになりますが、共通化も進んでいるとのこと。
ただし、中国本土と香港では使われている貨幣が異なるので、旅行者にとってはハードルが高いですよね。
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最後は少し脱線しましたが、広州地下鉄のICカード「羊城通」の買い方について、簡単にご説明しました。
ICカードの残高や現地通貨が残っていると、また広州市へ旅行したいなって思うもの。羊城通を購入することで再訪のきっかけになるかもしれませんよ。
購入は全く難しくないので、あれこれ悩まずに現地へ飛んだ方がいいと思います。良い旅を!