2017年6月18日~19日、東大雪のニペソツ山に登りました。国道の林道ゲートは閉まっていますが、どのような状況かをお伝えします。
ニペソツ山は、東大雪を代表する山の1つで、石狩岳と並んで日本二百名山にも選ばれています。東大雪では唯一、標高が2,000mを超えるのも特徴の一つです。この山の一番の魅力は、三国峠や表大雪から見る山容や山頂からの景色ではなく、何と言っても標高点・1888(通称「前天狗」)で姿を現すニペソツ山の山頂、その感動的な出会いに限るでしょう。前天狗でこの感動を味わったら、何度でもリピートしたくなる、そうしてニペソツ山に魅了されたら、今度は積雪期に来てみたと誰でも思うもの。しかし、この鋭鋒に冬期に登るのはごく限られた人だけで、一般登山者には遠い存在となってしまいます。しかも冬季は南側から登ることが多いので、白いニペソツの眺めは、大雪山系は初冠雪となる10月上旬がベスト、ということになります。