沼の原から縦走路を経て、石狩連峰を踏破した旅はユニ石狩岳登山口でひとまず終了。しかし、車を回収するためにクチャンベツ登山口まで戻らないとならず、徒歩で日没の林道を歩き、深夜の三国峠を越え、夜が明ける頃にクチャンベツへ到着したのでした。
チャンベツ登山口から沼の原を経て縦走路へ。ニペノ耳へまで登って、ユニ石狩岳まで縦走します。風も穏やかで日差しもまずまず。表大雪はもちろん遠くは十勝連峰、ニペソツ山やウペペサンケ山、クマネシリ山塊を眺めながら、天空の回廊を歩きます。
東大雪の西クマネシリ岳。マイナーな山ですが、山頂付近からの景色は最高。表大雪からウペペサンケ山まで横一列に見渡せます。なお、2016年の台風と大雨による災害で、登山口へのアプローチとなるシンノスケ三の沢林道が不通になっています。
4月上旬、三国峠からユニ石狩岳へ登ってみます。稜線へ到達するまでは背後にクマネシリの山塊が、左手にはニペソツ山やウペペサンケ山を見ながら登ります。稜線歩きは南側に少々雪庇が発達しているものの、雪質が安定していれば順調にユニ石狩岳へ到達できます。
2016年の台風により林道が被災した石狩岳ですが、最近は登れるようになったという情報です。この記事は2012年の情報ですが、夏の石狩岳について魅力を共有したいと思います。
ウペペサンケ山へ2018年6月に訪れてみた様子をもとに、糠平温泉から登山道までの林道の被災状況、および修繕の進捗状況。登山道の整備状況、および荒廃の状況。ウペペサンケ山を日帰りのためのナイトハイク
これらについてお伝えします。
2017年6月18日~19日、東大雪のニペソツ山に登りました。国道の林道ゲートは閉まっていますが、どのような状況かをお伝えします。
ニペソツ山は、東大雪を代表する山の1つで、石狩岳と並んで日本二百名山にも選ばれています。東大雪では唯一、標高が2,000mを超えるのも特徴の一つです。この山の一番の魅力は、三国峠や表大雪から見る山容や山頂からの景色ではなく、何と言っても標高点・1888(通称「前天狗」)で姿を現すニペソツ山の山頂、その感動的な出会いに限るでしょう。前天狗でこの感動を味わったら、何度でもリピートしたくなる、そうしてニペソツ山に魅了されたら、今度は積雪期に来てみたと誰でも思うもの。しかし、この鋭鋒に冬期に登るのはごく限られた人だけで、一般登山者には遠い存在となってしまいます。しかも冬季は南側から登ることが多いので、白いニペソツの眺めは、大雪山系は初冠雪となる10月上旬がベスト、ということになります。
台風の被害によって、石狩岳シュナイダーコースはどうなっているのでしょうか。壊滅した岩間温泉とセットで見に行ってきました。