時間ができたので、ゼブラを見に白雲岳に登ってみた。深夜に不眠で活動するためには、前日も翌日も休日のほうが望ましい。今回はまさにそんな条件にハマった。
「表大雪を縦走したいけれど、マイカーだと同じ登山口へ戻ってこないといけないから大変」と感じている方に向けて、バスを利用したアクセスをおすすめしてみます。旭川から層雲峡の黒岳へ、翌日は白雲岳に登り、裾合平を経由して姿見へ下りてみました。
大雪山の旭岳は、北海道の最高峰ではありますが、表大雪のゲートウェイに過ぎず、核心部は、御鉢平や高根ヶ原です。その中でも、白雲岳避難小屋とそのキャンプ指定地から眺めるトムラウシ山は、格別の景観であり、この眺めを見ずして表大雪を語れない、というくらいのものです。銀泉台や層雲峡から日帰りできないことはありませんが、雲海に浮かぶトムラウシ山や、モルゲンロートの山並みを楽しむために、ここは山中で1泊したいところ。健脚者であれば、サクサク歩けてしまう表大雪の山々ですが、今回はテントを担いでゆっくりとお花を楽しみながら、白雲岳避難小屋からの景色をご紹介します。