紅葉を先取りしたくって大雪山系黒岳へ行ってみました。やはり旬にはちょっと早いものの、夏の終わりの大雪山が楽しいですね。
「表大雪を縦走したいけれど、マイカーだと同じ登山口へ戻ってこないといけないから大変」と感じている方に向けて、バスを利用したアクセスをおすすめしてみます。旭川から層雲峡の黒岳へ、翌日は白雲岳に登り、裾合平を経由して姿見へ下りてみました。
この記事では、大雪山系の紅葉シーズンが終わり、初雪の便りが届いてしばらく経った黒岳についてお話します。具体的には10月中旬頃なので、すでにそこそこの積雪がありますが、登山客も観光客も少なく、夏山に比べて静かな山を楽しむことができるためとてもおススメ。冬山のように特別な準備もほとんど必要ありませんし、層雲峡温泉までのアクセスも雪道の運転が不要、気象条件さえ良好であればライトで楽しい山歩きになること間違いなしです。
大雪山系は6月に残雪期の終盤、7月と8月が夏山、9月が紅葉シーズン、一般登山者や観光客にとってこの4か月がメインシーズンになります。その中でも9月の紅葉シーズンはわずか1か月に満たないにもかかわらず、見どころがたくさんあるため、1シーズンですべての登山口から紅葉を見るために訪れることは難しいでしょう。選択肢はたくさんあり、①銀泉台から赤岳や大雪高原温泉の沼巡り②姿見から旭岳と裾合平
③黒岳と御鉢平④愛山渓温泉から比布岳⑤天人峡から第1公園、第2公園⑥トムラウシ温泉からトムラウシ山
などなど、表大雪だけでも行きたい場所がたくさんあります。この記事では、層雲峡から黒岳ロープウェイとリフトを利用して黒岳に登り、御鉢平を反時計回りに北鎮岳まで往復することを想定します。